著者 : しらび
あなたは思い出さなければなりません。心的外傷の奥に潜む父の仇を探し出し、奪われた名誉と失った魔法を取り戻すのです。吸血鬼の真祖の少女、アルテリアと共に。そのために図書館都市を訪れ、ありとあらゆる本が存在する図書迷宮に足を踏み入れたのですから。あなたには一つの大きな障害があります。あなたの記憶は八時間しか保ちません。ですが、方法はあります。確かにあるのです。足掻いてください、あなたが人間足りうるために。全ての記憶を取り返すために。第十回MF文庫Jライトノベル新人賞、三次選考通過の問題作、ここに刊行ー。
修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共にクラスメートを捜しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。次の目的地は、主たる魔王を喪い、聖徒会の支配のもと新たな文化の発信地となっている魔王城。だが魔王城へ入ったはずが、浩介の前には制服姿のプリシラが、そして入学式が開催されようとしている母校の姿が…!?日本と異世界が、現在と過去が交錯する幻の中で、浩介はついに生徒会長・若王子暁と再会する。異世界で日本を想う修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第六弾!
竜王防衛を果たし、史上最年少で九段に昇った八一。二人の弟子も女流棋士になれて順風満帆…と思いきや、新年早々問題発生!?不眠症や変な夢に悩まされ、初詣で怪しげなおみくじを引き、初JS研では小学生全員に告白され、弟子の棋士室デビューは大失敗。おまけにあいはロリコンを殺す服を着て既成事実を作ろうと迫る。殺す気か!!そんな中、銀子は奨励会三段になるための大一番を迎えるがー新キャラも大量に登場!熱さ急上昇で新章突入の第6巻!!新時代の将棋の歴史は、ここから始まる。
共和国の指揮官・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち“エイティシックス”の面々は保護され、一時の平穏を得る。だがー彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、シンの“能力”によって予見された“レギオン”の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。彼らはなぜ戦うのか。そして迫りくる“レギオン”の脅威を退ける術とはー?第23回電撃小説大賞“大賞”受賞作第2弾!シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く“ギアーデ連邦編”前編!“死神は、居るべき場所へと呼ばれる”
「俺と、結婚してくれ」アシスタントで幼馴染みの結麻に、長年の秘めたる想いを告白した神陽太。もう二度とただの幼馴染み同士には戻れない。陽太の踏み出した一歩は二人の関係を決定的に変えていくー変わり始めた関係の気恥ずかしさに悶える陽太だが…一方で“業界の不条理さ”から後輩・小太郎を救う特訓を始めて!?残業代なしで多忙を極める、ラノベ作家青春ラブコメ!
高校の修学旅行中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた浩介たちは、王女プリシラとともに修学旅行を続けながらクラスメートを捜していた。次なる目的地は、オーク、コボルト、フェアリーとの交易で栄えた城壁都市。だが一行が辿り着いた時、三種族は突然千年の慣例を破り、交易をやめると言いはじめた。城壁都市の窮状を救うため、浩介たちが三種族との調停に乗り出すと、案の定そこにはクラスメートたちが待ち受けていたのだがー。異世界で奮闘しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第五弾!
遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を訪れた八一だったが…なぜか弟子や師匠までついて来てる!?一門旅行!?おまけに銀子と夜の街でデート!?そんなんで名人に勝てるのか!?あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。…だが、「もう離さない。二度と」一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔するー!!将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器“レギオン”による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。そうー表向きは。本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。“存在しない“第86区””。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜“有人の無人機”として戦い続けていたー。死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遙か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まるー!第23回電撃小説大賞“大賞”の栄冠に輝いた傑作、堂々発進!
高校の修学旅行中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた浩介たちは、王女プリシラとともに、修学旅行を続けながらクラスメートを捜していた。巫女の神託に従い、大海原を目指すことにした一行は、船を手に入れるため訪れた港町で、エルフが住むという幻の島の噂を耳にする。しかし、辿り着いた島で待ち受けていたのは、ファンタジー感溢れるエルフたちではなく、どこか見覚えのある光景だった…あれ、ところでクラスメートはどこに?異世界を漫喫しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第四弾!
小学校が夏休みに入ったその日、あい達は東京を目指していた。目的はー最大の女流棋戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』。女流棋士やアマチュア強豪がひしめくその大会を、あいと天衣は破格の才能を武器に駆け上がって行く。一方、その師匠はというと…弟子に隠れて美人女流棋士と将棋番組でイチャイチャしたかと思えば、その翌日は別の女の子と原宿で手繋ぎデート!?しかもそのお相手は…銀子!?将棋に全てを捧げた女性達が織りなす灼熱の祭典を描いた第四巻!人生で最も熱い夏が今、始まる。
高校の修学旅行中に突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた浩介たちは、王女プリシラとともに、修学旅行を続けながらクラスメートを捜し続けていた。居場所のわからないクラスメートの手掛かりを求め、一行は神の声を聞くことができる巫女がいる神託都市へ向かう。だが、長き歴史をほこる神託都市では邪教が蔓延っていた。どうせクラスメートの仕業だろうな、となんとなく察しつつ、浩介たちは邪教にゆるく立ち向かうのであったー。異世界でやりたい放題な修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第三弾!
決死の“東京”侵入で、“スポット”と“ハーメルン”への手がかりを失った蓮次たち。活路を求める叶方は最後の手段ー人気アイドルKANATAとして救務庁に潜入する。しかし、“奪還派”の起こしたクーデターに巻き込まれ!?一方、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫り、命がけの逃亡劇が始まる。全世界を敵に回しても走り続ける蓮次。命をかけて希望を繋ぐ叶方。送る者と征く者ー二人の魂と絆をかけた戦いが始まる!!
高校の修学旅行中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち。特にやることもない彼らは、旅のスポンサーであるプリシラ王女と共に異世界での修学旅行を楽しみつつ、各地に散らばったクラスメートを捜していた。そんな中、ドラゴンが観光名物になっている村に辿り着き、ドラゴンの棲む山に入っていった男の話を耳にする。聞けば聞くほどそれがクラスメートっぽいので、浩介たちはしかたなく山へ向かうのであったー。異世界を堪能しまくっている高校生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第二弾!
高校の修学旅行中に異世界へ飛ばされた少年少女。そこで出会ったお姫様から「異世界からあらわれし者が世界を救う伝説」を聞かされる。しかし彼らは普段から漫画やゲームに接し、ゆとりある教育のおかげで話をすんなり受け入れることができたため驚かなかった。だが、そんな彼らでも少しだけ驚いたことがある。それはこの世界の魔王はすでに討伐済みだったことだー。異世界を救うのでもなく、導くのでもなく、異なる文化と触れ合いながら何かを学び取る。新しい異文化コミュニケーションコメディ!
異次元の扉が開き、怪物“グラフ”が現れる日本。次元狭界管理機構によって保たれていたその平穏が、ついに崩壊!数万を超えるグラフが実体化し、日本各地で襲撃を始める!笹宮銀の支部も決死の防衛戦を繰り広げるが、被害は増えるばかり。三次元の世界では銀も実力を出し切れず、起死回生の作戦もさらなる被害を生む危険性があってーその時、一番弟子である口原琴音が口火を切る!「あたしが銀先輩の全てを、受け止めてみせますから!」「-お前は俺が育てたからな。信じてるさ」『最弱』が『最強』に並ぶ時、奇跡の一撃が生まれる!
異次元の扉が開き、人間の想像力から発生する怪物“グラフ”が現れる日本。その災厄は、次元狭界管理機構に所属する能力者たちによって食い止められていた。最強の能力を持ちながら、「弱者を育てて強者を倒す」のが趣味の笹宮銀の下に、新たな能力者・篭目純が現れる。“小鳥を出すだけ”というポンコツさに銀は喜々として指導を開始。“自分だけの特訓”でなくなり拗ね気味の口原琴音も巻き込んで、二人同時の能力開発&レベルアップを試みるのだった。そんな時、“グラフ”が実体化し、街中で姿を消すという最悪の事態が発生!銀たちは緊急出動するがー!?
異次元の扉が開き、人間の想像力から発生する怪物“グラフ”が現れる日本。その甚大なる災厄を、次元の狭間で防衛するために、次元狭界管理機構は設立された。“グラフ”と戦う戦闘員の中でも桁違いの異能を持ち、17歳にして支部のトップに君臨する笹宮銀は退屈していた。「弱者が強者を倒す」逆転劇に憧れる彼は、自分の強すぎる能力に不満を持っていたのだ。ある日、銀はある少女を見出す。それは“物体を3センチだけ動かせる”という能力の口原琴音でー『最強』が『最弱』を導くとき、真実の力が覚醒する!
繰り返される惨劇を生み出していた首謀者は、摩響たち『神悠言』が神と崇める存在だった。奴らが世界滅亡を前に娯楽として始めた余興だったのだ。戦うべき敵を定めた斗和たちは神悠言の本部を訪れる。そこで知る見えない壁を作り出していた人物の正体。その元凶となる1人を巡り、滅びの未来を救うためそれぞれの想いが交差する。ついには惨劇が現実世界すべてを巻き込み、果てしない絶望を生む。そして明らかになる、斗和の“生きる意味”とはー。絶望が絶望を呼ぶパニックホラーの最終巻!衝撃必至の結末を見よ!!
水族館の惨劇から、二か月。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと出会う。そして幼いころによく遊んだ瞬夏と偶然百貨店で再会。しかし、その再会は不条理の呼び水だったのかもしれない。一人前になりたいと願う神悠言の少女、霜月。斗和に憧れるアイドル、瞬夏。そして、力を欲する斗和。いくつもの願望と思惑が渦巻き、崩壊のアルペジオを奏でる。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を持つ魂を狩る幻想生物が姿を現す。「-貫き届く刃の意志、発動」