著者 : 成田良悟
互いに熱狂しあうのは、とてもいいものだ。例え法律や社会が否定しても俺だけは認めるよ。だから君も、安心して熱狂すればいい。人を愛するなり憎むなり、無関心を貫くなりね。 それはどれも等しく、とても価値のある事なんだから──。 ダラーズの終焉から一年半。池袋では今、通り魔による連続傷害事件が起きていた。そしてその犯人はーー池袋を舞台にしたアニメのキャラクター!? 一方、『スネイクハンズ』として池袋の揉め事解決に乗り出した八尋たち来良学園の新入生三人。そんな彼らに通り魔の犯人捜しの依頼をしてきたのは遊馬崎と狩沢だった。かつての切り裂き魔を彷彿させるかのようにエスカレートしていく事件に、徐々に巻き込まれていく首無しライダーの心の内とは──。 池袋に再び帰ってきた、キレた奴らの物語。
世界の覇権を懸けて争う巨大国家・ドナティアと黄爛との狭間に位置する謎めいた島国、ニル・カムイ。その守護神とも言える“赤の竜”に突如生じた異変の原因を突き止めるべく組織された“混成調査隊”のメンバーたちに、この島の運命は委ねられた!救うのか。滅ぼすのか。それとも、“革命”かー。TRPG(テーブルトークRPG)の手法を用いて物語を描き出すRPF(ロール・プレイング・フィクション)企画第一弾、虚淵玄×奈須きのこ×紅玉いづき×しまどりる×成田良悟が紡ぎ上げる奇跡の物語。これぞ五人の英雄が織りなす、最高の冒険譚!
世界の富を一手に握ると噂される不死商人・禍グラバとの合流を果たした“混成調査隊”のメンバーは、様々な思惑と謀略の渦巻く中、島の守り神たる“赤の竜”が狂乱した原因を突き止めるべく竜の棲まうオガニ火山へと歩を進める。そこには、かつてない“激戦”が待っていた!救うのか。滅ぼすのか。それとも、“革命”かー。TRPG(テーブルトークRPG)の手法を用いて物語を描き出すRPF(ロール・プレイング・フィクション)企画第一弾、虚淵玄×奈須きのこ×紅玉いづき×しまどりる×成田良悟が紡ぎ上げる奇跡の物語。これぞ五人の英雄が織りなす、最高の冒険譚!
「首無しライダーはね、ある種の人達にとっては希望なんだ。彼らは求めるのさ。世界が裏返る為のきっかけをねー」ダラーズの終焉から一年半。池袋では今、首無しライダーに関心を持つと消されていく。来良学園の新入生である三頭池八尋と琴南久音は、姉と妹が行方不明になっている辰神姫香のため、失踪事件を追い始めたのだが…待っていたのは首無しライダーことセルティ・ストゥルルソン本人との衝撃的な出会いだった。平和島静雄と対等にやり合った八尋の噂も駆け巡り、池袋のざわめきが大きくなり始めた時、ついには粟楠会の幹部や八尋の仲間まで姿を消していく。非日常を求めて再び動き出した池袋の行方は!?さあ、みんな一緒に、デュラララ!!SH。
“私の心は鍋模様”セルティと新羅の家に集い、なぜか鍋をつつくことになった帝人&杏里、静雄や門田たち。鍋をかこみいつしか始まるそれぞれの過去話で、明らかになっていくそれぞれの出会いやエピソード。その時、臨也は一体ー!?“デュフフフ!!”沼袋からやってきた偽静雄に、池袋はちょっとだけ大混乱に…?“成人式は突然に”臨也や静雄に加え、新羅や門田が迎える成人式の行方はー!?“世界の中心で、愛を避ける”池袋に現れた夢魔のおかげで、それぞれの妄想と現実が交差することに…。果たして帝人や遊馬崎たちの願望とは!?その他にも書き下ろしやレア掌編、公式海賊本に掲載された短編などを収録!!
伝説の魔城「契りの城」の奥深くに辿り着いたスアロー、婁、エィハ、忌ブキ、禍グラバら五人の英雄たちの前についに現界し、闘いを挑む“赤の竜”!彼らの持てる限りのすべての運命を賭け合った至高の最終決戦を通じて描き出される人と竜、そしてこの世界そのものの“新しいかたち”とはー!?英雄たちの長き旅の終わりにふさわしき、瞠目必至の決着と伝説の完成を読撃せよ。
『まあ、せいぜい楽しもうじゃないか。場合によっては、人生最後のゲームになるかもしれない。もう君らは自分の命をチップに変えているのかもしれないぞ』 いよいよ始まるカジノパーティー。ラーズランスと呼ばれる新しいホテルに、引き寄せられるかのように集結していくフライング・プッシーフット号やミストウォールの関係者たち。それは果たして裏に隠された誰かの思惑なのか、それとも運命なのか──。 一方、メルヴィと名乗るルノラータ・ファミリーのディーラーに襲撃されたマルティージョ・ファミリーの面々。混乱の中、フィーロは怒りと覚悟をもってカジノに乗り込んでいくのだが……。 そして、ギャンブルが始まる──。
“死者の王”として復活を果たした婁震戒こと天凌府君が呼び覚ます還り人の群れによって、蹂躙の限りを尽くされるニル・カムイの大地。夥しい惨劇のさなか、“赤の竜”を殺す方法を知る巫女“喰らい姫”との邂逅を果たす忌ブキたち。彼女の託宣に従って革命軍、ドナティア軍、黄爛軍、そして天凌府君軍が集うとき、人と竜とが契りを交わしつくられたという伝説の魔城“契りの城”が屹立するー!
『己の身が清廉潔白である事を証明しようかと思います』。出所したばかりの容疑者の部屋で発見された声明文。そして殺人現場の壁に残る『私は無実です』のメッセージ。芸能ゴシップや都市伝説等を扱う、とある雑誌の編集部。そこは編集長の乙野辺ルイ、通称オツベルが若き女帝として君臨していた。そんな部に急遽配属された、強面で顔面に傷痕が走る巨漢、喜佐雪弘。自分を悪人だと自負するルイと真面目ながらも謎の多い新人記者・喜佐が、いつしか連続殺人事件に巻き込まれ…。
『やあ、シズちゃん。あれで死なないなんてね。君は本当に、大した大した化け物だよ。そんな君が、人間を庇うなんて滑稽以外の何ものでもなかったけどね』 壊れ始めた街、東京・池袋。罪歌で刺され自我を失っていく新羅。そして新羅を奪われた首無しライダーは怪物と化していく。正臣は泉井の手によりケガを負い、杏里の家を訪れた沙樹は彼女を問いつめていく。意識を失っていた門田は病室から消え、セルティの首は人の手を彷徨っていく。 誰の意図かもわからず混沌とする池袋で、帝人が手に入れた力とは!? そして戒めを解かれた静雄が、ついに臨也の元へとたどり着き──。 さぁみんな一緒に、デュラララ!!×12
伝説はついに裏切りの夜を越えた…「混成調査隊」から劇的な離脱を果たした婁震戒の凶行によって一触即発となった事態の打開を図るため、各国はニル・カムイの首都・シュカにおける親善会議に先駆けて「夜会」を開くーが、その会場に突如として迫る「赤の竜」の影。革命軍、黄爛軍、ドナティア軍が三つ巴となる激戦のさなか、忌ブキに次第に芽生えていく“王”としての意志は、この島を救うのか、それとも滅ぼすのか。激動と狂瀾の果てに英雄たちを待つ驚愕の賽子の目とは。
最悪の事件を巻き込みNYへと走り続けるフライング・プッシーフット号。その裏で、もう一つの知られざる馬鹿騒ぎが起きていた──。 明け方、列車が鉄橋を渡る時を狙い、川近くの森の中で様々な思惑を抱えた列車を待つ面々が潜んでいた。車内からの連絡を待つ『幽霊(レムレース)』やジャグジーたちの荷物を拾おうとする仲間達、新たに列車強盗を目論む女盗賊団や初めての家出を決行した少年……。 彼らは一見無関係のようでいて、森と列車に誘われていくように、一つの大騒乱へと結びついていく。 そして、列車が鉄橋を渡る時──。
ヒューイ・ラフォレットの脱獄で混乱するNY。その中心はフライング・プッシーフット号関係者たちが集うフィーロのカジノだった。 だがそこに現れた異質な人物により、事態は大きく動いていく。メルヴィと名乗るルノラータ・ファミリーから来た人物に、マイザーだけでなく、過去の記憶を持つフィーロも不信感を抱かずにはいられず──。 一方、錬金術師たちもそれぞれの思惑で動き始める。NYに集まりつつある彼らの目的は何なのか。さらに、街を彷徨う詐欺師(ネイダー)が出会うのは一体誰なのか。 全ての鍵を握るのは、『葡萄酒(ヴィーノ)』という殺し屋の動向だった。果たしてこの切り札(ジョーカー)を手にするのは誰なのか──。
ヒューイ・ラフォレットが脱獄し、NYに混乱が訪れる。ヴィクターを筆頭とする捜査局はヒューイの消息をさぐりつつも、NYにはびこる不死者絡みの集団の捜査を始めていた。 だが、その裏で起きている事件は予想をも裏切っていく。 発端はラッド・ルッソの刑務所からの出所だった。迎えのグラハム、ルーアとともにとある男を引き連れ、挨拶がてらフィーロのカジノへ向かう面々。 一方、ジャグジーといったフライング・プッシーフット号や他の事件の関係者たちも、様々な理由で同じカジノへと集っていく。まるで誰かに導かれるかのように……。 その馬鹿騒ぎ(バッカーノ)の中心になる男とは──。 1930年代最後の馬鹿騒ぎ、開幕──!!
「竜ヶ峰君や紀田君には、俺は直接絡んじゃいないよ。だって、これから絡んで引っかき回すつもりなんだからー」東京・池袋。この街を襲う様々な謀略で、ダラーズに関わる者たちが消えていき、吸い寄せられるかのように一つの所に集っていく。門田を心配する遊馬崎と渡草、マイペースに愛を語らう美香と誠二、大人の事情に巻き込まれた波江、そして部屋の主である療養中の新羅たち。一方、意識不明の門田を見舞う杏里の前に現れたのは、捕まったはずの情報屋だった。帝人と正臣を煽る彼の発言に杏里の心はかき乱されていく。そんな混乱する池袋の街中に投下された、セルティの首。様々な騒ぎの中、首無しライダーが下す判断とはー。
1711年、彼らはついに海に出る。新大陸に向け──。それぞれの心の中に吹き荒れる風を受けて──。 マイザー・アヴァーロは探求の風。 セラード・クェーツは野心の風。 ヴィクター・タルボットは責務の風。 ベグ・ガロットは研究心の風。 東郷田九郎とザンクは義侠の風。 グレットとシルヴィは逃避の風。 ナイルは恩義の風。 チェスは他人の風に吹き流されて……。 多くの錬金術師が大海原へと旅立つ中、失意のヒューイ・ラフォレットは──。 『不死の酒』を巡る馬鹿騒ぎ(バッカーノ)、“始まりの物語”の結末は──。 中世を舞台にした異色作第3弾!!
その夏、死を恐れる新聞記者は殺人鬼と出会いー死にたがりの少年は、不死者と出会った。1932年、NYの街を恐怖に陥れていたのは、『アイスピック・トンプソン』という奇妙な事件だった。『アイスピック・トンプソン』が現れるのは決まって雨の日。アイスピックを凶器に何度も何度も突き刺され、雨が血を流していくー。DD新聞社をはじめ、連続殺人鬼の記事や話題で持ちきりな中、警察はグラハム・スペクターという不良少年に疑いをかける。一方、NYを訪れていたエルマーも殺人鬼にあたりを付け始め、グラハムと出会うことに。そして、自分の関係者が殺されていくガンドールたちも、徐々に事件の中心へと近づいていき…。