出版社 : 主婦の友社
ヴェスター王国にて邪悪の暗躍を阻止したマリウス達が次に目指したのは、フィラート王国だった。しかし、大国の一つとして数えられるフィラートでは、魔王ザガンが復活していた。配下の魔人とその軍勢の猛攻の前に、フィラートの各地は炎上していく。懸命に抵抗し反撃するフィラート軍だったが、ついに魔王ザガンが動き出す。復活から時を経て取り戻した魔王ザガンの力は、あまりにも強大。フィラート王ベルンハルト三世は、王族の血を絶やさぬ為、祖国の窮状を伝えて救援を乞う為に、愛娘ロヴィーサをホルディア王国へと逃がす。かつて復活した魔王を撃退した国の力を借りようというのだ。ホルディア王国が派遣したのはーそう、マリウスだった。
裕次郎とセリエはのんびりと観光することに決めて、ヘプシミンに戻ることにした。無管理地帯を越えて、花で有名な町に到着した二人は、町長や貴族が腕利きの薬師を求めて人を集めていることを知る。裕次郎はそれをスルーするが、裕次郎の顔を知る者が、町長に裕次郎の正体を明かしてしまう。町を後にする裕次郎たちだったが、トラブルに巻き込まれ、足止めを食っている間に、裕次郎を探していた貴族の使いに追いつかれてしまう。裕次郎は渋々貴族の家に向かい、貴族の長男を治療する。いくつかのアクシデントに遭遇しながらも、旅を楽しむ二人。だが危機は想像もしていない形で迫ろうとしていたー。
後宮女官を解雇された猫猫は、花街に戻ってきた。しかし、すぐに超美形の宦官・壬氏のお付として、外廷に出仕することになる。壬氏への嫉妬から他の官女たちにからまれ、倉庫の小火、官僚の食中毒、腕利き職人が残した不思議な遺言の調査など奇妙な事故や事件が多発する。いろいろな事件が重なりあう中、それらはある一つのことに収束することを猫猫は知る。そこにはある人物の思惑があった。そしてそんな中、壬氏に付きまとう武官・羅漢が現れる。変人として有名なこの男は、何かにつけて壬氏に問題を持ってくるようになる。羅漢の本当の狙いとは一体?
高校生の城戸栄治は巨大な生物が跋扈している世界に転生する。そこで栄治は熊のような男、ロキとその弟子の美少女アイリと出会う。アイリはハンターと呼ばれる魔物狩りのプロを目指していた。栄治は名をキッドと改めアイリと共に剣と魔法の蔓延るこの世界でハンターとして生きることを決める。図らずも手に入れた強大な力で次々と襲いくる強大な魔物達を易々と薙ぎ倒していく。その力に目を付けた紅蓮の炎姫フィーリアに追い回され、偶然助けた幼い天才魔導師マギサに懐かれ、その様子に冷たい視線を投げかけてくるアイリに翻弄されつつ、キッドは異世界で激動の人生を歩んで行くー。「小説家になろう」大人気作品を全面改稿!美少女に好かれ、魔物を倒す異世界ライフ。
父と話し合い、家族を大切に思い始めたユリス。行方不明の従兄弟サルートの行方を気にかけていた彼の元に、同僚クララの不調の知らせが届く。見舞いに行った彼を待っていたのは、意外なクララの姿だった。大切な家族を守るため、クララを無事に従兄弟のもとへ返すため、ユリスは彼女を連れてある行動に出る。守るものは同じであっても、掛け違った運命に翻弄されるユリスたち。そして彼は、重大な選択を迫られることになる。そしてユリスは、黒騎竜ノエルと共に勇者の従者に。魔力の使えない魔術師の、勇者と共に世界を救う旅が、今始まるー。
VRMMORPG『アナザーワールド』のオープンβテストが終了し、ようやく正式サービスが始まる。現実世界で夏休みに入ったケイオスは一日中ゲームに入り浸ろうと意気込むが、心の奥底で『アナザーワールド』に言い知れぬ疑念を抱いていた。正式サービスの開始地点をコミューン連合国の首都クレルモンにしたケイオスだが、クレルモンは何故か人がおらず閑散としており、店すらも開いていない。実は正式サービス開始とともに大規模イベント「邪神の侵攻」が始まっており、クレルモンは魔物が徘徊しているのだった。仕方なくケイオスは課金アイテムで手に入れた馬車を使って南の街へ向かうのだが…。全米も泣く(?)感動のクライマックス!
現代日本で希少な野鍛冶の技を持つ男・エイジが異世界に転生。そこは貧しく、技術は未熟な異界だった。エイジは美しい未亡人のタニアと一緒に暮らす。近所に住む猟師や大工などの村人に助けられながら、鍛冶師として働くため、エイジは村の試練を受けることになる。何一つ設備も材料もない状態から、三ヶ月で作品を作り上げ、村の役に立つと認めさせる必要があった。エイジは村の一員として認められ、精力的な活動を続けていく。しかしエイジの技術は領主から目をつけられてしまう。生きて帰ってこられない、と忠告を受けながらも、労役という義務を果たすため、エイジは単身領主の町に向かったー。
島大介の逆転の一撃で黒幕を倒し、西軍勝利かと思われた戦いはプログラムの暴走によって仕切り直しに。天才女子高生にしてスマイルストーン社社長代理の石田美鳴は、会社の乗っ取りをたくらむ東宮院是清と「戦国リターンズ1F」の関ヶ原の戦いで再び決着を付けることになる。このゲームに負ければ会社は買収され、美鳴は是清と結婚することに。美鳴を守ると誓った島大介は十文字槍を振りかざし、敵軍を次々と撃破する。大介と美鳴は戦いを通じて少しずつ、お互いを意識するようになっていたが、大介を男として意識し始めた兵庫舞や押しかけ女房の立花瑠璃千代の存在で二人の距離は縮まらないー。
プジョル将軍は、女王アウラにガジール辺境伯家長女ルシンダ・ガジールとの結婚許可を申し出る。中央の有力貴族であるプジョルと、地方の大領主であるガジール辺境伯家の娘の婚姻は、本来ならば許可できないもの。しかし、女王アウラは、その婚姻を認める。結婚式会場はガジール辺境伯領。王都を離れられない女王アウラの名代として、善治郎がその式に参加することに。そんな中、王都にフレア姫一行が到着する。結婚式の話を聞いたフレア姫は、善治郎のパートナーとして、自分も式に出席したいと申し出る。つまりそれは、フレア姫から善治郎に向けた事実上の求婚ー。善治郎の答えは?そしてアウラとの夫婦関係は!?
マリウス達が次に目指したのは、災厄が封じられた地だった。そこにたどり着いた彼らは、行方不明になったという女性を捜す依頼を受ける。しかし、その依頼を引き受けた他の者達までもが行方不明になってしまう。マリウス達まで敵の魔の手は伸びてくるが、マリウスはそれを返り討ちにして情報を聞き出す。事件の裏側にあったのは、ある組織のおぞましい計画であった。そんな彼の前に二つの出会いが訪れる。どちらも新鮮な驚きをもたらし、行く手を明るくするものだった。新たなる協力者の手を借りて闇の組織の全貌を暴き、根絶するべくマリウスの魔法が炸裂する。
宇宙の命運を神様のような存在に託された沢辺裕次郎。寿命が尽きるまで異世界で好きに生きていい。しかも、丈夫な体と薬作りの才と知識という特典をもらって。これらを持って裕次郎は未知の世界で動き始める!なんてことを言っても最初の一ヶ月くらいはこの世界になれるため、最初に見かけた町で薬を作ったり売ったり、材料を集めたりと過ごしていく。ある日、町の近くに巣食う魔物が動きを見せる。町に住む人々が討伐に動き、裕次郎の活躍もあって騒ぎは無事に収束する。そんなとき、裕次郎はハーフエルフの美少女に遭遇し一目惚れ。この出会いが裕次郎を旅へといざなうのだった。
魔王デカラビアを撃破し、ホルディア王国を救ったマリウス。マリウスはアネットと共にヴェスター王国を目指して旅に出る。トラブルを避けるため、二人の能力を隠しながらの道中だったが、街の宿でアネットの力が露見する事態に見舞われるなど大騒ぎ。魔人達が暗躍していたホルディア王国と違い、盗賊がおらずモンスターの襲撃もないヴェスター王国。目指す地への地図を手に入れるために訪れた村で、二人は世界をむしばむ闇がヴェスター王国にも魔手を伸ばしつつあることを知るのだった。そこで、マリウスは事態を解決するために立ち上がるがー。
奇跡的に得た精霊の力で太一は北の森で襲ってきた強敵を退けた。レミーアの教えを受け、太一はついにユニークマジシャンとしての力を知ることとなった。街に戻った太一は、かつて襲撃を受けて逆に捕縛した暗殺者と共にアズパイアの内部を調査する。やがて、街中にとんでもない化け物がいるという情報を得る。一方、街のインフレなどを解決しようと動いていた凛とミューラは、何者かにつけられ、街中での戦闘の結果、ミューラを連れ去られてしまう。街の内部の脅威を取り払おうとする太一。連れ去られたミューラを奪還せんと動く。太一、凛、ミューラの三人は、この危機を乗り切れるのか!?
マリウスやアステリアの奮闘もむなしく、魔王デカラビアは復活してしまった。復活したデカラビアは王城や城塞都市を襲撃する。長年封印されていた影響で弱体化しているとはいえ、魔王に不意をつかれてしまってはどうしようもなかった。一刻も早く魔王を止めたいアステリアだったが、国がよくならなければ意味がないとエルムに止められる。狡猾で冷徹な夢魔は、魔王の脅威すらも利用しようというのだ。国の為にアステリアは苦渋の決断を迫られる。彼女たちの懊悩をよそに魔王はさらに攻勢を強めて、かつての力を取り戻す。正規軍が魔王討伐の為に動くが、完全復活を果たした魔王デカラビアは圧倒的な強さで蹴散らしてしまう。
大陸の中央に位置するとある大国。その皇帝のおひざ元にその娘はいた。猫猫(マオマオ)、花街で薬師をやっていたが、現在後宮で下働き中である。けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があった。そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。存命の二人の御子も重い病と聞いた猫猫は、その原因を調べ始めるー。大絶賛されたあの痛快ミステリーが待望の文庫化。中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。
異世界における加賀道夫の迷宮探索は停滞していた。ロクサーヌと二人きりの戦力では進む勇気を持てずに。そんな道夫だったが、レアアイテムのスキル結晶と一回り成長した魔結晶を得たことによって、転機が訪れる。道夫は、魔結晶を売却して、新たな仲間を得るために奴隷商を訪れた。その奴隷商で道夫はセリーと出会う。ドワーフの美少女だ。セリーは、頭のキレるスレンダー美人。しかも道夫に突っ込みを入れまくるナイスキャラ。セリーにたじたじになりながらも、迷宮の探索を進めていくー。
友人が一人もいない高校生。彼は友人を作るために同級生が話題にしていた世界初のVRMMORPG『アナザーワールド』のクローズドβテストのテスターに応募、見事当選する。しかし同級生はテスターに落選してしまい、結局彼は一人で『アナザーワールド』をプレイすることに。彼が『アナザーワールド』をプレイすると、ゲームのサポートAIでテミスという少女と出会う。彼女に誘われ、現実と見紛うような仮想世界『イストピア』へと転移する。だが実際には仮想世界ではなく、仮想世界と酷似した本物の異世界『イストピア』に彼は転移していたのだったー。「小説家になろう」で大人気の異世界ゲームファンタジーがついに書籍化。WEB版からグレードアップした衝撃の物語。