出版社 : 小学館
人造の豊穣神・ユグドラシルによって、人類が地上を追われた終末世界で小型ヘリ“静かなる女王号”を操るヤブサメとモズ。大阪にタワー級の樹竜が出現したとの情報を聞き、新たな稼ぎを求めて向かう二人。泥炭を身に纏うタワー級は不気味なまでの沈黙を続け、市民は観光業を中心とした好景気に沸いていた。しかし、それはつかの間の凪にすぎなかった。突如北上を始め、まき散らされた泥炭により広がる火災旋風。「大崩壊」以後、最悪クラスの災禍を前に、ヤブサメとモズはタワー級へと立ち向かう。鋼の翼と意志の物語、第三幕!
ーサキュバス王の性遺物。それは、除霊不能呪具。「近いうち、サキュバス王の性遺物がこの国に出現する」ついに本免許を獲得した晴久たちの元に、そんな衝撃的なニュースが届いた。その報にやる気を漲らせる晴久と美咲。その渦中、晴久は一人の少女・童戸槐と出会う。なぜか、その少女と会ってからラッキースケベが止まらない晴久。その原因を探るなか、槐が霊能犯罪者によって拉致されてしまう。しかもその犯罪者は、恐るべき式神を解き放っていた。はたして、晴久は呪いを抱えながら、槐の救出をすることができるのか!?
時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏 「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」 「なんでも?」 「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくてーー」 海に面する田舎町・香崎。 夏の日のある朝、高二の塔野カオルは、『ウラシマトンネル』という都市伝説を耳にした。 それは、中に入れば年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るというお伽噺のようなトンネルだった。 その日の夜、カオルは偶然にも『ウラシマトンネル』らしきトンネルを発見する。 最愛の妹・カレンを五年前に事故で亡くした彼は、トンネルを前に、あることを思いつく。 ーー『ウラシマトンネル』に入れば、カレンを取り戻せるかもしれない。 放課後に一人でトンネルの検証を開始したカオルだったが、そんな彼の後をこっそりとつける人物がいた。 転校生の花城あんず。クラスでは浮いた存在になっている彼女は、カオルに興味を持つ。 二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。 優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした話題作。 【編集担当からのおすすめ情報】 第13回小学館ライトノベル大賞で、異例の「ガガガ賞」と「審査員特別賞」W受賞! 審査員・浅井ラボ先生(『されど罪人は竜と踊る』)をして「そうか、才能ってこういうことか」と言わしめた驚異の新人がデビューします。イラストを手掛けるのは、幻想的で美しい情景が人気の若手イラストレーター・くっか氏。 夏の田舎町を舞台に、高校生の男女が時空を超えるトンネルに挑む、切なさに満ちた恋と青春の物語。『君の名は』『時をかける少女』『サマーウォーズ』など、青春SFの名作たちと並び称されるような、いつまでも心に残り続ける小説の誕生です。
連絡の途絶えたシズマを追って、異界に突入する火乃森龍牙と仲間たち。もちろん友人キャラの俺、小林一郎も一緒だ。なんてったって、シズマは俺の息子(育ての意味での)。普通に心配なのだ。異界の意外な姿に驚いたのも束の間、俺たちはキュウキ陣営の襲撃を受ける。ええい、ここが正念場だ!第三部以降ややこしくなっちまったが、元凶のキュウキをぶっとばせば龍牙の異能バトルストーリーはめでたく完結、俺の本来の居場所(日常パート)も取り戻せるって寸法よ!-大人気名助演ラブコメ、佳境を迎える第7弾!
「五組の千歳朔はヤリチン糞野郎」-学校裏サイトで叩かれながらも、藤志高校のトップカーストに君臨するリア充・千歳朔。彼のまわりには、外見も中身も優れた友人たちがいつも集まっている。圧倒的姫オーラの正妻ポジション・柊夕湖、努力型の後天的リア充・内田優空、バスケ部エースの元気娘・青海陽…。仲間たちと楽しく新クラスをスタートさせたのも束の間、朔はとある引きこもり生徒の更生を頼まれる。これは、彼のリア充ハーレム物語か、それともー?新時代を告げる“リア充側”青春ラブコメ、ここに堂々開幕!!第13回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞。
人体に有害な『砂塵』によって、文明が一度滅びた近未来。異能を操る『砂塵能力者』たちが出現し、力を持っていた。“掃除屋”チューミーは、因縁の復讐相手・スマイリーの行方を探りながら、殺しを請け負っている。あるとき、治安維持組織の『粛清官』に身柄を拘束されてしまったチューミー。だが、意外な提案を受け、一時的に協力関係を結ぶ。バディとしてあてがわれたのは、「優秀だがワケあり」のシルヴィ。出自も性格も正反対の二人は、反発しつつスマイリーを追うが…。第13回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
『全日本ユース選抜強化合宿』に参加した翔星、瑠璃、椿の三人。実質次代の日本代表が集うこの合宿で、翔星は幼馴染の千波晴海と再会する。さっそく手合わせをする翔星だったが、小学生のときは負けることのなかった晴海を相手に完敗を喫してしまう。翔星が椿といっしょに壊れた膝のリハビリに時間を費やしているあいだに、晴海はとてつもない化け物に成長していたのだ…。合宿の最終日に発表されるという中国遠征メンバーの座を懸けて二人は激突する。少年の卓球へ懸ける熱い思いは、逆境に立つほど燃え上がる!!
総生徒数三千人の巨大な高校・東天学園に通う高校二年生、椎名良士は、学園のトラブルシューター兼トラブルメーカーと呼ばれる風紀委員。椎名は日本の高校生活に憧れる帰国子女で新入生の少女、天野美咲と出会い、春の学園で起こる様々な事件に巻き込まれていく。部室棟での立て籠もり、生徒会長の失踪、高校デビューの相談ーそして、様々な部活から青春を象徴するものが盗まれていく『青春泥棒』事件。学園の風紀とみんなの青春を守るため、風紀委員の凸凹コンビが学園中を駆け回る!学園モノ全部入りの青春学園物語、開幕!
クラスの美少女を侍らせてみたい。誰もが一度くらいは考えるんじゃなかろうか。でもまあ、正直オススメしない。落ちこぼれ魔術師の俺、芦屋想太には藤原千影という使い魔がいる。彼女は魔術師の名門出身で、ついでに誰もが憧れる学年一の美少女だ。え、羨ましい?まじか、じゃあ譲ってやるよ。まず、こいつはご主人様に求める理想が高い。負けん気が強く、中々反抗的で、絶望的に貧乳だ。それでもいいならぜひ引き取って…あ、うそ!許して、藤原さーこの物語は主従関係からはじまる、ふたりの恋(?)のヒストリー…らしい。
ひょんなことから、殺し屋の女の子たちが集まる喫茶店で働くことになってしまった迅太。それからひと月あまり、彼は交渉屋としての役割を果たすようになっていた。そして、いま、迅太は紙魚子に料理を覚えることを了承させるという、難儀な仕事を遂行していた。そんななか、エピタフに新たな依頼人が訪れる。とある企業へのハッキングから連なる殺人事件。その事件を担当してた探偵が、己の手に余る事態の解決を求めてきたのだった。果たしてその事件の真相とは。そして迅太は、紙魚子に料理を覚えさせることはできるのか!?
南雲蓮を陥れた長谷川黒曜。殺し屋・鏑木翔馬を退けた筧白夜。黒曜の企みによって掘り出された南雲家の埋蔵金をめぐり、南雲、御子神、羅紋の三家の状況は刻一刻と変化しはじめていた。そして、彼らの周囲には様々な人間が訪れる。南雲家次男。無明拳の師匠。白夜の元カノ。最強を目指す仙武館道場の格闘家。玄翁山の神座最強伝説。白夜の近辺に、様々な過去の残滓たちが這いよりはじめる。その陰には、三家の均衡を崩しかねない第四の勢力ー力のみで権力を脅かすだけの組織があった。男たちの、反撃の狼煙があがる。
小説を、書け。 主人公になることを諦め、淡々と機械のように小説を書き続ける羽島伊月。一方、可児那由多は小説を書くことをやめ、部屋に引きこもってひたすらゲームに没頭するようになってしまう。そんな二人を、不破春斗や白川京はどうにか立ち直らせようとするのだが……。主人公達が立ち止まっている間にも、時間は容赦なく流れ、世界は絶えず動き続ける。大野アシュリーや木曽撫子、羽島家にも大きな出来事が訪れてーー。大人気青春ラブコメ群像劇、待望の第12弾!!交錯する人間模様の行く先を、刮目して見届けよ!!
屋上からの飛び降り狂言を経て、生徒会長を目指す黒川さんの支持率UPに貢献した俺こと倫太郎。だが、その悪夢はまだ終わっていなかったー。校庭に放置された部室棟。その取り壊しを巡り、同じく生徒会長候補の白鷺との対立が再勃発する。生徒の安全を謳い取り壊し派の黒川さん。生徒の思い出を盾にした保存派の白鷺。そして俺の役目とは…部室棟での立てこもり!?確かに俺を説得したら支持率が上がるかもしれないけどさぁ。今のご時世学校でバリケード封鎖なんておかしいよ!!マッチポンプで綻び始める俺の高校生活第2弾!
俺の人生、なんだかラブコメみたいだな。主人公・高城圭はそう思ったー。そうだ!お前はラブコメの主人公で、SFとかファンタジーとかそんなジャンルのキャラじゃない!だから大人しくラブコメっぽい展開に従ってくれえええ!嘆くその影は言及塔まどかこと、虚構を司る力が擬人化された存在。そう、これはまどかと圭が七転八倒しながらラブコメの世界をSFやらファンタジーの浸食から守り抜く物語。SF界の超新星が描く、ハイテンション×メタフィクション学園ラブコメ開幕!って、俺の高校生活、一体どうなっちゃうの〜!?
そして、舞台の幕が上がる。 掛けられた言葉。誠実の意味。向き合った、彼女の気持ち。 俺をとりまく環境の変化は劇的で。 けれど、そんなことはお構いなしに時間は進んでいく。 文化祭の準備もいよいよ佳境。 演劇の練習が、ついに始まった。 登場人物と演者のイメージを近づけるため、俺と菊池さんは「日南の過去」を取材することになるのだが……? 俺の、俺たちのーーー。 一度きりの文化祭が、幕を開ける。
編集長の様子がおかしいです。浜山さんの連絡ミスで刊行延期になったのに、おとがめなし。これではただの幼女!ただごとではありません。私、川田をはじめとした編集部員の出した結論はーラーメン屋さんへのジョブチェンジ。「池袋を激戦区と呼んでいた」「背表紙を背脂と言い間違えた」などの証言が飛びでます。編集長は、本当にギギギ文庫から去ってしまうのでしょうか…?-ゴッドハンド役員の視察、荒れる新人賞選考、帰ってきたスーパーゴロ。かつてない衝撃が業界を襲う!?かもしれない編集部るぽラノベ第5弾!
誰もが簡単に未知を暴ける時代。路地裏の暗闇は駆逐され、幻想の余地はなくなり、怪異は姿を消して久しい。そんな現代社会で起きる不可思議な現象ー乖異。己が空想こそが真の現実だと主張し、世界すら塗り換えようとする超常の力。乖異に導かれ集ったのは三人。絶えた怪異を殺す少女、空想を終わらせる男、そして世界に残された最後の怪異である少年。「死者のいない」猟奇事件に端を発した一連の流れに「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異と関わっていく。平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
俺をとりまく環境の変化は劇的で。けれど、そんなことはお構いなしに時間は進んでいく。菊池さんとの脚本、みみみとの漫才、それぞれに取り組みながら、日南から課された課題にも挑んでいく。文化祭の準備もいよいよ佳境。演劇の練習が、ついに始まった。登場人物と演者のイメージを近づけるため、俺と菊池さんは「日南の過去」を取材することになるのだが…?掛けられた言葉。誠実の意味。向き合った、彼女の気持ち。俺の、俺たちのー。一度きりの文化祭が、幕を開ける。
トゥアールが奇跡の復活を果たして誕生した戦士・テイルホワイトの活躍で、最凶の敵・エンジェルギルディはついに完全消滅した。久方ぶりの穏やかな日々を満喫するツインテイルズの面々。そしてやってきたバレンタインデーをチャンスとばかりに、愛香たちは大暴走。そしてそれぞれが、あらためて総二への思いを募らせていく…。一方、アルティメギルには、神の力を持つ最強最後のエレメリアンたちが合流。首領の名の下に世界への侵攻を開始する。決戦の時は近いー今こそ結集せよ、ツインテイルズ!ツインテール最終章へ!