出版社 : KADOKAWA
港町を後にして火山で宿屋を開くことにしたレオニードたちは、火山に住むバーナンドと出会い、数百年に一度の「再誕」が迫っている「村の守り神、フェニックス」の護衛を依頼される。三人は火山の村人たちと共に、フェニックスを守るため一緒に時を過ごす。 その後、火山を旅立った三人はダンジョンの街へ。そこでは「自称勇者」なる者たちが勇者に扮してお祭り騒ぎをしていた。三人は喧噪を避けてダンジョン内で宿を開店。ツアーを行うことで徐々に街に馴染んでいくが、ある時、三人は「不思議なひし形の石」に導かれ、ダンジョンマスターの少女ラポナと出会う。本来勇者の敵であるはずのラポナはネノフィラーにどうしても頼みたい事があるらしく……。 魔王討伐後のその後を描く、ラブラブ宿屋経営旅物語、第二弾! プロローグ 第一章 火山と、宿経営の始まり 第二章 火山と火の神 幕間一 不思議な少女はかく思う 第三章 冒険者の街への到着と、ダンジョン 第四章 ダンジョン内での宿経営 第五章 ダンジョンの暴走の防ぎ方 第六章 パーティーとその後 幕間二 ダンジョンマスターはかく思う
ヴェンデリンとそのゆかいな仲間たちの幼年期、黎明期を描く番外編第三弾! 『よくある貴族の五男の話』:冒険者になると決めた幼きエルの転機とは……。 『お兄さんは心配性』:剣の才に恵まれたハルカは抜刀隊に入隊する。だが、男性隊員たちにモテまくるハルカに、兄タケオミは気が気でなく……。 『イバラの道を歩む』:急に当主となったテレーゼの苦境と奮闘が始まる……。 『真夜中の魔女』:リサは冒険者予備校に入学したはいいが、極度に男性が苦手なせいで登校できずにいて……。 『側室試験』:ヴェルの側室に決まったイーナとルイーゼは、それをよく思わない貴族の令嬢たちに目を付けられ……。 『仕官への道』:今でこそヴェルを酷使する家宰のローデリヒの、苦難の浪人生活とその後とは……。
異世界へと飛ばされたサラは薬師としてハイドレンジアで暮らし、保護者のネリーとクリスが結婚するなかで順風満帆な日々を送っていた。 そんなある日、サラは師匠のクリスから薬師の卒業試験として、特級ポーション作成を命じられる。 その材料となる特薬草はダンジョンの深層で見つかっており、サラはそれを採取するため、親友のアレンと彼の相棒のクンツらと共にダンジョンへと向かった。 ところがそこで大規模な崩落事故が発生し、アレンが巻き込まれてしまう。 サラはその場で特級ポーションを作りなんとかアレンの命を救うが、それがきっかけで二人の間に今までにないような溝が生まれてしまうこととなりーー。 転生少女、生まれ変わって初めての大ゲンカ!? 異世界スローライフ、第八弾!!
貴族令嬢のカプレーは、婚約破棄をきっかけに、前世の自分が登山中崖崩れに巻き込まれて死んだ日本人であったことを思い出した。新しい人生では、おもいっきり登山を楽しむことにした彼女は、相棒のマーガレットと異世界の山の制覇を目指す。この世界の山には危険な魔物が存在し、屈強な冒険者でなければ攻略できない。だが、前世の知識や登山スキルを持つカプレーにとっては、魔物を避けて登山をすることなど簡単だった。カプレーは登山用品の開発をはじめ、山小屋グルメや温泉を楽しみながら名山、霊峰、危険な山々に挑戦していく。 やがて、彼女の活躍は知らぬ間に異世界の人々を驚かせ、彼女はいずれ語り継がれるような伝説の聖女になっていてーー!? 登って、食べて、笑う! ポーター令嬢の異世界登山伝記♪
市役所本庁舎の隅にある、健康福祉課夢調査係。そこで僕は他人の夢の中に入り、深層心理を調査する仕事をしている。その目的は「個人の精神の不調を減少させ、ひいては社会的不和を根本から減少せしめること」--要は、夢の中でお悩み解決だ。 でもこの仕事は僕に向いていない。……だってあなたが死んだあの日から、僕は誰かに寄り添うことも、夢を見ることも、全て諦めたから。 『ひきこもりの弟だった』で鮮烈デビューした葦舟ナツが描く、心震わす珠玉の物語。
バイトに明け暮れ、これからの人生に漠然と不安を抱く美大生の伊織は、ある日特別な条件を満たす客人のみを迎える「真夜中の喫茶店」の噂を耳にする。まるで興味のない伊織だが、不思議な巡り合わせでその喫茶店を訪れることに。迎えてくれたのは、人形のように美しく聡明な店主・透子だった。 紅茶専門店だというその店で透子が淹れた一杯と、その紅茶にまつわる話を聞いた伊織は次第に心が解きほぐされーー。 深夜23時。今宵も弱った心を癒す喫茶店の扉が開く。 プロローグ 第一話 アールグレイ 第二話 セイロンティー 第三話 茶外茶 第四話 和紅茶 第五話 紅茶専門店アルデバラン エピローグ
偽りの二人の、愛の旅路。第2シリーズ第2巻。 この旅は、あなたとわたしを裸にするーー。 黒狼王オルティウスとの記憶を取り戻した贄姫エデル。彼らのもとにエデルの故郷ゼルスから招待状が届く。王太子であり腹違いの兄アンゼルムが結婚式を挙げるのだ。 もう二度と足を踏み入れることはない。そう考えていたエデルだったがゼルスへ向かう途中、河の増水に巻き込まれ、黒狼王と共に隊列からはぐれてしまう。こうして王都を目指すべく「王と妃」から「傭兵と女主」に変装した二人の、波瀾万丈な旅が始まる! これは、偽りの結婚で始まった二人が、最愛を育む物語。 プロローグ 第一章 第二章 第三章 第四章 エピローグ 番外編
虐げられ育った令嬢のイレイナは、女王の前世を持つ最強の魔法使いであることを隠して生きてきた。全ては今世で平凡で自由な人生を送るため。しかし、騎士王・アスノトに見初められ、身を寄せる代わりに彼の侍女になることに。 反王族組織の事件以降、彼の一途な想いに心惹かれ始めていたイレイナだが、王城で再会したリク王子に結婚を申し込まれてしまう。それも、なんと国王陛下公認で!? 一方、壊滅させた反王族組織にイレイナの前世が関わっていることが判明しーー。
「君、私の婿になる気はないか?」 国や領地をも家と見なし管理・経営する『家政学』専攻の学生ウィルは、略奪・戦争国家と批判していた隣国オノグルの女王イロナから初対面にもかかわらず突然、求婚される。 「この国を、戦争以外の方法で飢餓から救いたいのだ」 イロナの真意を知り、ウィルはオノグルで半年間過ごすことになるのだが、王宮の使用人たちにすら敵国の人間として扱われ味方は一人もいない状況で……。 家族を殺し、殺され、他国を憎み、憎まれる負の連鎖を断ち切ることはできるのか。 婚約式から靴や貨幣作りまで、剣を持たない少年の戦争回避術!
青緒たちから過保護気味にされつつも、流稀は新たな『家族』との日常に慣れつつあった。そんなある日、年下の『姉』である絆菜が突然家出をしてしまい……!? ハートフル同居ラブコメ第2巻登場です!
「先生があたしを変えたんだよ」 地味で暗い国語教師の私に、カーストトップの生徒、上原メイサは今日も告白してくる。 『教師として、あなたの想いには応えられません』 「女としてじゃなく教師として? じゃあ卒業したらいいってことだね」 「ね、先生。今度デートしようよ。服選んであげる」 『上原さんも懲りないですね』 ーーなのになぜかクリスマスはふたりきりで過ごし、ひとつのベッドで眠って、手首へのキスを受け入れて、彼女から連絡がないと不安になる。 認めてはいけないのに。境界線を軽々飛び越えてくる7歳も年下の教え子に、どうしようもなく惹かれていることなんて。 生徒×教師の歳の差ガールズラブ。
極上のハーレムで邪神を討伐せよーー 規格外にHな人類復興ファンタジー!! 「……生き残っているのは、私たち《戦乙女》だけなのです」 特殊な魔力を理由に蔑まれてきた少年・オズワルドが目を醒ますとーーそこは、邪神によって滅びかけた数百年後の世界。 邪神への抗戦を続ける《戦乙女》--男が消滅した終末世界で性に飢えた美少女たちは、少年を“賢者”として慕ってきてーー 「賢者さまとHなことをしたら……ステータスが上昇した!?」 ーー彼の魔力がもたらす性的興奮こそ、能力強化の鍵だった! 「邪神の討伐、人類の復興……Hをすれば一挙両得ですね!!」 元・底辺村人の少年が、エロすぎる美少女たちとともに世界を取り戻すべく戦うーー規格外にHな人類復興ファンタジー!!
僕……遠谷幸文は、高校でひとり文芸部の部長を務めている。 どんな活動をしてるのかって? 例えば……敬愛する宮沢賢治先生の著書を読んだり、活発に活動……嘘です、部屋にこもって本を読んでいるだけです(泣)。 そんな平和な文芸部に、東京から転校してきたギャル、渋沢美鐘が入部してきた。 なんで? どうして? 全然そういうキャラじゃなくない? その日から文芸部は、賢治先生の足跡を追って岩手を走り回ったり、「ほんとうのさいわい」を探してみたりと、彼女のペースに巻き込まれて変わっていくのでした。 ちょっと待って(嬉)! 平和な毎日を返して(嘘)! 転校生×文学×恋心=新しい青春小説の開幕! プロローグ◆イーハトーブの風 第一章◆入部届 第二章◆WE LOVE ミヤケン 第三章◆熱 第四章◆メニューの多いコッペパン店 第五章◆ほんとうのさいわい 第六章◆雨夜の銀河鉄道 エピローグ◆ギャルにも負ケズ
アニス暗殺を企んでいる者がいる!? 魔学都市が大いに賑わう一方、隣国・アーイレン帝国で不穏な動きがあった。当然ユフィが黙っていないが、当のアニスは少し違う様子でーー 「私の暗殺についてなんだけど……いっそ実行させたらって思うんだよね」「--は?」 暗殺を企んでいるのはあくまで帝国の過激派。帝国との関係も踏まえ、敢えて計画を実行させて、彼らを捕らえようとするアニスとユフィだが、その中で自分たちの魔法革命が国外からどう見えていたのかを突き付けられる。王国を超え世界へ目を向ける二人。大人気王宮百合ファンタジー、新章突入!
ユズリハさんに誘われサクラギ公爵本家の部外者厳禁の秘祭になぜか参加することになったぼく。(※そのために兄さんを家系図に巧妙に捻じ込んでくるユズリハさんの辣腕が光ります) スズハやうにゅ子と共に公爵本家を訪れたぼくは、儀式の途中で変な女の子の幽霊に懐かれつつ(※本家に伝わる英霊に似ているらしいですが気のせいでしょう)貴族の習慣を触れる。 そして今後こうした祝いの場も増えるとみたぼくは、贈り物のドレスを用意するべく今まで訪れた大陸各地を巡り素材集めをするんだけど、次第に話が大きくなっていきーー(※そりゃ兄さんが作るドレスとかみんな欲しがるに決まっているので!)
実家の神社で巫女として働く女子高生、御守涼香。ある日、謎の渦に巻き込まれる形で異世界へと転移してしまった彼女はご祭神ーー神様からの書状を受け取る。 曰く神様は、かつてこの異世界においても神獣として崇められていたらしいが、いつしか忘れ去られてしまっており、凉香には巫女として再び信仰を集めて欲しいのだという。 そのために、集めた信仰をポイントに換算して適宜使うことで《奇跡》を起こす不思議な力をはじめ、狐の耳と尻尾(神様の趣味)を与えられるのだが……!? 村人や教会の聖女を助けるうちに何故か祀られまくっちゃうまったりキュートなスローライフ系ファンタジー!
天気雨の中、ぼんくらと噂の帝の元へ、嫁入りの牛車が向かった。 花嫁の燿子は実は元自衛官。訓練中に気を失った後『強く生きろよ、天泣の姫』の言葉に、気づけば泰平京にいたのだ。 「献上品」として入内した燿子を待っていたのは「帝を惑わす妖狐」と苛める女房たち。けれど本人は食事に虫が出てもバリバリ食べて涼しい顔だ。 そんな時、燿子は謎の青年から、ぼんくら帝のせいで国は滅ぶと聞かされる。いい加減な予言に燿子は憤慨するが、挙句事件にまで巻き込まれ……? 宮廷を災厄から救うため頑張る女子の痛快平安物語! 第一話 狐の嫁入り 第二話 玲瓏殿の女御 第三話 水難救助と勅 第四話 背の君 第五話 天泣姫とかぐや姫 第六話 春の歌 最終話 狐の初恋
母の形見の行方を追う孤独な少女・アイレは、手がかりを求め、差出人不明の招待状を携えて仮面オークション会場に足を踏み入れる。 絵画、宝石、アンティーク…。様々な品の売り立て(セール)が進行する中、アイレは特殊な審美眼で、商品の中に贋作が紛れ込んでいることを見破る。 これをきっかけに、オークションを運営する侯爵家の若き当主・バルトルートに才能を見出され、物腰柔らかな第五王子・フェリクス、ムードメーカーの男爵家次男・ジョシュアとともに、オークショングループ<ハウス>の一員として、彼らの仕事を手伝うことに! 最初は上から目線のバルトルートが気に入らないアイレ。 しかし他人に上手く頼ることができない自分の性格を見抜き、不器用ながらも手を差し伸べてくれるバルトルートに、徐々に心を開いていく。 しかし同時に、異常なまでに物の真贋に固執するバルトルートに違和感を覚える。 どうやらその理由は、彼がオークションを主催しているわけにも深く関わっているようで…? LOT01 幕開けのパールイヤリング LOT02 青い鳥の心 LOT03 誤りの絵画 LOT04 エメラルドの門出
■函館の夏の風にのせて贈る、大正純愛物語第2弾■ 生まれつき顔に痣を持ち、冷遇されて育った旧華族の令嬢・清子と、類まれな商才と美貌を持ちながら目が不自由で、好奇の視線に耐えられず人嫌いになってしまった朔弥。 政略結婚で出会った二人だったが、その育ちから真心で人を見る清子と、その目ゆえに人を見た目で判断しない朔弥は次第に惹かれ合い、互いにかけがえのない存在となっていた。 清子を取り戻そうとする伊知地家の魔の手をやりすごし、無事に結納を済ませた二人。しかし清子の痣を知った朔弥の母がどうしても結婚を許さないと言い出し、あの手この手で結婚式を妨害しようと企む。次から次へと言いつけられる無理難題にも真摯に立ち向かう清子。その姿を見て、朔弥も影響され……。 巻末には二人の過去と今を繋ぐ番外編「夏の思ひ出」を収録。大人気コミカライズ原作、待望の書籍化第2弾! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 伊知地清子(いちじ・きよこ)……名家の娘だが、痣のせいで蔑まれてきた。人の真心を見る聡明さがあり、時に朔弥も驚かせる。 岩倉朔弥(いわくら・さくや)……長身で圧倒的な商才をもつ美貌の青年。だが目が不自由で少々ひねくれ者。清子に惹かれ……。 一 港の風 二 緑の香り 三 薫る園 四 優しい味 五 心の修理 六 橋を架けて 七 浜の女たち 八 不機嫌なパンケーキ 九 湯の川温泉 十 二人でお茶を 番外編 夏の思ひ出 結ばれる星 大雨の君 蟹工場 花火の夜
魔を呼ぶ《みにくい声》をもつことりは、声を封じられ幽閉されて育った。 あげく妹の結婚の準備金のため贄として売り払われてしまう。 死の寸前ことりを救ったのは、魔祓いの名家の当主候補で妹の婚約者、馨だった。 「おまえの命は俺が買ってやる」 当主争いに魔を呼ぶ声を求められ、ことりは馨の新たな婚約者となった。 馨に声の封じを解かれ、外の世界に出たことり。 馨のやさしさを知るほど、彼の過酷な運命に寄り添いたいと願うようになる。 馨も懸命なことりに惹かれていくが、当主を決する日が迫りーー。 ※紙書籍初版&電子特典として、書き下ろしショートストーリー【番外編 ことりの秘密フォルダ】を収録 詳細は紙書籍の帯、電子書籍の巻末をご確認ください 序 はじまり 一 贄の少女たち 二 火守の若君 三 魔除けのおしごと 四 梅苑の茶会 五 ローレライの歌 結 ことりと馨 番外編 おひいさまと金のピアス 番外編 桜の飾り結び