出版社 : KADOKAWA
平凡な高校生から、突如として異世界の貴族に転生したリオン。 領都に残った呪いを打ち払ったリオンの前に現れたのは、親族の中で悪い噂ばかり囁かれる母親だった。 生まれたばかりのリオンを育児放棄した母親が突然訪問してきた真意とは? そんな母親が伴ってきたのは、二人の家庭教師。ナミディアとモロノエと名乗る二人はどうにも転生者のようでーー!? さらにリオンが偶然発した言葉がきっかけで、自室に異空間への『門』が生まれてしまう。そこから出てきたのは強大な力を持つモフモフ動物!? ご先祖さまから新しい依頼までされて、リオンの日々はさらに忙しくなってくる。 痛みと苦しみを乗り越えた最強の精霊術師が歩む成長譚、待望の第2巻!
叔父の策略に嵌められて幼い弟と一緒に処刑されてしまったグラシエラ。しかし、次に目が覚めると5年前に時間が巻き戻っていた。このままでは叔父に再び家を乗っ取られてしまうと考えたグラシエラは、貴族家の財産を一時凍結して、弟と外国で身を潜めることにする。グラシエラは「ララ」、弟のフロレンシは「レン」と名乗り、母子であると偽ることで叔父の手から逃れたふたり。蜘蛛妖精ガッちゃんの力も借りながら、後見人となってくれた侯爵夫人デルマの家で、ふたりの穏やかな暮らしが始まった。しかし、外国生活2日目にして、自分が人妻であると説明しているにもかかわらず、ララに興味を寄せてくる銀髪騎士リオンが現れて…!?大切な人を守りたい想いが紡ぐ人生やり直しファンタジー、ここに開幕!
魔王領の遺跡を出たウサト一行は、魔王への状況報告とカンナギの再襲来に備えるべく、次の目的地である魔王都市ヴェルハザルへ向かう。 来るべき戦いのためにウサトがとる行動といえばーーもちろん訓練! 救命団仕込みの筋トレや魔王領内の走り込みはもちろん、かつての軍団長アーミラとの模擬戦に加え、本物のカンナギから究極の“必生技”を伝授され、ウサトはかつての勘を取り戻していく。 そして訪れた再襲撃の日。カンナギに操られた魔物の群れを魔王率いる警備隊が、別世界のウサトをカズキとスズネが、そしてカンナギをウサトが各々迎え撃つ。 魔族に激しい憎しみを抱きながらも救いを求め暴走するカンナギを、ウサトは果たして止められるのかーー!? 怒涛のバトルコメディ、第二巻が登場!!
セクハラ当主をビンタしたため奉公先から追い出された、役立たずな《はらぺこ》スキル持ち&ド貧乏男爵令嬢のララローズは、めげずに就職先を探そうと王都へ向かっていた。道中の森で彼女は、地面に突き刺さった綺麗な包丁を発見し、ちょっと借りようと抜いてみたところ、その包丁が喋り始めて離れなくなってしまう。 しかも、その包丁で料理をすればするほど「れべる」というものが上がり、「すきるつりー」とやらでスキルはどんどん増えていく。《塩生成》《バフ付与》《プロテイン生成》? わけのわからないスキルに首をかしげつつ、ララローズは今日も家族へ仕送りをするために包丁を振るう。その包丁が、聖剣とは気づかないまま。 やがて彼女は、食べれば食べるほど力がみなぎってくると噂される、れべるあっぷ食堂を開店させるのだがーー!?
屈斜路刑務所の暴走に乗じ、体を乗り換えて脱獄を果たした《最初の七人》フェリセット。 追月探偵社に転がり込んできた彼女(?)とともに、朔也たちは依頼を受けとある脅迫事件に取り組む。 さらにフェリセットから伝えられた父・断也の伝言「遠からず世界はオカルトとロジックが入り混じる」を受け、オカルト考古学者を名乗る母・追月薬杏を探すため横浜へ向かうことに。 訪れた廃教会では、論理では説明できない""視えざる世界""を予感させる出来事が次々発生し──。さらに、死なない朔也に最大のピンチが訪れる!? ゴーストと探偵が交差するシリーズ第五弾。「渦巳山の眠れる姫君」他3篇を収録。
《虚空暦録》の正体を知った俺・君塚君彦は、名探偵らと共に欠けた世界の記録を修復する最後のピース《システム》へと辿り着く。 そうして《大災厄》にまつわるすべての記憶を取り戻すのだがーー 「必ず、戻って来て」 「ああ、世界を救った後でな」 それはかつて仲間と交わした固い約束。 眠り姫を目覚めさせ、ハッピーエンドへと至る道標。 だが《特異点》に課せられたのは、とある究極とも言える選択で……。 探偵はもう、死んでいる。 ままでは決して終わらせない。 あの日そう誓ったからこそ俺は選ぶ。 ーーたとえ後にこの俺が《大災厄》と呼ばれようとも。
ありふれた人生を嫌い、現実逃避のように漫画家という夢を追いかけていた北斗。そんな彼の前に、ユリは突然現れた。「ワタシのヒマな時間を、キミがおもしろくしてみせてよ」北斗の漫画のファンを名乗る彼女の感想に励まされたり、取材と称して疑似恋愛をしてみたり。そんなユリと過ごす日々にいつの間にか励まされていた北斗。嫌っていたはずの、ありふれた幸せの尊さ。しかしある時、彼女の記憶も、想いも、大切なものが少しずつ消えてしまっていることを知り…。「僕はあなたを、ありふれた人生にしてみせる」この残酷な世界でも、僕らの幸せは誰にも消せないー。これは、今はもう消えてしまった、美しい恋の物語。
間もなく、総合実技テストが始まる。実際の街中で発生する大量の模擬事件を解決するという、実践的な推理力を測る試験。推理の速さと正確さを弱点とする不実崎は、対策として詩亜達とチームを組むことに。そんな彼らの前に現れたのは、かつて不実崎を冤罪に陥れた同級生・穂鶴黎鹿だった。試験システムをハックして高得点を獲得する穂鶴に歯噛みする面々。さらに試験の一部は学園が用意した模擬事件ではなく「本当の事件」であることが明らかになり!?現実と虚構が入り乱れる中、穂鶴が不実崎自身を殺人犯として告発してきて!?「被害者の不在証明」を巡る、超絶論理の第三弾!
ヴォラキア帝国の存亡をかけ、『魔女』率いる屍人の軍勢との最終局面へ突入するナツキ・スバル。城塞都市が大軍の足止めに籠城戦をする中、スバルたちは『大災』の狙いを挫くため、再び帝都の五つの頂点の攻略へ挑む。龍虎相搏ち、雷鳴が大地に轟き、天空は氷炎に支配され、茨の冠に狼牙が迫り、燃える慈愛が妄執を打つ。いずれも世界の終わりを描くような激闘、その果てにスバルたちは宿願の成就を望むスピンクスの虚ろな眼と対峙してーー。 「幸せな夢を見ている暇なんてありません。--辛く苦しく、愛しい現実が待っているので」 大人気Web小説、死闘と切愛の三十七幕。そこにあなたがいないなら、私は世界を望まない。
短編集第十弾は、多くの人間の思惑と陰謀が渦巻く物語。王選候補者であるフェルトと騎士のラインハルトを主人公に、五大都市の黒社会との激闘を描く『フランダース騒乱』。現代に蘇った『魔女』オメガが、二人の連れの少女と共に極寒の雪の山荘に閉じ込められ、そこで起こる殺人事件の解決に奔走する『One Wild Night』。 本編だけじゃ知り尽くせない、それは彼女たちに巻き起こる他にはない異世界生活。 「--ひょっとすると、殺人鬼はワタシたち全員を殺すつもりなのかもしれないね」 全編Web未掲載。出会いがあれば別れがある。それを知るための物語が、ここにもある。
俺、積木来都は未来が視えるーだから、このままだと破滅の未来を迎えてしまう世界を救うために、ある決断をした。それは、最強の正義の味方・捕獲者の養成機関である永彩学園の内部で完全犯罪組織の黒幕となることだ。無敵のお姫様怪盗、暗殺一家の箱入り娘、国民を騙した天才詐欺師、ギャルマッドサイエンティストーとびきり優秀で頼もしくハチャメチャな仲間をスカウトし、“完全犯罪”を成立させて未来を改変していくこと。そして世界を破滅させる真の黒幕を暴き、学園に蠢く闇の秘密結社を出し抜き戦いを制する。すべては未来を、いや、彼女を救うためにーでは、黒幕の暗躍をお見せするとしよう。
番(つがい)--それは生まれ変わってもなお惹かれ続ける、唯一無二の運命の相手。 パイ屋を営む天涯孤独な娘アデリエーヌは、竜族の第三王子の番に選ばれた前世の記憶を思い出した。長命で崇高な竜族と比べて、弱く卑小な人間が番であることを嫌った第三王子に殺された、あの時の記憶を。再び第三王子の番候補に選ばれたという招待状がアデリエーヌのもとに届いたことで、止まっていた運命が動きはじめーー。やがて、前世の死の真相と、第三王子の一途な愛が明かされていく。 【登場人物】 ・第三王子 とある理由で名を奪われた竜族の王子。前世のアデリエーヌとは関わろうとしなかったが……。 ・アデリエーヌ 第三王子の番として、竜族の王宮で暮らした人間の娘。生まれ変わり、今はパイ屋を一人で営んでいる。 プロローグ 蘇った前世 日常 竜族の住まう国 崩れた平穏 避難先は男爵家 新しい生活 王立図書館へ 盗賊襲撃、つかの間の再会
惜しみない優しさをくれるこの方を、わたしは知らない。 春を迎えれば贄姫エデルが辺境の国オストロムの黒狼王に嫁してきて丸三年になろうとする頃。義理の妹リンテと訪れた領主の館で、謎の占い師にオストロムに来てからの記憶を封じられてしまう。記憶が戻らないエデルに変わらない愛情を向ける黒狼王オルティウスだったが……。 ーー彼の人が愛しているのは、記憶を失う前のわたしーー もどかしい思いと不安に苛まれる中、さらなる困難が降りかかる! 運命の恋を取り戻す、波瀾万丈のシンデレラロマンス第2シリーズ第1巻。 プロローグ 第一章 第二章 第三章 エピローグ
三つの時代をまたぎ紐解く、鎌倉文庫の謎 まだ梅雨の始まらない五月の終わりの鎌倉駅。よく似た顔立ちだが世代の異なる三人の女性が一堂に会した。 戦中、鎌倉の文士達が立ち上げた貸本屋「鎌倉文庫」。千冊あったといわれる貸出本も発見されたのはわずか数冊。では残りはどこへーー夏目漱石の初版本も含まれているというその行方を捜す依頼は、昭和から始まり、平成、令和のビブリア古書堂の娘たちに受け継がれていく。 十七歳の「本の虫」三者三様の古書に纏わる物語と、時を超えて紐解かれる人の想い。 プロローグ 第一話 令和編『鶉籠』 第二話 昭和編『道草』 第三話 平成編『吾輩ハ猫デアル』 エピローグ
お互いに片想いだと勘違いしたまま政略結婚生活を送る、ソフィーナとフェルドリック。 敵国の侵攻による兄の窮境を知ったソフィーナは、戻らない覚悟で城から抜け出し、二人の従者と共に祖国ハイドランドへと向かう。一方、残されたフェルドリックは彼女の身を案じ、救出のため手を尽くしていた。すれ違ったまま離れてしまった二人だったが、それぞれの地で互いへの想いは募っていきーー。 素直になれない二人の恋の行方は!? 究極のすれ違いロマンス、大波乱の第2巻! 【登場人物】 ◆ソフィーナ ハイドランド王国第二王女。政務に通じている聡明な姫ながら地味な容姿がコンプレックス。 ◆フェルドリック カザック王国王太子。誰をも魅了する美青年だが、内面は辛辣。実はとある葛藤を抱えている。
京都府K町の社会福祉協議会で、新米ソーシャルワーカーとして働く二ノ瀬丞の仕事は、困り事を抱える人々の相談に乗り、手助けをすること。 人口2万人の小さな町だが、この社協には様々な相談が寄せられる。高齢者の手続きや支払いの代行、生活困窮者への食糧支援、社会的孤立に対する継続的な見守りなど。 時にはやるせない結末を見届けながら、この社会で生きる“誰か”の生活を支えるために、丁寧に寄り添っていく。そんな二ノ瀬のもとに今日も新たな相談者が現れてーー。 京都の社協を舞台に、新米ソーシャルワーカーが紡ぐ、どこまでも優しい7編の人間模様。 終わりの要件 「また、いつか」 家族が待ってる 進むみち 君と想い出を乗せて 私の気持ちを聞いてよ 僕はソーシャルワーカー
新任帝国将官のヘーゼン=ハイムは 平民出身を理由に最前線に左遷されてしまう。 そこは 『立場を利用して部下の業績を掠め取るクズ上官』 『自分より下の人間をイビりまくる性悪部下』 『日和見主義で何もできないトップ』 など無能ばかりだった。 「高いですね……頭が」 だが、ヘーゼンには前世で培った、 最強魔法使いとしての経験と圧倒的実力がある。 性悪部下は軍法に則り斬殺し、 文句を言ってきた上官は完全論破。 天才少女と組んでの敵対民族との和平など、 並外れた実績を上げてウザい上司を全員ざまぁ! 悪徳上官を蹂躙する、爽快成り上がりファンタジー。
「このままならばーー貴様は退学だ」「なんでぇ!?」 その特異な体質から魔法学院の在籍を許されたリクス。だがシノの付きっ切りの指導もむなしく、壊滅的な成績を叩き出し至極真っ当な理由(?)で退学の危機に瀕してしまう。 「団へ帰るっす! それを拒むというなら、力尽くでもッ!」 さらにそこに傭兵時代の妹分・トランがリクスを連れ戻そうと学院にやってくる。学院の中で“竜”の力を存分に振るう彼女のせいでこのままでは即刻退学!? 学院に残るため、リクスはトランを自身の召喚獣にしようと彼女との契約を狙うがーー え? トランって元々は俺の召喚獣だったの? なにそれ!?