出版社 : KADOKAWA
ムノー侯爵家の貴族少年・ジルベールは、わがまま放題を尽くして周囲に嫌われており、弟・アンベールにまで婚約者を奪われる始末であった。 ある日ジルベールは自分の前世が日本人だったことと、自分が前世でプレイしたゲーム『レジェンド・ヒーロー』に登場する「主人公に必殺技を教えてから序盤で死ぬ」という役回りの悪役デブモブキャラクターであることを思い出す。 これも全てジルベールが【収納】というハズレギフトを賜ったのが原因らしいが……。 「もしかして、【収納】ってかなり強いのでは……?」 ジルベールは自身の死を回避するため、活動を開始する! ……まずはダイエットから。 【収納】をバトルで活用しながら、身分を隠して最強冒険者としてサクッとダンジョン攻略!仲間と成り上がる異世界冒険譚!
異世界へと飛ばされ薬師となったサラはアレンとの交際を開始して平和な日々を送っていた。 そんなある日、ハイドレンジアに一通の手紙が届く。それは、かつて西のガーディニアで出会った同じ招かれ人のアンが王都に行くことになったため、誰か保護者として同行してくれないかという、ネリーの姉ラティーファからのものだった。 この手紙に対し、ネリーの兄であるエルムが保護者を買って出た。そしてサラもアンの話し相手としてエルムに同行することになり、アレンたちと共にアンを迎えにガーディニアに向かうこととなる。それは同時に、サラがこれまでずっと過ごしてきたハイドレンジアから巣立つことを意味しておりーー。 転生少女、異世界で大人として独り立ち。異世界スローライフ、第九弾!
転移でエルフの里へ向かうマサルだったが、帝国の王城に展開していた「転移術師を捕まえる罠」にかかり囚われの身となってしまう。塔に監禁され尋問を受けるマサルは、この状況を危惧し早急に仲間と連絡を取るべく監視役の隙を突いて召喚獣(フクロウ)をエルフ屋敷に飛ばし助けを求めるのだった。 無事エリザベスたちを見つけ筆談が始まるも、状況を伝える途中で邪魔が入り、通信が続けられなくなってしまう。マサルの危機だと激昂するリリアをエリザベスは宥めつつ、穏便に事を進めようとする。だが帝国側はマサルの存在自体を否定し、交渉は決裂する。そして意を決したサティは、師匠である剣聖の伝説をなぞるように、たった一人で王城へと切り込んでいくのであった……。
他国の大商会とも取引をするなど、縁をさらに繋げていく魔導具師のダリヤ。 彼女は、武具工房長のヨナスが、その身分を理由にスカルファロット次期当主に仕えることへ反発を受けていると知る。それはヨナスの生母と再婚した、イシュラナ国の大商会の長・ユーセフとも関係の浅からぬことであった。 彼はヨナスを案じイシュラナに来てくれるよう望むが、反して他人行儀なヨナスとの関係に、周囲は心配を募らせる。ダリヤも二人を案じつつ、ヨナスがこの地を離れることはないと確信していた。 「グイード様の『右腕』ですからーー」 ある日、ダリヤはロセッティ商会を訪れたユーセフの体調に、何か異変が起きていると気づきーー!? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、運命が交わる第十二弾、開幕!
他国の大商会とも取引をするなど、縁をさらに繋げていく魔導具師のダリヤ。 彼女は、武具工房長のヨナスが、その身分を理由にスカルファロット次期当主に仕えることへ反発を受けていると知る。それはヨナスの生母と再婚した、イシュラナ国の大商会の長・ユーセフとも関係の浅からぬことであった。 彼はヨナスを案じイシュラナに来てくれるよう望むが、反して他人行儀なヨナスとの関係に、周囲は心配を募らせる。ダリヤも二人を案じつつ、ヨナスがこの地を離れることはないと確信していた。 「グイード様の『右腕』ですからーー」 ある日、ダリヤはロセッティ商会を訪れたユーセフの体調に、何か異変が起きていると気づきーー!? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、運命が交わる第十二弾、開幕! 小説12巻に、「甘岸久弥書き下ろし短編」「公式4コマ『まどダリ』」「アニメ放送中応援イラスト」などを収録した、豪華フルカラー小冊子付き特装版!
類い稀なる能力を買われた赤ん坊のルートルフは、国王の命を受けて、家族と別れを告げ王宮入りを果たす。王から命じられたのは、貿易戦争に負けないために国力増強と産業振興の策を創案すること。ルートルフは、文官の青年ヴァルターや公爵次男のゲーオルクたちと執務にあたり、別世界の『記憶』を頼ってさまざまな分野で成果をあげていく。 一方、後宮での新たな生活に身の安全は保障されたものと思いきや、王族でもない突然の入居者の存在をよく思わない者たちがいるようでーー!? 世話役としてルートルフの傍に仕える少女ナディーネの真意とは……。 新たな出会いが1歳児の【えんだい】なる計画を加速させる本格異世界ファンタジー、王宮編開幕。 愛弟と離れ離れになったウォルフの煩悶を描く番外編も収録。
公爵令息リオネルの尽力により、自らを虐げてきた伯爵家と決別したアリアンヌ。精霊の加護も取り戻し、二人で幸せな日々を送っていた。 しかし、リオネルとの婚約を狙う隣国の王女の登場で再び試練が訪れる。美しい王女に対して婚約者としての自分に自信が持てないアリアンヌ。さらにアリアンヌを排除すべく王女がとった行動が、国を揺るがす大事件に発展し……。 政略に翻弄されながらも純愛を貫いた二人が迎える未来とはーー精霊に愛されし王国で紡ぐ美しき愛の物語、完結。 【登場人物】 ・アリアンヌ 伯爵家の長女だが、育児放棄されデュノア公爵家で育つ。 親の策略で突然第二王子の婚約者にとなり、伯爵家に連れ戻されてしまった。 ・リオネル デュノア公爵家の嫡男。 精霊の強い加護と優秀な頭脳を駆使し、最愛のアリアンヌを救うべく奔走する。 12 新しい生活 13 離れていく関係 14 私に似合う国 15 嵐が訪れようとしている 16 精霊祭の夜 17 みんなお姉様が悪いのよ 18 嵐が過ぎ去った 19 幸せを守るために 20 あなたたちに捨てられた私は 番外編 友人への恩返し 番外編2 命の生まれる場所
死の連鎖を誘う、「人魚姫」の真相ーー。 怪奇現象「泡禍」解決の要請を受け、雪乃たちは神狩屋の店主・鹿狩雅孝が昔暮らしていたという海辺の町を訪れた。過去に例をみないほど溢れ出す泡禍の匂いの中、彼らは鹿狩のかつての婚約者・海部野志弦の妹・千恵に出会う。 奇しくも志弦の七回忌を明日に控え、悪夢の泡は静かに浮かび上がる。そして人魚姫の物語をなぞる惨劇が巻き起こりーー。切なくも悍ましい、シリーズ屈指の罪深き物語。 すべての起源に迫る奇書『マリシャス・テイル』初収録の完全版・第2巻。 序章 人魚の歌 一章 泡沫は君を誘う 二章 童話は夢と巡る 三章 亡者は死を呼ぶ 四章 寡人は屍を語る 五章 災禍は現に浮ぶ 間章 人魚の墓場 間章 人魚の海辺 六章 葬列は再び来る 七章 亡霊は罪を囁く 八章 狂気は呪を叫ぶ 九章 過日は禍を兆す 十章 咎人は海に哭く 終章 人魚の泡 『マリシャス・テイル』
三〇〇年の時を生き、中津国の後宮に秘されてきた伝説の仙女・弔妃。ついに対面を果たした十六代目皇帝・廉新は、彼女の知識と智謀に絶大な信頼を寄せるように。 原因不明の病で衰弱する貴妃に、得体の知れない呪術の気配を感じ取った弔妃。一方、廉新のもとへ、隣国の使者とともに国難が訪れる。 軍事力を誇る武涼国とは交易を以て平穏を保ってきたが、異常気象により献上するはずの紫の染料がとれずーー。国を揺るがす侵攻の危機。窮地にたつ廉新と国を救うため弔妃が動く! =人物紹介= ◆春麗(しゅんれい) 「弔妃」と呼ばれる、永遠の命をもつ伝説の妃。宮廷の怪事件と十五人の皇帝の死を弔ってきた。自身の不老不死を解くために生き、医学・科学に精通している。「謎解き」が何より大好物。 ◆廉新(れんしん) 血なまぐさい政争のすえ皇位に就いた、中津国一六代目皇帝。美しく若く聡明で、皇帝らしからぬ優しい性格から、気難しい春麗から認められるように。 ◆李飛(りひ) 廉新から一番の信頼を寄せられる臣下で、武に長けた美形の太監。皇帝に無礼な態度をとる春麗を快く思っていない。 五話 清廉なる鈴蘭の心 六話 紫の中の紫 七話 白き巫女
秩序魔術の使い手であったメイドのリリスは世界を救い、ダンケルクと共に新たな赴任地・ノヴゴロドへ。幸せな結婚生活が始まるーーと思いきや、その街は現在魔獣問題に直面していた。原因は隣国との境界付近にある、古の偏屈魔術師が作り上げた城。どうやら最近この城の魔力反応が強まっており、それが魔獣を引き寄せているのだという。 問題解決のため、リリスは秩序魔術を駆使して迷宮化した城の攻略を始めるがーー。 世界最強の溺愛ラブストーリー、待望の第2巻! 序章 新婚生活の幕開け 不気味な城と隣国の男たち あなたに贈る白い花 呪文の謎 至宝と獅子王 ダンケルク、そしてヨハン[1] リリス[1] ダンケルク、そしてヨハン[2] リリス[2] ダンケルク、そしてヨハン[3] リリス[3] エピローグ ダンケルク、そしてヨハン[4] 番外編 初めての夜
《気》を見る力を持つ宮女・鈴花と想いあう皇太子候補・コウレンの元に突如舞い込んだ隣国の姫との婚姻話。皇族に戻ったコウレンとの身分の差を思い知らされ、なす術もない鈴花だったが、刺客から守るために身分を偽ってコウレンの元へ駆けつける。 だが、話すことはおろか近づくことさえ叶わず、切なさは募るばかり。一方、鈴花との未来のために、コウレンはある決意を胸に動きはじめるーー。陰謀渦巻く中、二人が選ぶ道は!? 大人気後宮恋愛ファンタジー、完結! ※コウレン:「王へんに光」「王へんに連」
第二王子・トゥライビス殿下の妻となった辺境領主令嬢のオルテンシア。始まりは王妃から命を狙われている殿下を辺境領で匿う為の契約結婚だが、二人の間には確実に恋心が芽生えていた。 そんなある日、辺境領の各所で井戸が枯れる事件が発生。調査の結果、大型魔獣の仕業と判明したが、対処にあたりオルテンシアは殿下との別離を迫られてしまう。 さらに、王妃からオルテンシアに王宮への出頭要請が届きーー。 わけあり契約婚夫婦、愛と絆が試される第2巻! 第一章 二年目の日常 第二章 ブライトル領の異常 第三章 護衛魔獣 第四章 雨の季節と魔獣 第五章 招待状 第六章 それぞれの覚悟 第七章 王宮
時を遡り、飛車丸と魂の融合を果たした夏目。春虎の願いが叶った一方で東京は激しい霊災に見舞われていた。これをおさめるべく「神扇」天海のもとに春虎や陣などかつての仲間が集い、多軌子たちとの決戦に挑む!
《無垢なる闇》、そして禁忌教典をめぐる戦いを乗り越えて皆の下に帰ってきたグレン=レーダス。 彼がその後どんな未来を歩むことになったのかーー ナムルスと共に無限の世界を渡り歩く未来、帝国軍の大元帥となったイヴに寄り添う未来、リィエルと一緒に“人”として生きていく未来、ルミアと婚約を交わした未来、魔導考古学者となる夢を叶えたシスティーナと道を共にする未来、セリカについに想いを告げる未来……そしてーー そんな様々な可能性に分岐する“IF”の未来が今、語られる。 これは、どこかにあるかもしれない後日譚。
「今まで『本物の好き』になるまで付き合えたこと、ないんだ」 最初は、罰ゲームがきっかけでお付き合いすることになった。 「リュートの好きなもの、あたしも好きになりたいんだ」 好きな人の好きなものを、自分も好きになりたくなった。 「初めてがよかったよぉ……自分の記憶を消したいよ……」 二人一緒に初めての経験を、いっぱい重ねていった。 騒がしく温かな仲間たちとお互いを想い支え合って、奇跡のような偶然の連続で前に進み続けてきた凸凹カップルは、祝福の拍手に迎えられながら荘厳な教会で改めて向かい合う。 読むとステキな気分になれる「キミゼロ」、堂々の完結!
内政官として不毛の地へ赴任したヘーゼン。 民を見捨てる上層部に正面から反発した結果、なんと降格命令を下される。 さらに、彼に差し向けられる刺客の数々。 『暴力パワハラ上司』『ネットリ嫌み中間管理職』『腹いせに部下の提案を潰す幹部』と 揃いも揃ってクズ将官に囲まれてしまうヘーゼン。 「さて。お話をしましょうか?」 もちろん、最強の魔法使いは屈しない。 小物をさっさと片付けたヘーゼンは、領地トップに破滅を賭けたマネーゲームを仕掛ける! 彼がはじき出す悪徳上司の『保身の値段』とは……。 爽快蹂躙ファンタジー第3弾。 クズ上司、末路最低記録更新!?
図書館をむしばむ悪(?)を成敗だ! アメリアの正義感はやっぱり騒動を巻き起こしーー「『王子と王女とドラゴンと』」 リナ=インバースの自称弟子あらわる!? (金魚のうんち、もとい白蛇のナーガを添えて)--「魔法使いの弟子志願」 喪った剣の代わりを探すリナとガウリイ。 凄腕と噂の鍛冶屋が提示する、剣作りの条件とはーー「魔力剣のつくりかた」 元の姿に戻る方法を探すゼルガディスは、ある男と再会する。 ちょっぴり磯臭いハードボイルド短編ーー「水と陸との間にて」 ドラゴンマガジン掲載の短編に、書き下ろし4編。 さらに文庫未収録SSも大盤振舞。 待望の『スレイヤーズ』短編集新刊!
一ノ瀬結衣さんは、女たらしと有名な大学の先輩だ。そして、嘘つきで、意地悪な私の同居人でもある。「恋愛対象外」そう私に告げた彼女が、誰とどんな夜を過ごそうと私には関係ない。そう思っていたはずなのに……。
ずば抜けた力を持つ、不死の存在ーー英雄。 そんな彼らですら救えない、滅ぼされるために存在する世界・バリスノーン。 『これが、天羽ルイナが作ったゲームのシナリオだ』 天羽ルイナ。 美少女のくせして、自己紹介で他者の不幸を好んでいると宣ったバッドエンド至上主義者。 ルイナ曰くーー 「ゲームを攻略できたなら、望みは何でも聞く」 だが、僕がルイナのゲームを攻略したいのは、そんな目的のためではない。 物語は完璧なハッピーエンドであるべきだ。 だからこそ、お前の不幸な世界を救わなきゃならないからな。 少年少女のゲームをめぐる、斜め上の王道ファンタジー!
『黒騎士』。それはどこからともなく現れては人々の窮地を救い、名も告げず去る最強の騎士。王女を救うなど無数の功績を上げているが、その仮面の奥は謎に包まれているーー 「『正体不明の英雄。黒騎士の正体はまさか侯爵家の恥さらし』だそうですよ、ご主人様」 --謎にしてたのに俺だとバレたの!? あえて無能を偽って自堕落な生活を送っていたのに! 正体がバレたせいで学園でも実力を隠しきれず大騒動。世話してくれるメイド(前に助けた貴族令嬢)は何故か得意げだし、救った王女様までこちらを熱烈に慕って押しかけてくるしーー ああもう、しょうがないからもう好きにやるしかないかクソ!