出版社 : KADOKAWA
第三王女・テトラの世話係として就くことになったレオン。素直になれないテトラと共に学園に付き添うも、かつて世話係を務めた貴族令嬢たちが近づいてきてーー独占欲を発揮した王女様が離れてくれません
帝国三大組織の少女たちのもとにアールの名でリゾート地への招待状が届く。身に覚えのないアールも現地へと向かうと……。「休暇を楽しんでくださいませ、お兄様」妹と再会し、支配人として過ごすことになりーー。
美しき令嬢の眼前に積もる同胞の残骸。さらに“怪物”の残骸を増やさんと令嬢に迫る刃。-「お困りですか、お嬢さん?」。巧みな剣捌きで介入した青年・アシルとの邂逅が、令嬢・ディエラの運命を動かしていく……!
脱ぎ癖のある巨乳コスプレイヤー・ひよりと共に造形師として活動するりく。そんな中、実の姉・うみ(ひより以上の巨乳)が過労で倒れてしまいーーましろ先輩まで家にやってきてお姉さんに囲まれる生活が始まりました
貧困にあえぐ少年ミーシャはある日、少女と間違えられその身を美貌の伯爵に買われる。これで貧乏から抜け出せるーーそう思ったのも束の間。実は伯爵は”呪い”を生業としており、ミーシャはその生贄として買われたのだった! 家族が助かるなら死んでもいい。そう命を差し出すミーシャだが、既に9人の少女を犠牲にしてきた伯爵は、唯一の少年であるミーシャに《死なない生贄》になれる可能性を見出しており……。 「この私の、特別になってみせろ」 「僕は伯爵の特別になりたい」 孤独を抱えた二人が、やがて運命さえも分かち合う。異色のシンデレラストーリー、開幕! ■□■□■□■□■□■□■□■□ 登場人物 ミーシャ 呪い返しを受ける生贄になった少年。伯爵のため、《死なない生贄》になれるよう試行錯誤中。 レノ伯爵 他者を呪い殺す力をもつ美貌の青年。高貴な者としての責任感が強く、時には犠牲も厭わない。
不死の呪いを持つ少女・麗娥(れいが)は、十八の時に故郷を敵国に焼かれるが、死ぬこともできず何十年も生きながらえている。 唯一の心の拠り所は、呪いを解いてくれるという「運命のつがい」の存在だけだった。 100年の時を生きた頃、遂に「運命のつがい」である楷翔(かいしょう)と出会う。 これで呪いが解けると喜ぶ麗娥だったが、期待とうらはらに楷翔は彼女を捕らえて王宮へ連れて行く。 どうやらこの国では長年まともな王が立たず、荒廃の一途をたどっていたのだが、占星術師が「不死の呪いを持つ少女が次の帝を指名すれば混乱は収まる」と予言したらしい。 王宮に着いた麗娥は、三人の皇子候補の中から帝を選べと迫られる。 当初は呪いを解くために楷翔を求める麗娥だったが、やがて国の惨状や皇子たちの事情を知り、国を救うために皇子たちの中から帝を選ぶか、自らのために王宮を逃げだして庶民である楷翔を選ぶか揺れ始める。一方で楷翔も徐々に麗娥に惹かれ、彼女の呪いを解く方法を独自に探し始めて……。 運命に翻弄される二人が選び取る、最善の道とはーー。 序章 九十九年の悪夢 一章 皇帝のいない国 二章 蓬莱の呪い 三章 嫌う理由 四章 血に染まる 五章 夜を越えて 六章 百年の夢 七章 焔に抱かれ 終章 つがいの妃は空の玉座を守る あとがき
試練を乗り越え、互いに特別な存在となった透子と千尋。 だが長年の封印が解かれ鬼の首魁が復活した今、状況は緊迫している。 千尋の父・真千の身体を奪った首魁は行方をくらまし、その間も鬼による被害は後を絶たない。 事実上の最終決戦を迎えた透子たちは、首魁に対抗できる唯一の方法だという初代守り姫が遺した刀を探すことに。 神坂家の総力をあげて鬼狩りに当たる中、無能のはずの千尋の非凡な力も明らかになる。 しかし首魁にとっても重要な意味をもつその力が、鬼たちに狙われてーー。 プロローグ 第一章 束の間の平穏 第二章 それぞれの正義 第三章 果たされた約束 第四章 相容れぬ 第五章 理想郷 エピローグ
社会人二年目、生真面目な二葉は突然のノー残業デーを持て余し、手芸喫茶『自由時間』を訪れる。 亡き父が遺した編み針を持ってきたものの、初心者の二葉は作る物も決められない。 まごつく二葉の前に現れたのは同僚のユウだった。 整った容貌で人気を集めるユウは、会社では秘密にしているが熱心な編み物好き。 くだけた関西弁で話す素のユウの手ほどきで二葉は編み物を始める。 ただ没頭する静かな時間やユウの飾らない言葉に、こわばった心は少しずつ癒え、目を背けてきた父の記憶や自分自身と向き合う勇気をもらってーー。 目次 第一章 エコたわしと雪の日特製ブレンド 第二章 幸せのクマさんと桜とビーフシチュー 第三章 小さな怪獣さんと思い出のかぎ針編み 第四章 青空の下のぴりっとサンドイッチ、アボカドを添えて 第五章 ふわふわミルクのほろにがカフェラテ 第六章 お花見弁当、枝豆チーズのおにぎりどうぞ
皇帝の娘だがその出自から《微塵子》と呼ばれて育った彩玉。 敵国に嫁がされるも白い結婚で離縁されるなど散々な人生をおくる。 仕方なく出戻れば、祖国は異母兄によって粛清され、混乱の残る後宮の立て直しを命じられてしまう! 目立つことを嫌う彩玉は美しき宦官・麗豹の力を借りるが……「無理ぃぃ逃げたいぃ!」 陰謀渦巻く後宮で弱小長公主は生き残れる……のか!?
過去から未来へ、積み重なるそれぞれの物語を紡ぎ出す。 減圧室の中の八代とマモン。忘れられた記憶を探しにいく麻耶。豪華客船で運命の出会いを果たす由宇と闘真。二十有余年の年月が生み出した時空の歪み。ドタバタADEMの面々に頭を抱える風間と吠える岸田博士!? 由宇と闘真のラブでコメな後日譚。 --そして、峰島勇次郎と妻の出会いの物語「峰島勇次郎の遺産」。 笑いあり涙あり。フィナーレを飾るにふさわしい『9S』成分をぎゅうぎゅうパンパンに詰め込んだ一冊! さあ、パーティの始まりです!
同じ軽音部の憧れの先輩に告白をしたり、悪友たちとダラダラ放課後を一緒に過ごしたり、双子の妹ーー小柴ニャオとリンと共に家族団らんの夜を過ごしたりする。そんな普通の日常を愛する高校生、言万心葉。 かけがえのない彼の日々に異変が起きる。別の世界の夢を見せる指輪、恐ろしい化物と銃で対峙した記憶、そして時折現れる、メイドの幽霊。 世界の真相を解き明かすため、幼馴染のグループ『シャチイーター』と共に怪現象の調査を始める。 「だってお兄ちゃんが、ニャオに優しくしてくれたから」 --彼を待つ、日常の残酷な真実とは。
北大路家には、誰もが見とれる美人六姉妹がいる。 おまけにその全員が優れた才能やスキルを持ち、芸術、仕事、学校などで、それぞれの能力を遺憾無く発揮していた。 だが、そんな北大路家唯一の男児夜隆は、なぜか極めて平々凡々。肩身の狭い日々を過ごしながらも、まあ兄妹仲はいいし、身の丈にも合ってるし、問題なし。……と、そう思えるようになって久しいが、それでもまだひとつだけ、この家には見過ごせない大問題があってーー。 北大路家の三箇条その1『魔法は秘密』 北大路家の美人姉妹、その正体は、現代を生きる魔女なのだった。 これは、特殊な家族を持つ普通の少年の、かけがえのない日常の物語。
報酬は超高額、ただし命の保証はなし。滅びかけた世界の寂れたハロワで紹介しているお仕事、心霊バイト。十億の借金返済のため大金を求める少女・架城日華は、巫女コスの少女・砥上藍奈と一緒に彼女が持つ“ひとりばこ”をとある神社へ運ぶことに。封印が解けたとき、世界を滅ぼすと言われる“はこ”。道中で人々を喰い、ついには日華をも呑み込んだそれは、藍奈の目の前でゆっくりと開き始めーー。 世界を滅ぼす厄災を封じた箱の処分、失踪者に似たキノコが生える山奥の温泉、存在を喰らう怪異の部屋、死者に招かれる駅……。 次々と起こる異常現象に、心霊バイトの求人票が尽きることはない。 対照的な美少女バディの怪奇なお仕事ストーリー、ここに開幕! 第一章 ひとりばこ運搬業務 第二章 隠し湯リゾートの覆面調査 第三章 自殺スポットで地引き網漁 第四章 赤い“ 禁后屋敷”は瑕疵物件 第五章 きさらぎ駅ナビゲーション
「そのプロデューサーはクソ野郎だ」--歌手と女優を目指し、日々仕事に奔走する女子高生ユキノ・レイは、マネージャーの因幡が“クソ野郎”だと称する人気プロデューサーが新しく手掛ける新人アイドルグループのデビュー前合宿に参加する。しかし、雪深い地に建てられた元豪華ホテルの合宿所は、吹雪により外界から閉ざされた“クローズド・サークル”と化す。アイドル候補生たちの間に流れる不穏な空気。そんな中、候補生たちにとって招かれざる客であるレイの身に危険が迫るーー! (「アイドルグループ候補者殺人事件 (前編)」)他、全9話を収録。 時雨沢恵一&黒星紅白が贈る異世界・並行世界を巡る短編連作小説シリーズ! 書き下ろし短編を加えた文庫化、第2弾!
『×××××をしんじるな』 自分がしごとをしなかったせいで、仲間が『赤いクレヨン』の教室に食べられてしまい「わたしのせいだ」と深く落ちこむ華菜。一方、犠牲になった『かかり』が家族にすら忘れ去られたうえ、存在しなかった ことにされる仕打ちに憤る海深。それに抗うため、彼女は宣言するーーー「戦う。私。ちゃんと。もっと真面目に『記録』する……!」と。 そんな矢先、華菜は教室であるものを発見し激しく動揺する。そこに記されたメッセージが意味する、戦慄の『ほうかご』の真実とは……。 これは化け物たちに捕食される運命に抗う五十嵐華菜と仲間たちの、生き残りを懸けた戦いの記録。鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”第2部、閉幕。 七話 血の教室 八話 ガイコツ少女 九話 帰れない砂漠 終章
世界大戦終結から五十年。フェルザ帝国は強大な軍事力を背景にアルトスタ王国に領土の割譲を迫り、再び戦乱の時代が訪れようとしていた。 そんなある日、王国大使館に亡命希望の少女・ラジャが駆け込んでくる。通訳に任命されたのは、窓際外交官の青年・サピン。国家の利益のために誰かを犠牲にすることが許せない彼は、引き渡しを迫る帝国を、持ち前の知識と交渉力で追い返し、彼女の身柄を守ることに成功する。 その活躍を買われ、帝国との交渉メンバーにも抜擢されたサピンは、ラジャからこの世界の真実と彼女の正体を明かされてーー 「だから、ラジャ。生きて、一緒に、アルトスタへ行こう」 世界平和のため、重い使命を背負う少女を救うための"交渉"が始まる!
今度はこっちの番だ。 瀕死状態の上条だが、彼の目には闘志の炎が燃え上がる。大悪魔コロンゾンを完全に打ち倒すため、ツンツン頭の少年は再び拳を握る。 しかし、大悪魔コロンゾンにはまだいくつも切り札があった。そう、世界の破滅は学園都市の中にいなくとも起こせるのだから……。 あと一歩が足りない上条の元に、仲間が集ってくる。インデックスと御坂美琴、滝壺理后、イギリス清教、アンナ=シュプレンゲルにアリスら超絶者たち、そしてアレイスターーーかつては敵でもあった者たちによる総力戦だ。 今夜、この街で終わらせる!
皇族が住まう宮殿で、元騎士団長テッサに酷似した亡骸が発見された。 しかしレミナを除く騎士団の誰もが、テッサを覚えてはいなかった。 テッサの記憶が神国中から消え去ったなか、レミナはただひとり、その真相を追い始める。 そしてもう一人、テッサのことを覚えている者がいた。 それは、かつて彼女を死の淵へと追い詰めた罪人・シマリク。彼女は協力してもいいと告げるが、その対価として独房からの解放を要求する。 「さあ、テッサのいない世界を、私にも見せて」 --これは英雄を失った世界で生きる、残された罪人の物語。
ラブコメ主人公、天田照人の二度に渡る謀略を打倒し、気づけば俺の高校生活は一度目の人生とは大きく変わっていた。まさか脇役の俺が、美少女達と海に行く計画を立てている、なんて自分でも驚きだ。 少しだけ楽しみにしつつーー否応なくトラブルにも巻き込まれる。 「聞いてほしい話があるの。バイト終わったら、時間作って」 元天田ヒロインの一人、蟹江心の相談。正直スルーしたいが『美少女が困っているイベント』な以上、天田が介入する可能性は排除したい。 さらには『がっかりプリンス』月山王子の人気が再燃。だが、人気者に返り咲いたというのに、どうしてお前が脇役の俺にグイグイくる? 家で二人きりで話したい? ……お前は俺のこと好きじゃないよな?
魔術都市ロンドン。白霧に覆われるこの街で、エリオットは助手ーー「違います。超絶可愛い助手、です。アリシアちゃん的には重要なんで」--超絶可愛い助手のアリシアとともに、大英帝国で唯一『魔術師資格を持った探偵』として名を馳せていた。だが魔術師は本来、探偵なんて資格の要らない職業には就かない。全ては失踪した兄を見つけ出し、アリシアの【アンジェリカ】としての人生を取り戻すためだった。 三年前、彼女はエリオットの実兄に殺された。それは世界に存在した痕跡すら消し去る、魔術的な殺人。彼女を救うためエリオットは禁忌を犯し、そしてーー魔術を失った。血に染まる部屋の中で彼は誓う。 --悪魔に魂をくれてやってもいい、必ず彼女の存在を取り戻す。