出版社 : KADOKAWA
辺境領主令嬢のオルテンシアはある日、王妃から命を狙われている第二王子のトゥライビス殿下を辺境領で匿う為、殿下と契約結婚をすることに。 「夫」となった殿下は辺境領独自の動植物に目を輝かせ、不遇な生い立ちなど感じさせない強さを持った美青年だった。そんな殿下と過ごすうちにオルテンシアは恋心を抱いてしまう。 しかし、オルテンシアには殿下には知られたくないある秘密があってーー。 互いにわけありな契約婚夫婦が紡ぐ、波乱と癒しの新婚ラブファンタジー! 第一章 突然の縁談 第二章 中庭の日常 第三章 街への外出 第四章 雨の季節 第五章 晴れ間と暗雲 第六章 領主の娘の秘密 第七章 これから
魔法使いの名門公爵家に生まれながら魔法の才を持たないと虐げられてきたイレイナ。屋敷では侍女扱いだが、その正体は古の女王の前世を持つ最強の魔法使いだった! 前世で国と民に尽くしたものの悲惨な最期を迎えたイレイナは、今世は目立たず自分のために生きようと力を隠していた。しかし、参加させられたパーティーで出会った騎士王・アスノトに婚約者にならないかと迫られてーー!? ひっそり生きたい最強令嬢と彼女を手に入れたい騎士王様のチェイスラブロマンス! プロローグ 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 エピローグ
「驚愕の一行」を経て、光り輝く異形の物語。 明治も終わりの頃である。病死した父が商っていた家業を継ぐため、東京から金沢にやってきた十七歳の菖子。どうやら父は「竜胆」という名の下で、夜の訪れと共にやってくる「おかととき」という怪異をもてなしていたようだ。 かくして二代目竜胆を襲名した菖子は、初めての宴の夜を迎える。おかとときを悦ばせるために行われる悪夢のような「遊び」の数々。何故、父はこのような商売を始めたのだろう? 怖いけど目を逸らせない魅惑的な地獄遊戯と、驚くべき物語の真実ーー。 応募総数4,467作品の頂点にして最大の問題作!! 選考委員も騒然! ネタバレ厳禁の緘口令が敷かれた最大の問題作!! *コメントは選評より抜粋。 緻密な描写力で独特の世界観を描き出す、極めつきの問題作。間違いなく大賞に相応しい力量を感じさせる作品でした。 三雲岳斗『ストライク・ザ・ブラッド』 泉鏡花を連想させる偏奇的・幻想的な作風は、独自性の高さの点で飛び抜けていました。 三上 延『ビブリア古書堂の事件手帖』 非常に興味深い作品だが、荒れるな、という予感があり、実際その通りになりました。強く世に問うてみたい、という総意が選考委員の中に生まれ、結果、二本目の大賞受賞という結果になりました。 吉野弘幸『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』脚本 自らのかさぶたを剥がし抉り出した血で書かれたのではないかと錯覚するような痛みさえ感じました。文句なしの大賞です。 小原信治『サムライチャンプルー』脚本
城ヶ崎家に嫁ぎ一年。天涯孤独だった蒼は、今では亡き父の背中を追い医者を目指して学びながら、夫・宗一の看護を務め、夫婦の時間も重ねている。初めての誕生日に、吸血鬼騒動の調査、雪の温泉旅行。旦那様の愛を一身に受け、秀でた観察眼と知識で日常に潜む謎を解きつつ、学友にも恵まれてーーこの先の未来を考えたとき、唯一影を落とすのは、宗一の体を蝕む病のこと。しかし蒼の「サトリの目」は、その謎を解く糸口を見出すーー! 帝都シンデレラロマンス、第2章!
食事は常にジャンクフードとコーヒー、身の回りの片付けができない社会不適合者な膠原病内科医・漆原光莉と、彼女の下で医者に大切なものを学ぶ医学生・戸島光一郎。 ある日、アレコーを訪れたのは、娘の難病を受け入れられずに転院を繰り返す母親と、心を閉ざした車椅子の少女だった。 「完治不可能な難病を告げられる気持ちを理解できるかい?」 漆原の問い掛けに戸島は……。二人はすれ違ってしまった母娘を救うことはできるのか? 現役医師が描く感動の医療ドラマ第2弾!
「後悔させないから、覚悟してよね」 出逢いは、戸惑いしかないスタートだった。 「大丈夫だよ……私は、ずーっと、そばにいるからね……」 一緒に過ごす、楽しいしかない毎日が、俺も彼女も変えた。 「だって、もうーー私は逃げたくないから」 いつだって、可愛いしかない結花と過ごすために。 「許嫁バレ」の最大のピンチ。そして、佐方家を揺るがす「母との再会」。 だけどきっと2人なら、ハッピーエンドに変えられる。だって俺と結花の未来は笑顔しかないからー! 君ありて幸福。秘密の同棲ラブコメ「#地味かわ」堂々完結巻!
聖霊教に首府を占領されたララノア。 【氷龍】復活が迫る中、アレンたちは決戦に備える。 王都では、彼の窮地を察したリディヤとシェリルが、封鎖された工都への路を探していた。 「とっとと解決して、毎回事件に巻き込まれるアレンをお説教しましょう?」 リィネやフェリシアなど教え子達も各地で奮闘。 しかし、偽聖女の策謀は【氷龍】のさらに奥に潜んでいてーー 嗤うかつての親友、ゼル。囁く魔王、リル。剣聖、リドリーが立ち上がれば、天剣、アーサーは敵を薙ぐ。 すべてが工都に集束し、規格外家庭教師はいま、隠された世界の秘密を知る。 クライマックスの工都編、最後の1ページまで目が離せない!
魔学都市の責任者として過ごすアニスのもとに、王城のレイニから手紙が届いた。 その要件は、ユフィが療養中になったということらしい。 そこには、西部貴族の思惑が絡んでいてーー 「どうして私は、貴方を虐げる国なんか守っているんだろう。そう、思ってしまったんです」 「もう、西部は潰しちゃおっか」 二人の革命に、真っ向から対立する新たな勢力の存在。 王になる意味を問われたユフィと、 彼女に王を背負わせたアニスが出した、 未来へつながる答えとは!? 未来を想う二人VS過去にすがる貴族。 王宮百合ファンタジー、矜持をかけた戦いが始まる!
最強の聖女だったにもかかわらず、 とある事情により異端として王都から追放されてしまった聖女・ティア。 彼女は落ちこぼれだった聖女候補3人の先生になったがーー 「先生、王都に竜で飛んで行ったら問題になります!」 「どうかしてるのは先生よッ!! 今のは一体何なの!?」 「私も最強を目指したくなっちゃいました。指導してくださいね、先生?」 ティアによる聖女魔法を”組み合わせる”技で、 作物の超速育成や竜の飼育、 一騎当千の戦闘に至るまで桁違いの指導が連発。 「私の全力で、貴方たちを導きます」 規格外な聖女先生を慕う少女たちは、 国さえも驚く最強聖女へと成長していく! 『転生王女と天才令嬢の魔法革命』 コンビによる 『聖女』×『教官』ガールズファンタジー、登場!
世界は痛みに満ちている。大戦終結直後、ディン共和国のスラム街にある噂が流れていた。曰く、軍を襲撃しては食料を奪い続けた怪物がいると。その姿を目にした者は誰一人おらず、人々は恐怖と崇拝を込めてそれを『塵の王』と呼んでいた。 噂を追い、単身スラムに乗り込んだギード。彼が目にした怪物の正体ーーそれは、まだ年端も行かない少年だった。後に”クラウス”と名付けられるその子どもに、ギードは告げる。 「--『焔』に来い。そこが、お前が生きるべき場所だ」 これは過去と現在を繋ぐ物語。やがて世界最強へと至る少年は、まだスパイがなにかも分かってはいない。
次元空間から数多の世界を襲い続けた《侵略者》を駆逐し、新たな力を獲得して凱旋を遂げた天上優夜。そんな中、優夜の仲間たちが危機に瀕しているという、驚愕の凶報が届きーー。 異世界では、本来は人類を守護する『聖』を冠する者たちが“全人類の管理”を掲げ、蹂躙を始めていた。神の力をも身に宿して暴走する『聖』たちを、現実世界の高校生が断罪する! その裏で……優夜の家の物置部屋にあった謎の棺から目醒めた少女・サーラ。彼女はかつて地球を脅かした神々と戦っていたというがーーまたもや優夜が波乱に巻き込まれる予感……!! 超常の存在との連戦に挑む優夜が辿り着く到達点とはーー。
西暦一九〇六年。夏目漱石、作家の自由を脅かす政府に反逆。 西暦一九一〇年。夏目漱石、暗殺。 西暦一九一一年。夏目漱石、樋口一葉の身体にて蘇生。 「--彼女の肉体に、俺の脳を移植したのか」 森鴎外による禁忌の医術を受け夏目漱石は樋口一葉の身体で蘇った。それは帝都に渦巻く闇との戦いの再開を意味していた。 誰が自分を殺したのか。どうして鴎外は漱石を蘇らせたのか。そして作家をつけ狙う殺人鬼『ブレインイーター』の正体とは。 様々な謎が見え隠れする中、漱石の協力者の筈だった野口英世が独自の思惑で動き出しーー文豪バトルファンタジー開幕。
実力がバレた天才魔導士ガイカク。 自称助手のエルフやら重装兵の女オーガやらを従えて大活躍した結果、 最強の女騎士の試練を超え、彼らは奇術騎士団として正式に認められた。 (助手:先生のお陰で、国中の誰もが私たちを羨んでいます!) 工兵、女ドワーフを配下に加え、技術&戦術無双が加速し、 ガイカクのハーレムもさらに充実。 そんな奇術騎士団に舞い込んだ依頼は、 ソシエを捨てた故郷、エルフの森の救援だった。 (助手:今更頼ってきてももう遅い! と思いましたけど、先生が言うなら助けてあげます……) ガイカクの頭脳VS過去最難任務、奇術騎士団の死闘の行方は!?
「--可愛がってね、お兄ちゃん!」 父との不仲で家出した俺、鷹戸流稀を拾ったのは、同級生の加古川青緒だった。 そんな青緒と俺が交わした『契約』は……彼女の家族になって、一緒に暮らすこと!? 「お兄ちゃん。誰もいないから、充電さーせてっ!」 学校では優等生の青緒が、家では『兄』の俺にめちゃくちゃ甘えてくる!? さらに、いつもは気だるげだけど本当は背伸びしたい青緒の妹・絆菜。青緒の従姉で学校でも人気の先生・ゆかり。 加古川家の美少女三姉妹から、徐々に可愛がられて……不思議な関係だけど、毎日ドキドキと楽しいことばかり!? 『家族』になって、恋が始まる。ハートフル同居ラブコメ!
1巻発売直後から大人気・連続重版達成! コミカライズも決定! ーーーー 双子の美少女同級生・千影と光莉。 勘違いから始まった同時恋人関係は、俺たちだけの秘密のはずだけど…… 「ねー、腕を組むのはギリOK?」 「ひーちゃん、ズルい! 校内でもイチャイチャできる場所見つけたから私も……!」 どっちも距離感バグって、学校でも急接近すぎ!? そんな俺たちの仲を怪しむ、新聞部の女子たち。 光莉と縁があり、スキャンダルを狙う彼女たちを抑えるため立ち回ったら…… 新聞部からも信頼されて、光莉や千影を部活のなかでサポートすることに。 取材目的に千影と光莉が俺の家にやってきたり、3人だけの隠しスポットを見つけたり!? 双子と一緒に部活もデートも、両取り学校生活を目指せ! 甘さも楽しさも2倍以上。ハートフル三角関係ラブコメ2巻! ーーーーーーー CV:青山吉能・田中美海のPV公開中! 公式X(@jitsuimo)稼働中!
■□■ 大重版が続く超人気シリーズ、待望の6巻! ■□■ 珠(たま)を守るため自らを封じた銀市(ぎんいち)。彼を救うべく、珠は命を賭けて封印に入り込む。刻限は彼女を守る"髪飾り"の牡丹の花が散りきるまでーー。 しかし、封印の中で再会した銀市は記憶を失い、珠を「知らない」と言い放つ。珠はそこで、人を拒絶していた遠い過去の銀市を知ることに。それでも一心に彼のことを想い……。一方の銀市も、見知らぬはずの少女・珠に記憶を揺さぶられ、どうしようもなく彼女に心寄せてしまう己に戸惑っていた。 刻々と時が迫るなか、封印の内側では、銀市の人生の岐路(きろ)となった江戸の大火事件が再現され……? ■□■ 登場人物紹介 ■□■ 上古 珠(かみこ たま)--数えで16歳となる小柄な少女。銀市に助けられ、雇用される。 古瀬銀市 (ふるせぎんいち)--外見は20代後半の青年。寒空に放り出された珠を拾い、見守る。 瑠璃子(るりこ)--ボブカットの美女。カフェーで働いているモダンガールだが、その正体は……。 御堂智弘(みどうともひろ)--眼鏡をした、三十代半ばの黒髪黒目の軍人。銀市と付き合いがあるようなのだが……。 序章 哀切乙女のできること 第一章 春愁乙女と龍の邂逅 第二章 清夏乙女と夜花火の哀惜 第三章 乙女、秋立つ 第四章 牡丹乙女はほころぶ 終章 乙女と龍の春隣 あとがき
大国ドルマンの第一王女ジョジュは王位継承争いに敗れ、継母殺しを企てた悪女と汚名を着せられてしまう。さらに国を追放され、辺境の小国ロニーノへ嫁ぐことに。失意のジョジュを迎えたのは冷酷無慈悲と噂のエミリオン王だった。 「愛を求めるな」と言ったエミリオンだが、敵ばかりの祖国とは違いジョジュを公正に扱ってくれた。ジョジュは生来の聡明さを取り戻し、若き王に反発する者の陰謀が渦巻く王宮で味方を増やしていく。凛とした姿は頑ななエミリオンを変え、二人は次第に心を通わせるが、元王妃候補の令嬢が現れーー。 ==人物紹介== ○ジョジュ ドルマン王国第一王女。 将来女王となるべく学んできた。 王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。 ○エミリオン 前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。 大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。 第一章 全てから裏切られた王女 第二章 愛のない結婚式 第三章 真夜中の襲来 第四章 不必要な資金 第五章 中心都市プルペの視察 第六章 あきらめられない女 第七章 離宮テオフィロス 第八章 月夜の舞踏会 第九章 犬ぞりレース 第十章 氷城の裁判 第十一章 戴冠式
鬼を封じる「守り姫」として、星護神社に迎えられた透子。穏やかな年末、同居する千尋との距離もさらに縮まる。ところが、年始早々透子は神坂本家での修業を命じられてしまう。心配した千尋は傍で透子を守ると宣言する。 早速、千尋に心を寄せる当主の娘・千不由の取り巻きによる嫌がらせが始まる。だが透子は千尋に支えられ、術者の千瑛や千尋の兄・和樹の教えで異能を習得していく。 一方、本家の開かずの蔵。透子への嫉妬を募らせる千不由は禁忌を犯そうとしていた。それは、本家への鬼の襲撃につながってーー。 ===キャラクター紹介=== 芦屋透子 高校2年生。 行方不明の母を捜すためにも、本家で異能の修業をすることに。 引き続き千尋と同居中。 神坂千尋 高校2年生。 異能をもたないことに悩んできたが、式神のだいふくは千尋の中に眠る「力」について、何か知っているようでーー? だいふく 透子と千尋が作った猫又の姿をした式神。 人間の言葉をしゃべる。鬼のにおいには敏感。 プロローグ 第一章 年暮れて 第二章 かみざかい、の人々 第三章 表裏 第四章 虜囚 第五章 擬態 第六章 暴露 エピローグ あとがき
都内美大の映像科に通う芦屋啓介は困っていた。 「写真に男が映る。削除できない」と言う親友の様子がおかしい。 啓介が彼の怪奇現象に巻き込まれそうになった時、日本画科の美しい少女、月浪縁に救われる。 縁には「絵に描いた人間に怪奇現象が起こると絵に異変が現れる」という特殊能力があった。 それを生かして人助けをする彼女に啓介は手伝いを申し出る。 そして啓介は縁を中心に巻き起こる不可思議な世界を知っていきーー。 「君にも語るべき怪談があるはずだ」 美大の怪談は、おもしろい。 「第一章 ドッペルゲンガー」 「第二章 仮面」 「第三章 コレクション」 「第四章 麒麟の筆」 「エピローグ」
私は、過去を変える。 それがたとえーー許されないことだとしても。 付き合っていた少年・新から、突然別れを告げられた少女・旭。 思い出を引きずったまま高校生になったある日、新が病死したという知らせを受ける。 彼がつけていた日記帳を受け取った旭は、その日記に書かれた驚くべき【秘密】を知ってしまう。 「何度でもーー何度でも、新に、大好きだよって伝えたい」 旭はそう願うが、それはとても不幸せで、幸せな【初恋のやり直し】のはじまりだったーー。 カクヨムWeb小説コンテスト受賞の大ヒット作品が、遂に文庫化。号泣必至のラブストーリー。 プロローグ・・・5 第一章・・・15 第二章・・・103 第三章・・・229 第四章・・・311 エピローグ・・・391