出版社 : KADOKAWA
☆短編集Alter.1も好評発売中☆ 連邦領内を騒がす自爆テロ、〈レギオン〉の猛攻に疲弊する最前線、大量発生する避難民への対応。 憶測と疑心と悪意がさらなる混乱を生むなか、誰かがぽつりとこう言った。連邦政府は〈レギオン〉を一掃する兵器を秘匿している。誰かが言った。共和国の連中は〈レギオン〉どもと内通している。誰かが言った。俺たちが助けてやった、〈エイティシックス〉どもは……誰かが、ダレかが。ああ、『俺たち』以外の誰かのせいでーー! そしてーー最悪のタイミングで一部の共和国民が武装蜂起を決行し独立を宣言。前線で撤退支援に従事する機動打撃群も鎮圧に動員されることになる。しかし、彼らの女王陛下たるレーナがいまだ後方に留め置かれたままで、シンは心をかき乱し続ける。 時を同じくして、ユートはチトリたち〈仔鹿〉をともない、共和国領にある彼女たちの故郷を目指す旅を続けていた。旅のなかで育まれる友情、そして愛情。境遇を同じくして、しかしともに歩めなかった彼女たちとの、最初で最後の旅路…… 一方、ユートからの『伝言』を受け取ったダスティンは過去と現在の狭間で苦悩し、彼の様子にアンジュは自己を苛む。 青銀の髪を持つ彼女は、白銀の瞳を持つ彼に言った。 --ずるくいてね。 淡紫の瞳を持つ彼女は、淡金の髪を持つ彼に言った。 --きっとあなたは私を忘れないね。 "おそらく人々は知らない。相反するはずの愛と呪いが、じつはよく似た形をしていることを。"
コーストリアと共に魔弾世界に侵入したアノスは、要塞深部で大提督ジジと対峙する。一方、それを陽動として別行動をとるミーシャとサーシャは自らの母にして先代創造神・エレネシアと邂逅し、銀滅魔法の秘密を聞かされる。それは一つの世界そのものを弾丸として放つという、世にもおぞましいものだった。 自らの世界すら使い捨てることを厭わないーーそんな魔弾世界の本質を変えるため、エレネシアはこの世界の主神に戦いを挑む。勝利の鍵は、かつて彼女を愛し、救った“第二魔王”の遺した力の一端ーー!! 第十四章《魔弾世界》編、完結!!
別の世界である『異郷』からやってきた少女・一妃。床辻の土地神としての権能を引継ぎ、東の地柱となった少年・蒼汰。そして『血汐事件』の影響により、首だけになって生きる蒼汰の妹・花乃。奇妙な関係でありながらも、三人は家族として新しい生活を歩み出していた。 そんなある日、床辻の怪異を管轄する『監徒』の手引きで、蒼汰の転校が決定。そこには北の地柱・墨染雨が待っていた。土地神の先輩である彼女から忠言を受けながらも、床辻の守り手として蒼汰は着実に成長していく。 だが、異郷からの浸食現象【白線】が日に日に勢いを増す中、『血汐事件』で消えたはずの少女が現れーー。
カグヤが意識を失ってから一週間が経った。《勇者》の内部に精神を囚われ昏睡状態のカグヤ、そして研究長の訃報。混迷するカローンの前に《勇者》は再び現れる。 「……元に戻っただけだ」 そう言い聞かせるように戦いへ身を置くアズマたち。だが、カグヤが示した“救い”を今更忘れることなどもう出来ない。 《勇者》と『勇者』。殲滅軍の内と外。彼らはどこから来たのか。なぜ戦わなければならないのかーー終わりなき戦火の果てに逆転する世界。 全てを知った少年は再び“勇者”になることを決意する!
ツンデレ聖女・ステラの《杖》に転生した俺。無事に二年生へ進級したステラは、学年代表として年に一度の『聖法競技会』に臨むことに! もう一人の代表、炎を操る名門フランツベル家の令嬢・クインザに対抗するため、水を操る少女・アンリを仲間に勧誘しようと試みるがーー 「ど、どーしてもって言うなら、仲間に入れてあげてもいいのよ!」 ……ステラ。そんなツンデレ構文でホイホイ釣られるのは俺だけだぞ! ほら一蹴されてるじゃないか! でも、クインザに勝つためには彼女の聖法が必要なんだよな? よし。押してダメなら“推す”までだ! 愛するステラのため、俺はクーデレ少女・アンリの攻略に乗り出すーー!? そして、再びステラの抹殺を目論む《女神》の次なる一手とは。
よる十二時、ぼくらは『ほうかご』に囚われるーー。 『ほうかごがかり 二森啓』 小学六年生の二森啓はある日、教室の黒板に突如として自分の名前が謎の係名と共に書き込まれているのを目撃する。その日の深夜十二時、自室。学校のチャイムが爆発的に鳴り響き、開いた襖の向こうには暗闇に囲まれた異次元の学校ーー『ほうかご』が広がっていた。 学校中の教室に棲む、『無名不思議』と呼ばれる名前のない異常存在。ほうかごに呼び出された六人の少年少女は、それぞれが担当する化け物を観察しその正体を記録するために集められたのだった。絵が得意な啓は屋上に潜む怪異『まっかっかさん』を捉えるべく筆を手にするが……。 鬼才・甲田学人が放つ、恐怖と絶望が支配する“真夜中のメルヘン”。 序章 一話 二話 三話 四話
「やっほー、彼氏クン見てるー?」 佐久原颯太、高校一年生。初めてできた彼女は『彼女』に奪われました。 ヤツは水嶋静乃。ボーイッシュな顔立ちと高身長で「彼氏にしたい」美少女No.1。けど、なぜか俺にだけは飄々とした態度でからかってくる、憎き恋敵だ。それなのに…… 「本当の狙いはキミだよ、颯太。私と付き合ってよ」 こ、こいつ、いきなり壁ドンしてきやがった! しかも「お試しで付き合う一か月間で私を好きにさせてあげる」なんて言いだしてきて……。俺は絶対お前なんかに落とされないからな! イケメン美少女に毎日くどかれる、一方通行ラブコメ!
3Dバイオプリンターの進化で、バックアップから生命を再生できるようになった近未来。世界最先端のテックカンパニーで働くエンジニア・園晴壱(その はるいち)は、突然の異動辞令を受けた直後──意識を失った。 その後バックアップから〈復元〉されて目覚めた晴壱は、なぜか死亡直前の記憶を喪失していた。そのため面会に訪れた保険調査員を名乗る謎の美女・殿森空(とのもり うろ)より、保険金詐欺として多額の債務返済を迫られる。さらに時を同じくして、全人類の記憶のバックアップをロックするという前代未聞の大規模テロが発生。晴壱はその主犯としてまさかの指名手配を受ける。双方の打算から空と手を結んだ晴壱は、身に覚えのない容疑を晴らすため自らの死の真相の解明に挑む。 プロローグ 追憶(二〇二×年四月五日) 1章 二〇三×年十月二日 栃木県・桧山サーキット 2章 オルタネート 3章 ファントムサーキット 4章 データスフィア1 5章 セピア×セパレート エピローグ
容姿端麗、学業優秀、スポーツ万能、金持ちの家に生まれ、超美人の姉妹までいる。順風満帆な人生を送る千秋には悩みがあった。 なぜか! ま〜ったく女の子にモテない! 生まれてから一度も恋をしたことがない! 高校では心機一転、女子にちやほやされる日々を送ってみせる! そう誓った翌朝、目覚めた千秋は女の子になってしまっていた。自慢の外見を失ってしまった千秋は大ショックを受けるが、鏡で見た「わたし」の姿は、めちゃくちゃ可愛い! さっそく妹に見せびらかしに行く千秋だったが、女子にモテモテな双子の妹・楓の身にも、とんでもない異変が起こっていてーー これは埼玉県が誇る美少女三姉妹の次女、千秋ちゃんによるーーまったく恥ずかしくない堂々たる初恋の物語である。
「友達から聞かれたんだけど……蒼汰ってどんな子がタイプなの?」 悩める高二男子・瀬高蒼汰はある日、幼馴染で片思い相手・藤白乃愛から珍しい相談を受けていた。 「乃愛……! まさかそれって……」 「ち、ちがっ、これはトモダチの話だからね!?」 この手口なら、恋愛に疎い蒼汰でも知っている。 〈〈“友達の話”で始まる恋バナは、たいてい本人のことである!〉〉 --つまりは乃愛も蒼汰のことが!? と思いきや後日、蒼汰は他の女子から告白されてしまう。まさか本当に“トモダチの話”だった? でも乃愛はグイグイ甘えてくるし……“トモダチ”って一体誰なんだ!?
体育祭を経て、恋人になった俺と吉野さん。屋上で駄菓子パーティーしたり、繁華街の癒しスポットを開拓したり、些細な時間がすごく楽しい。 そんなある日、映像編集の腕を買われて、後輩の(売れない)アイドルの「JKコンテスト」を手伝うことに。動画を毎日アップするのは正直大変だけど、吉野さんも一緒なら夏休みに伊豆に合宿ーーお泊まりイベントも発生するということで……! けどコンテストには、俺の苦い過去を知る人物も参加していて……。 素顔を見せあう二人でも、好きだからこそ見せられない顔もある。それでも……やっぱり大切だから。不器用に、だけど着実に二人の距離が縮まる第2巻。
迷路階層の主・炎巨骨魔を退け、異世界で着々と名声を築いていく自動販売機・ハッコン。 そんな《俺》のもとには続々と依頼が舞い込んでーー迷宮攻略にモンスターハント、更には大食い大会の景品に!? 「これで今日一日、ハッコンは私の物っすよ!」 ハッコン独り占め権を得たのは底無しの胃袋を持つ少女・シュイ。 商品を食べ尽くされるかと思いきや、ともに向かった先は始まりの階層にある孤児院でーー? そしていよいよ亡者の嘆き階層へ移った一行は、階層主にしてアンデッドの王・死霊王の討伐へ! 数多の魔法を駆使する強敵に、自動販売機はどんな機能《秘策》で立ち向かう!?
「いやあ、クズを焼くのって楽しいですね!」 なんだかんだで異世界に順応し、好き勝手しまくる残念美少女ホムラたち。魔物の襲撃事件調査のため港町を訪れた一行だが、なぜかビーチでサメと威嚇し合い、隣の漁村ではジンが鬼退治決行!? しかも、厄介事はそれだけではないようで……。 「エリーリヤを恐れて! エリーリヤを気持ちよくさせて!」 欲望のままに圧政を繰り返す領主の娘エリーリヤも現れ、任務はマシマシに。そんな彼女に、己が正義を執行するホムラたちのとった行動とは……スクール水着で海辺のバカンス!? 圧倒的火力で世界を制圧する最強爆焔娘の異世界バトルコメディ!
彼女はまだ知らないーー自分が天才だと。 魔女のアイリは憧れの王都暮らしを始めるも、人見知りからうまくいかず、田舎に引き籠もってしまう。 しかしその田舎暮らしこそ、アイリの才能が輝く舞台だった! 彼女の魔法能力は対“魔法生物”に特化していたのだ。 仲良くなった精霊たち(※精霊王)の力を借りて、農地を改善したり、山賊や魔獣を退治した(※国を救っていた)り……住民からは「魔女ちゃんさま」と慕われるように。 一方、天才魔女として王都のエリート魔法学園に入学した妹・リエルが姉自慢をくり返した結果、王都でも「アイリというすごい魔女がいるらしい」と話題になりはじめ!? 静かに暮らしたい日陰魔女の、無自覚つよかわファンタジー!
ある日、大陸中に衝撃的な一報が駆け巡った。勇者ヴァン一行が魔王軍を打ち倒し、長きにわたった戦争に人類が勝利したのだった。--そんな吉報も辺境の地ゾルタンにはまだ届かず、すっかり秋の色に染まったのどかなこの街は、収穫祭が近づき活気づいていた。 レッドとリットが二人で出店準備を進めていたところ、どうやら葉牡丹やルーティ達もお店を出すそうでーー。 「じゃあさ! 私達の店は3店並べて出そうよ!」 協力すれば楽しい時間もひとしお。みんな一緒に準備開始!秋の夜長も幸せいっぱいのスローライフ!
暘国辺境の村で父と倹しく暮らす永雪。 しかし突然、都に指南碁に行っていた父の訃報が届く。国王暗殺未遂で処刑されたというのだ。 父が謀叛などするはずがない。 永雪は真実を知るため、美しい少女のような容姿を生かし宮女として宮廷に潜り込むが、後宮の劇団戯作者・飛天に男とばれてしまう。 一介の戯作者とは思えない謎の男、飛天は何者なのか? 「おまえは雪ではないな。とびきりの華だ」 運命が交差する中華大河、開幕!
祓魔師・シモンは、“悪魔的”な歌唱力を持った美貌の吟遊詩人・オルフェと出会う。 母の故郷に向かうのだという彼の正体を見定めるため、同行を決めたシモン。 しかしその晩、オルフェを「鍵」と呼び狙う悪魔に襲われて!? 「もう、独りはいやだよ」 「オレはお前を独りにしねえ」 互いを補い、支えあい、二人は立ち塞がる悪魔たちを剣と歌で祓っていく! アウトローな祓魔師と半魔の吟遊詩人が織りなす痛快バディ物語!
「沙羅ちんは恋してて部活に入る余裕ないもんね」「そ、その話題は禁止です!!」 《S級美女》の姫川沙羅、小日向凛、高森結奈が恋愛と部活話で盛り上がる一方、沙羅に正体が知られてしまい心の中で焦っているクラス一地味な赤崎晴也。 高校生活で目立ちたくない晴也は沙羅に二人だけの時間を作ることを条件に誰にもバラさないことを約束させる。 そんなある日、晴也は結奈が中学時代に同じバスケ部だった他校の女子生徒と口論している場面に遭遇して……。 地味系男子と《S級美女》の学園ハーレムラブコメ、第二幕。
高校生・有町要は原因不明の殺人衝動により誰にも打ち明けられない苦しみを抱え生きていた。しかしある日クラスメイトの旭日零に気づかれる。彼女も同じく、原因不明の再生能力と吸血衝動に悩んでいると打ち明けられた。まるでお伽噺の狼男と吸血鬼は互いの衝動が互いの異常で満たし合えると気づく「君を食べさせて? 私を殺していいから」彼女から互いを傷つけ合う提案をされ危うい契約を結ぶ二人。そしてその契約はやがて抜け出し難い共依存へと発展していく。こんなことしたくない。もっと、もっと壊したい。相反する想いと欲望がせめぎ合う切ないラブストーリー開幕ーー
心の闇が晴れた絢奈は本来のエロゲの道筋から外れて斗和の彼女として共に前を向いて歩き始めた。 伊織や真理たちも少しずつ残酷な未来への道筋から逸れていく。 複雑に絡み合っていたNTRエロゲの要因が解けていく中、 斗和の家で蜜月を過ごす絢奈は自分の母と向き合う覚悟を決めることに。 幼い頃から「幼馴染の修君と仲良くするように」と言って絢奈の心の闇を深めた原因の一つでもある母・星奈。 親子として向き合って心の内を話すうちに、斗和の父母と星奈が古い付き合いであることを知ってーー。 恋人関係を公言し、ますます綺麗になる絢奈とその母星奈。 母娘2代に溺愛される背徳濃厚純愛ラブコメ第3弾!