2012年発売
不思議な雰囲気を持つ少女・間宮有紗と街で出会ってから、人間が発火するという不可解な事件に巻き込まれてしまった心優しいセンシティブ少年・山本彦馬。怪事件が周囲で起きることから警察に容疑者扱いされる彦馬だったが、そんな彼を救ったのは、特殊な事件を捜査する“特例課”所属の女刑事・北林花姫ーシックスデイ事件の生き残りだった。過去、あるマッドサイエンティストが、新人類を造ろうと起こした誘拐事件により歪められてしまった6つの人生。そして、特殊能力を持った“始まりの六人”。一人の少年を中心に、十年の時を経て動き出した「6」に纏わる者たち。その目的は過去への復讐か、それとも…。
夏。奈斗たちが働くキャバクラで、七夕イベントが開催されることになる。家で浴衣の着付けをする瑠花にドキドキを隠せない奈斗。ちょっとずつ近づいていく二人の距離。 そんな中、瑠花が初めて同伴出勤をすることに。奈斗が気になる瑠花は、同伴出勤に気が乗らず、奈斗もなんだかもやもやが消えない。だけど、店でのボーイとキャストの恋愛は御法度。二人の関係は果たして……? 学園キャバクラブコメ第3弾登場!
昭和一○一年夏。極東の島国《八洲(やしま)》は、二十年前の戦争で壊滅状態にあった。廃墟の町《尽天(じんてん)》では、人々が暴走した戦闘機械の脅威にさらされながら生きていた。 少女・叶葉(かなは)は戦闘兵器から逃れる最中、棺で眠る奇妙な少年と巨大な《蜂》に出会い、自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従関係の契約”を結んだ瞬間だった──。 少年の名は、金翅(きんし)の九曜(くよう)。《蜂》と少年は、《鬼虫(きちゅう)》と呼ばれる、超高性能戦略兵器であった。叶葉は、兵器であるがゆえに人の感情が存在しない九曜を一人の人間として扱い、交流していく。 徐々に心を持ち始める九曜だったが、九曜と同じ鬼虫である《蜻蛉》四天(してん)の竜胆(りんどう)が飛来し ── !?
バイト先のマグロナルドの休業により、職を失った魔王。さらに住居であるアパートも、壁の修理のため一時退去させられてしまう。 職と魔王城を同時に失い失意の魔王は、大家・志波の勧めで、“海の家”ではたらくことに。しかも、魔王に想いを寄せる女子高生・千穂や、魔王の命を狙う勇者・エミリアまでもが魔王を追って海の家に現れて!? 夏で海でも仕事です!な、庶民派ファンタジー第4弾!
タクティクス東京は成功を収めスフィア世界も順調に再生を始めていた。だがしかし、前田篤人は《謎の現象》に巻き込まれていた! 毎晩気づくとベッドの上で横になっている自分。その世界は明らかに自分の世界とは異なり、またスフィア世界でもなかった。それは、まるで夢の世界にいるような感覚で……。持ち越せないもうひとつの世界の記憶、そして起こる生き残りを懸けたサバイバル──。その現象が示すものは? 人気シリーズ第3弾!
「桜坂君さ……バイトしてみない?」 大学のゼミの同窓会で再会した伊織に持ち掛けられたのは小さなオフィスの無線LAN導入。かわいい女子からの誘いを受けてしまう工兵だったがそれが泥沼への第一歩で!? そんな表題作ほか、怪しげな新製品の検証をしたり、新卒なのになぜか面接官をするエピソードを収録。さらには橋本課長と梢にまつわる掌編も入ったバラエティに富んだ一冊です!
新人声優の永遠やはるか、舞たちに、妙に真面目な女の子・千秋が加わり、アニメ「シックスティーン」の新たなプロジェクトが始まる!? 声優たちのハッピーラブコメ第4弾!
好きな女の子の服が透けてしまう能力がなくなり、速水柾の日常には平和が戻ったかに見えた。だが今度は想像を超えたマニアックさで、エッチな怪異が起こってしまう。「フレンチドレッシングで濡れ透け…!?」 「疑似触手!?」 更には、透視能力が思わぬ形で戻ってきた……! 電撃文庫MAGAZINEで連載された第4話〜第6話に、書き下ろしの第7話を収録! ※エッチすぎて連載中止になったわけでは、ありません。
歳国の田舎に暮らす鈴花は、ある日突然、王子妃候補に選ばれた!しかも相手は、何人もの妃候補を追いだしたという“半仙”王子・黎鳴。貧しい家族のため、鈴花は震える声で彼に「お嫁さんにしてください!」と直球勝負!!あっさり拒否するかと思われた黎鳴だったが、なぜか「御心のままに」と鈴花の前にひざまずき…一体どういうこと!?俺様王子と弱腰嫁、言いなり中華ラブコメ開始。
全世界を揺るがす革命の物語、ついに終幕! 『革命部の栄光のために!』 かけ声とともに膨大な数のミサイルが日本へ向けて飛び立っていったーー。全世界から宣戦布告を受けた俺たちの新生国家『大革命部帝国』は、国連から国家として承認を受けるために、この世界大戦を勝ちきらねばならない。電撃戦で日本の主要戦力を奪うことに成功した俺たちは、次なる敵・アメリカ軍の全力攻撃に備えていたのだが、敵は俺たちが予想だにしなかった方法で攻撃を仕掛けてきた! 世界大戦の勝敗行方は? 革命部の新世界構想とは? 超弩級のスケールで描く少年少女たちの革命の物語、ついに終幕!
「わたくしが望んでいるのは、啓介さんとの本当の恋人関係です」陽名から真摯な愛の告白を受けた啓介は、“方舟”から帰ってきたら必ず返事をすると彼女に約束する。今回の“方舟”行きの目的は、アリッサの弟子となった英里香を“箱庭”のヴェラに引き合わせること。母・ヴェラとの10年ぶりの再会に胸を躍らせながらも、緊張の色を隠せないアリッサ。そんな彼女の背中を押してやるようにして“箱庭”へと入った啓介だったが…。交差する“日常”と“非日常”。そして、定められた運命の歯車がゆっくりと動き始めるー。
たったひとつの譲れない想いのため、鷹崎駆真は巨大ロボット<<言(ロゴス)>>に乗り込んだ。「駆真、行きます!」何故、そこまで? 問われれば答えよう。全ては授業参観のためにーーと。
鷺乃宮家の当主となったキョウに降りかかった新たな難題ーー「結婚」。だが、ふさわしい伴侶をと言われても、頭に浮かぶのは凛々花の顔ばかり。かくして、鷺乃宮家の総力を結集したプロポーズ大作戦が開始される!!
“精霊剣舞祭”二日目。カミトたちに“破烈の師団”から同盟の申し出が入る。だが、その交渉に向かう途中、レスティアの攻撃により離ればなれになってしまうカミトとクレア。カミトを救ったのは、十三歳にして“破烈の師団”師団長を務める少女ミラだった。レスティアによりチームを壊滅させられながらも、カミトたちと行動をともにするミラ。しかし、その前に再びレスティアが立ちふさがる。交差する魔剣と聖剣。そして、剣戟の果てにカミトが見たものは…。「-できることなら、カミト、私はあなたに殺されたいわ」塗りつぶす黒。壊れた願い。けれど、ふたりが出会った意味だけは、今もずっと変わらないままでー。エレメンタル・ファンタジー第6弾。