2015年8月18日発売
「あのね、私と一緒に世界征服してみない?」飛び級でMIT卒業の天才少女・日乃原涼香にそう誘われた引きこもり3人ー大学不登校の留年生兼フリーゲーム制作者の北都大樹、高校3日で退学のゴスロリ少女プログラマー・雪丈小春、人気はあるが遅筆で生活苦のイラストレーター・御影隼ーは涼香の型破りな提案に巻き込まれ、世界征服の手段を本気で考案することになる。4人が導き出した答えは、“仮想通貨×ソーシャルゲーム”!!現実世界を支配する、ソーシャルゲームを開発せよ!!至道流星の“青春世界征服物語”開幕。
ピン芸人No.1を決める大会に挑む! 僕ーー鳴雲俊史はお笑い芸人をやっている。 人を笑わせることでお金をもらう職業であり、テレビやネットの露出が増えれば大スターになれるお仕事。しかしそれはほんの一握りであり、実際は売れずに食べていけないために芸人を辞める人が後を絶たない。食べていくだけで大変な仕事である。 そして僕はというと、売れてはいないが、食えているのは食えているという層である。なんて中途半端だ! と思うけど、それが十年芸人をやってきた僕が今いる場所だ。 だが、それを変えなければならない。いや変えてみせる。 尊敬する先輩のアドバイス、袂を分かつ形になった元相方、そしてうちに転がり込んでいる芸人の卵、彼らにそう気づかせてもらえた。だから僕はピン芸人でNo.1を目指す! ・・・・と思った矢先、大人気芸人が僕の前に立ちはだかるのであったーー。 テレビなどでも活躍中のお笑いコンビ『天津』の向が綴るリアル芸人物語の第3巻。
また、皆に会いたいよ。 かつて、世界的人気のMMORPG《ユニオン》において、伝説となったパーティがあった。名を、スバル。小学生の幼なじみたちで結成されたそのパーティは、〈センス〉システムを中核に置く《ユニオン》において比類なき才能を発揮、瞬く間に勇名を馳せた。ところが、プレイヤーがゲーム中に息を引き取る事故が発生。この人死事件をきっかけに、《ユニオン》はサービスを終了してしまう。 ……時は流れ、6年後。かつてスバルの中心として活躍した天羽陽翔(あもう・はると)は、ダメダメな高校生になっていた。性格はひねて、友達はおらず、何事にもやる気がない。だが、クラスメイトに巻き込まれる形でログインした新生《リユニオン》のなかで、陽翔は信じがたい“再会”を果たす。スバルの仲間であり、リアルの幼なじみだった少女、空閑旭姫(くが・あさひ)--6年前、ゲーム中に死んだはずの彼女が、そこにいた。 「きっと夏の病だ。それかシステムエラー。むしろバグ!」 「あははっ。もう陽翔ってばどうしたの。顰めっ面なんて似合わないよ?」 ーー伝説は再び動き出す。革新的青春バトルオンライン!
新たなる棺使いたち。《門部》最大の危機。 殺戮因果連鎖憑依体ーー 古来より『鬼』や『悪魔』と呼ばれてきたその存在は、感染する殺意であり、次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。 人類の世界にこれまで六度、虐殺と大戦争をもたらしてきたという白い鬼。その七体目の憑依者を巡るバチカンとの戦いを経て、ひとりの少女を保護することになった《門部》だったが、流星群が天を薙ぐ真夏の一幕の裏で、世界の運命は大きく狂いだそうとしていた。 謎に包まれた第三の鬼狩り組織の襲来。情報統制を敷く《門部》式務。そして、それに抗おうとする離反者たち。様々な思惑が交錯する中、恐るべき柩使いと青鬼の出現によって、平和な夏が切り刻まれていく。 第三勢力《THE EYE》とはいかなる組織なのか。式務が隠し通そうとする秘密とは何なのか。そして《白鬼》を守るべく戦う封伐員・百刈圭たち待ち受ける、恐るべき運命とはーー。 人類の存亡をかけた、影なる戦士たちの一大叙事詩、激動の第二章。 『波の手紙が響くとき』でも好評を博す、オキシタケヒコが手がけるSF異能バトルアクションシリーズ第二弾。 イラストは各方面で活躍中のtoi8が担当。 【編集担当からのおすすめ情報】 著者は、2012年「プロメテウスの晩餐」で第3回創元SF短編賞優秀賞を受賞。 その後もSFマガジンでの連載などを続け、SF界において非常に評価の高い作家の一人です。 これでもか、と注ぎ込まれた超テクノロジーをエンタメの中に落とし込んでいく妙技をお楽しみください!!
アプリで戦う学園ガジェットバトル第2弾! 近未来。 生活のすべてがウェアラブルデバイスにより管理可能なスマートシティ・蜂原。蜂原では、視覚、触覚によって電波を「体感できる」という特異体質をもった中高生たちが出現し始めていた。 その特異体質をもつ主人公・奏矢は、同じ高校に通う特異体質の仲間と電波の渋滞による怪異「JAM」を退治するバイトを始める。 ある日、ネット配信の生放送中に「JAM」を見てしまい錯乱するネットアイドルの動画が配信され、大騒ぎに。 奏矢たちはそのアイドルとの接触を試みるが、彼女は過激な思想を持つ少女・黒笹雫に率いられる組織「白虎ヌーベルバーグ」への勧誘を受けていた。 奏矢たちと対立する組織を率いる雫たちの本当の目的とは? そして、「JAMが人を殺す」「JAMが人に人を殺させる」都市伝説的に膨らむ電脳の海の噂の中で一体、本当のこととは……? 近未来ガジェットアクション、第2弾!
今はもう忘れられた、魔法医師の物語ーー。 太古の昔、医術と魔術とは、同一のものであった。 今や人類は、かつて魔術と医術とが一つであったことをすっかりと忘れてしまっていた。しかし、この世には未だ医術のみで癒せぬ病が存在する。 それは、伝承の中で、吸血鬼、狼男、食人鬼などと語られる化け物の類い、魔術を用いねば癒せぬ病ーーすなわち〈妖病〉が。故に古代の知恵、魔術と医術とが一体となった知恵を、未だ脈々と伝え続ける者たちがいる。 すなわちーー〈魔法医師〉が。 魔法医師の少女・クリミアは自身が幼い頃に行った魔法医術の影響で、重大な妖病を患った幼なじみのヴィクターを治療するため、共に旅を続けていた。その目的は、ヴィクターの病を治せるだけの力をもった霊石《ガマエ》を集めること。 その旅の中で、二人は数多の病人を治療していく。 ときに魔法医師を異端と迫害する教会と戦いながら。 ときに病人を魔物と称する人々と戦いながら。 そして、病そのものと、戦いながらーー。 『王子降臨』『楽園追放 mission.0』などで活躍中の手代木正太郎が奇妙で流麗な筆致を踊らせた最新作。 イラストは、気鋭のイラストレーター・ニリツ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 2014年に公開された、大ヒット映画『楽園追放』のノベライズを担当し、オリジナル前日譚を執筆。 あの虚淵玄氏をして、アンジェラに同情をさせた、その前日譚『楽園追放 mission.0』も好評発売中です!! 著者の第7回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作『王子降臨』(全2巻完結)も要チェック。
正義のヒーロー・ガイムーンの勝利に終わった、あの正義と悪の闘争から二週間。月杜市は平穏を取り戻しつつあった。だが戦いに破れようと、その命が果てるまで悪の総帥・二代目ヘルヴェノム卿である武尊はガイムーン打倒を諦めることはありえない。どれだけ自身が傷つこうと、月杜市のすべてを巻き込み絶対悪であることを渇望し続ける。ガイムーンとして生きる宿命を背負った最愛の少女・ミアを正義の呪縛から解き放つためにー。青春ヒーローピカレスクロマン、新たな波紋を生む第二巻!