2019年9月14日発売
諸事情で会社を辞め、実家に戻った望未。しかし実家は満員で、商店街の空き店舗に追い出されてしまった。そんな時……「俺の嫁になってくれ!」空腹で行き倒れた男をおむすびで助けたら、いきなり求婚されて!?
上司のパワハラで絶望した奈美は、ある日古ぼけた店を見つける。そこは未練のある本が集まる、鬼の店主が経営する地獄の本屋だった。店主からのプロポーズは置いといて、奈美は様々なお客さんを相手に奮闘するが!?
茨木真紀は、かつて鬼姫“茨木童子”だった前世を持つ女子高生。前世の夫“酒呑童子”だった天酒馨らとともに、浅草あやかしを狙う「狩人」の騒動を退けて、無事に高校三年の新学期を迎えていた。 陰陽局の津場木茜が転校してきたりと、少しずつ変わっていく真紀たちの日々。そんな折、法事で実家に帰る馨に、真紀はついていくことに。訪れたのは「御伽噺の隠れ里」と呼ばれる九州の片田舎。二人はそこで、夜毎屋敷をさまよう面妖な人間と遭遇しーー。 伝承と謎を相手に「最強の鬼嫁夫婦」も眠れない?
夢と職を失い、実家に連れ戻そうとする父親から逃げていた真桜。かけこんだ喫茶店で、とっさにマスターの鬼塚と結婚したと嘘をつき事無きを得る。ところが、彼から衣食住の保障と引き替えに、“契約結婚”を逆提案される!この店のブサカワ猫が願いを叶えるとの噂があり、連日訳アリなお客が集っていた。真桜は仮嫁として店を手伝い、鬼塚のおいしい手料理に心洗われていくお客たちを目の当たりにする。だけど鬼塚にも事情があることを知り?不思議な“猫さま”に背中を押されてー心癒やす再出発の物語。
遊牧のテントが燃えている。兵士が迫り来る。女装束のララは、民をかばったために兵に見つかり、炎の中を馬で逃げていた。彼らは七番目の王女ーと偽っているララを狙ってきたのだ。殺される!その直前、命を救ったのは黒衣の剣士ユージーンだった。しかし、嘘を嫌悪するユージーンに、ララの正体が女装した少年だと気づかれてしまい…!?「お前は誰だ!ララ様はどこだ」これは賢く純真な王子が、彼の資質を見定めんとする剣士と神官見習いとともに、簒奪された草原の王国を再興する物語!
街の台所を任される厨師・天矢は、一つの依頼を受け後宮厨師となり後宮に侵入していたーそれも故あって女装をして…!?化粧にもようやく慣れた頃。後宮に生る果実をつまみ食いしたところ皇位継承者である公主・麗珠に見つかり、後を追われる。一悶着の末、甘いものに目がない公主のお菓子作り担当となってしまう天矢。開口笑、杏仁豆腐、ゴマ団子など数々の菓子を頬張る姫君を横目に、元々の依頼ー然る人物の暗殺計画の謎へ挑むが!?その料理の腕前を駆使し、後宮内の闇を額けるか!
最愛の紫旗の暗殺計画を知った明花は、花嫁となり後宮へ潜入。しかし紫旗は呪いで倒れ、明花の素性を知ってか「目の光る生き霊の仕業」と噂が飛び交い、窮地に立たされるーー。凸凹コンビが最凶の敵へ挑む最終幕!!
「見てくれ!これ旨いんだ!!」ラスティが嬉しそうに掲げたのは、焚火で香ばしく炙った骨付き肉。が、それを見たリーエル王女の眉間には皺が…「…王宮の中庭でっ!なんで、そんな物騒なもの焼いたりしてるのよっ!?」ここは世界有数の大国、アーガスト王国。そして、中庭で焼かれていたのはなんと、巨大なドラゴン(!)だった。-この世界には地図に載っていない『外側』と呼ばれる、凶悪な魔物達が跋扈する未開の地がある。そんな所で自由に育ったラスティに、なんと王宮で王女達に魔物指南をして欲しいと依頼が来たのだ!しかし教えるどころか、彼にとって王宮のある『内側』は何もかも目新しい世界で…!?最強無自覚やせいじの王国ライフが始まった!
「私のこと…好き、なの?」お互いの好意を示す動かぬ証拠を突きつけられた帝と姫沙。二人の恋愛ゲームは最終局面を迎えた。最後の証拠を奪うため、二人きりでのごく普通の逢瀬を重ね、美月らの妨害もはねのけて心を重ねていく帝と姫沙。南条と北御門の長い因縁に決着をつけるべく、様々な陰謀が飛び交うなか、二人の未来のための逃避行へと旅立つのだった…。恋に堕ちたら人生終了!?ポンコツ策略家の甘々恋愛ゲーム、クライマックスの第5弾!
俺のお一人様生活を脅かす次なる脅威は、朱莉の騒動が落ち着いた頃にやってきた。俺の『過去』を唯一知る従姉の優衣ねぇが第二のレンタル家族としてやってくることになったのだ。「…久しぶりにキス、しちゃった」優衣ねぇは子供の頃みたいにキスを迫ってくるし、朱莉たちは厳しく追及してくるし、俺の理想のお一人様生活からはかけ離れるばかり。ところが、オトナの余裕を見せていた優衣ねぇにも、どうやら人には言えない秘密があるらしく…。部屋に上がり込む美少女たちと、ひねくれ男子の孤独系ドタバタラブコメディ第2弾!
「お前、ラノベの編集者をなんだと思ってたんだよ」「ヤクザ」多数の企業が参画するコラボレーション企画「お仕事小説コンテスト」に応募した花恋に受賞の連絡がきた。プロデビューに喜ぶ花恋と鋭二。だが「編集との改稿作業」というプロの洗礼が待ち受けていた。一方、渡良瀬の発案による合同センターのコンテスト参画も発表され、世間の注目を大いに集めていた。事態の進捗にかすかな違和感を覚える鋭二に、幼なじみの沙樹は語る。「あたしも挫折してたのよ。編集者として」“禁断の”年の差ラブコメ第7弾!
「ゴブリン退治はもう飽きたっ!」「なんじゃい、そんなら竜退治にでも行くんか?」夏、妖精弓手や鉱人道士が騒がしいギルドの酒場に、女商人が訪れた。「お願いしたい冒険があるのです」砂漠の広がる東の国境にゴブリンが増えているらしいー。女商人は東国に商談に向かう護衛として、彼ら一党に同行して欲しいという。「やはりゴブリンか。いつ出発する?俺も行こう」文化の異なる砂漠の隣国、そこで待ち受ける残虐な罠、たまさか出会う砂漠の民、交錯する仕掛人。紅砂の先、彼らは邪悪な企みを知るー。蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第11弾!
「この海の近くには、霧があるのよ」 古都ガルムをあとにしたメノウたちは、港町リベールへと辿りつく。 入り込んだが最後、戻ってきた者はいないと言われるリベールの霧。それは、かつて南方諸島連合を食らいつくした、四大人災『霧魔殿』だった。死んでも蘇るアカリを殺しきる手段を求めるメノウは、処刑人としての任務を完遂するため、その魔の霧を利用することを思いつく。 そんななか、メノウたちに接近するリベール伯の娘・マノン。“いなかった”はずの彼女の行動が、メノウたちの運命をアカリですら意図しない方向へと捻じ曲げはじめるーー。 彼女が彼女を殺すための物語、急変の第2巻!