2021年10月25日発売
第三王子として生まれたスレイは、国外追放を言い渡されたことをきっかけに、長年の夢だった冒険者を目指し、モンスターや魔法が存在する『アウター』と呼ばれる世界へ渡る。そこで出会った仲間たちと、次の世界へ行くための試練の一つ、からくり塔の攻略に成功し、二つめの試練である小悪魔の森にも挑むことになった。新たな仲間を加え、次なる試練である小悪魔の森へと辿り着いたスレイたちだったが、そこで先へ進むには小悪魔からの頼みごとを達成しなくてはならないため、小悪魔と交渉するのだが…!?失格王子の成り上がり冒険譚、第二弾が開幕!
新たな仲間を迎え、ロセッティ商会をさらに発展させていく女性魔導具師のダリヤ。日々寒さを増していく晩秋の季節、彼女は開発途中だった『暖房器具』の制作を進めようと思い立つ。前世では馴染み深かったその暖房器具は、「手足が温まる」「酒が欲しくなる」「ずっと離れたくない」と、ヴォルフやロセッティ商会員たちをすぐさま虜にする。「なんだこの、行動力も意志も奪う『堕落座卓』は…」ダリヤが開発したその魔導具は、ギルドや商会の要人をも巻き込みながら、瞬く間にオルディネに広がっていきー!?魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、ぬくぬく冬支度の第七弾、開幕!
勇者パーティの荷物持ちをしていたスラッドは、ある日勇者に「サボってばかり」とクビにされてしまう。ところが、役立たずと言われた彼は、『全自動支援』-そこにいるだけで仲間の能力が上昇するというユニークスキルを持っていたのだった。スラッドは昔行っていた冒険者稼業を再開するが、仲間のいない彼が単独活動をできるのにはある理由があった。それは、『全自動弱体化』-敵対する者の能力を著しく低下させるというもう一つのユニークスキル。スラッドは己のスキルを活かして、ギルドで出会った新米冒険者のエルフと、のんびり楽しい冒険者生活を始めるのだった。一方、スラッドを失った勇者パーティは苦戦を強いられ、彼を独断でクビにした勇者を見限った『義賊』『魔女』『聖女』のメンバーがスラッドと合流してー!?無敵の一般人が、最強の仲間たちと往く!無自覚英雄譚、ここに開幕!!
単位さえ落とさなきゃいいや、学校に行くのは最低限でも。でもまあ、無難に勉強はして、普通に大学にも行って、なんとなくサラリーマンとかになって…。家に籠ってゴロゴロしながら、そんなありきたりな未来を思い描いていた。でも高校最後のあの春に、破天荒で天真爛漫で、そして誰よりも夢に向かって真っすぐなキミに出会い、染められてしまったんだ。正反対のはずだった二人が出会い惹かれ合う。恋と夢の実現という天秤で揺れる、二人の選択はー。本当の自分自身と向き合い、うわべだらけの昨日にサヨナラを宣言し、青い春に狂い咲け!
真丘家の男子は十八歳までに運命の女性に出会わなくてはならない。でないと、十八歳で必ず死ぬ。つまり本日、十七回目の誕生日を迎えた俺・真丘陸にはあと一年の猶予しかないということである。しかし、その残念な運命を回避するには厄介な体質が俺にはあった。しかも二つ。一つは女難体質で、この中に運命の相手がいても困るレベルでヤンデレばかり引き寄せてしまうこと。そしてもう一つは、超がつく探偵体質であること。それはもう、ちょっと出かけると事件に巻き込まれるような。というわけで、今日もまた死体に出くわしたのだが…。もしかして、犯人が運命の人ってことはないよな?
ヴェイラと共闘し、“海王”を倒したレオニスの前に現れたのは、死んだはずのリーセリアの父、クリスタリア公爵だった。レオニスは彼を追い詰めるが“天空城”の次元転移に巻き込まれ、リヴァイズ、ヴェイラと共に別次元の世界に飛ばされてしまう。一方、帝都に残るリーセリアは鬼教官シャーリのもと“聖剣剣舞祭”に向けて特訓するのだった。「レオ君はこんなに厳しくなかったわ」「あの御方はあなたに甘すぎるのです!」そしてレオニス不在の中、陰謀渦巻く聖剣士の祭典が始まるー!
久高陽星。小中学校時代からの友人。星の涙の力で、冬月伊織を認識できなくなった少女。そして僕が救ったと勘違いしていた、もう一人の幼馴染。そんな彼女と僕は、あの丘の上で突然光に包まれ、気がつくと「七年前の七月七日」らしきところにいた。そこで「七年前の伊織と流希」と出会い…「未来のぼくによろしくね、伊織くんっ!」「過去の世界」には、僕らの知っている世界と少しずつ違うところがあった。元の時間に戻るための「鍵」は何か?「鍵」を探すために、これまで目を背けてきたふたりの幼馴染と、自分の願いと、過去の全てと向き合って、-解決編を始めよう。
2学期が開始と共に2つのイベント、体育祭と初の文化祭の開催が発表された。文化祭に胸躍らせる高度育成高校の生徒達だが、茶柱が唐突な特別試験の開催を発表する。試験名は『満場一致特別試験』。クラス全員の意見が一致するまで投票を繰り返すという一見容易な試験内容。だがその本質は茶柱の10年来のトラウマになるほどのもので…。全員が投票で意思表明する必要がある『満場一致特別試験』によって否応なくその混沌に巻き込まれていく生徒達。「では、最後の課題を表示する。投票の用意を」試験史上最も容易で、最も残酷な試験!悔いなき選択を生徒達は果たして選ぶことができるのか!
クラスごと異世界に召喚された“ぼっち”の高校生・遙。教国による辺境オムイ侵攻を総力戦の末に退けた遙は、今ようやく日常を取り戻しつつあった。迷宮攻略と装備品作成に励む傍ら、遙が向かったのは彼の異世界生活はじまりの地である魔の森。そこは並の冒険者では踏み込ることができない危険地帯にして魔境ーのはずであったが、遙は木々を伐採して開拓を推進!?道路の敷設や森林公園の整備、さらに巨大レジャープールまで建造して危険な魔の森を大改造してゆく。そんな楽しげな開発計画をクラスメイトが見逃すはずもなく、遙は観光ツアーを企画することになり…!?最強ぼっちの異世界攻略譚、第8巻!
他人にスキルを貸し出すユニークスキル“技巧貸与”。そんな便利な力を持つ青年マージはS級パーティの天才冒険者たちに利用され、全てを奪われ続けてきた。その果てにマージは前人未到の迷宮最深部で、パーティには不要な存在だと一方的に切り捨てられ、ボス戦を強要される。戦えば死あるのみ。絶望の淵でマージは仲間たちに告げるー「貸したスキルを返してくれ。ただし利息はトイチだ」数多のスキルと共に利息として膨大なスキルポイントを回収したマージ。これにより規格外の力を獲得し、最強へと至ったマージの快進撃が今、始まるー。全てを奪われ続けた冒険者の絶対なる逆襲譚、ここに開幕!
同級生兼人気アイドル、兼ネトゲの嫁。そんな水樹凛香の一途すぎる気持ちに応え、晴れて恋人になった俺、綾小路和斗。しかし人気アイドルの凛香は忙しい。ネトゲでしか会えない日々が続く中、凛香は突然俺の家に泊まりに来て!?パジャマ姿にドギマギしたり、同じベッドで眠ったり…心臓が持ちません。そんな凛香の夫婦としての振る舞いは留まることを知らず。「そもそも、別居してる今の状況がおかしいのよ」こうして俺は、夏休みの間ずっと凛香の家で一緒に暮らすことに!?更に凛香は、俺のことをとにかく甘やかそうとしてきてーネトゲで夫婦、現実でも夫婦(仮)。悶絶必至の青春ラブコメ、待望の第2巻!
セイリスダンジョンの魔王を討伐したラセル達は、救援依頼へ向かうフレデリカを手助けするため、新たな街・マデーラへ。一行はそこで『赤い救済の会』に再び絡まれるーも、シビラの機転で難なく切り抜ける。だが、『赤会』の悪意はマデーラの街全体を蝕んでおり…?魔物の急増と原因不明の流行病ーそれらの解決に乗り出したラセル達が辿り着いたのは、『赤会』と繋がる新たな魔王と、魔王をはるかに上回る力を持つ『魔神』の存在。挑もうものならば敗北は必至。勝ち目のない戦いを前に取れる選択肢は、撤退か、それともー。有り余る魔力で最強に至る英雄譚、緊迫の第三幕!
松友裕二が隣に住むOL・早乙女ミオに「おかえり」と言う仕事に就いて半年。年末に九州の実家へ帰省する予定の松友であったが、仕事のトラブルでミオも九州へ出張すると発覚。出張先でも急遽ミオのお世話をすることになる。福岡市内の案内やホテルへの送迎などミオのサポートをこなす松友。そんな折、ミオの要望を受けて二人で実家へ行くことになった松友はある頼み事をしてー「俺の嘘に付き合ってもらえませんか。実家で彼女のふりをするみたいなやつです」“偽の彼女”を迎えた松友家は大騒ぎ。それは図らずも、二人の関係に変化をもたらす切っ掛けとなりー。孤独なお隣さんとのアットホームラブコメディ、第3巻。
善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は一人前の帝国貴族と認められるため、今度は軍人となるべく士官学校へ。優秀な成績を修めながら、卒業後の研修や軍務を見越した計画を立てるリアムだがー「私が力を蓄えている間に、面白いことになっていますね」復讐に燃える案内人の暗躍により、リアム包囲網が完成しつつあった!海賊貴族のバークリー家はバンフィールド家を潰そうと動き出し、軍人となったユリーシアも復讐のためリアムに近付こうとしていて…!?悪徳領主が目標なのに軍人としても大活躍しちゃう勘違い領地経営譚、第4幕!!
女神の神託で“勇者”に選ばれたSランク冒険者のジード。ところがジードは“勇者”になることを拒否し、女神を信仰する多くの民衆から反感を買ってしまう。そんな折に託されていた聖剣の紛失騒ぎが発生。行方を追うジードは獣人族領へとたどり着くが、聖剣は獣人族の王“最高戦士”オイトマの手に渡ってしまい!?聖剣返却の条件としてオイトマに提示されたのは「次代の“最高戦士”を見定める大会“成祭”における娘のロニィの勝利」であった。ジードはロニィに協力を申し出るが、“成祭”は民衆の投票で勝敗を決する。嫌われ者のジードが協力しても逆効果だと拒絶されて…!?超弩級サクセスファンタジー、第5巻!
軍事国家・火の国と協力関係を深めた高月マコト。これで六国連合軍による「北征計画」の準備が整った。北の大陸で勢いづく魔王軍との開戦に備え、集結する各国勇者たち。水の国の勇者としてマコトも作戦会議に参加するが、連合盟主である太陽の国の教皇に邪神の信者だと見抜かれ、いきなりピンチを迎え!?そして、ついに魔王軍の主力「獣の王」と「海魔の王」が侵攻を開始。ノアより授かった神気を駆使し、戦いを優位に進めるマコトだったが、凶報が届く。「…このままでは『光の勇者』が命を落とします」-それは人類最高戦力のクラスメイトを失う最悪の未来で…?今ここに人魔戦争の幕が明ける。
多くの犠牲を払いながらもお嘆き山攻略を成し遂げた辺境軍。その元に、オークや不死族ら南征軍の大部隊に攻囲され窮地に立つドワーフ族の“鉄血王国”から救援を求めて使者がやってくる。辺境軍総帥モーギスはドワーフ族が“新兵器”を用いて敵に対抗していることを知り、取引するべく使節団の派遣を決断。使節団のメンバーに選ばれたハルヒロたちは、恐るべき巨人や危険な野獣が闊歩する風早荒野を踏破し、遠路はるばる黒金連山の鉄血王国を目指すことに。曲がりくねった旅路の向こうで、待ち受けるのは交渉か、決戦か、それともー!?絡み合い、重なる運命の果てに“それ”が姿を現し、世界が一変する…!