2022年9月15日発売
両親を亡くし、独りぼっちで生きていた女子大生・鈴鹿涼音。彼女は家に伝わる遺品の剣を手にしたとき、千年の眠りについていた美しき鬼神と出会い、見出された。-そう、金色の瞳と緋色の狩衣をまとった鬼神・大嶽丸に。涼音は強大な力をもつ彼とともに怪異を封じる使命を負うことに。当初は鬼神の存在に戸惑った涼音だが、自分を守ろうとする彼の姿に次第に心の傷を癒されていく。しかし、実は涼音こそが、鬼神を殺した乙女の生まれ変わりだと言われて…。千年越しに廻る運命の行き着く先とはー?
芸事でも心意気でも評価を高めている山吹花魁こと杏奈。そんな彼女の心を揺り動かしているのは、土浦藩を治める土屋さまからの求婚だった。しかし、目指す花魁の頂点ー花魁道中ができる最高の階級となれば、藩の財政に苦心する土屋さまが身請けするのは難しい。求婚を受け入れたら、花魁として目指した夢は叶えられない。二つの道を前に山吹は決断を迫られていた。さらに彼女を混乱させるように、山吹と杏奈の入れ替わりの秘密を知る髪結いの青年・阿嘉也が現れて…?山吹の伝説、堂々完結!
茨木真紀と天酒馨。千年前に悪名を轟かせた鬼の夫婦“茨木童子”と“酒呑童子”の記憶を持ち、浅草であやかしを守って暮らす。今世こそ幸せになるために。やがて前世の嘘を暴き、また恋をして、地獄をも越えー二人は再び、浅草で巡り会う。異様な妖気に閉ざされた浅草。原因である宿敵ミクズを止めるため、真紀と馨は浅草の地下へ向かう。そして千年前から二人を見守る“安倍晴明”こと叶冬夜もまた、ミクズと対峙するのであったー。宿命が集う地で、彼らの物語に幕が引かれようとしていた。
刑事、時和龍之介は霊が見える。硬派な見た目に反し怖がりなので決して認めないが、それに気づいた元上司にその能力を買われ異動の辞令が下りる。配属先は流麗島特別オカルト捜査班。離島にある、科学捜査では解明できない事件専門の、公にはできない部署だ。時和は引っ越し早々心霊絡みの事件に巻き込まれ、助けになるだろうと文化人類学の准教授、樹神彗を紹介される。樹神の冷たく整った風貌と飄々とした人柄に時和は翻弄されながらも、その助言は的確で…強がり刑事と変わり者准教授の謎解き事件簿、開幕!
地味顔の琳麗は化粧で化ける。そんな彼女は化粧品を愛し、愛が高じて自分で開発し、都の人気商品となっていた。けれど婚期を逃しそうな琳麗を心配した父親によって、後宮に入れられてしまう。一方、皇帝は我の強い妃たちが居座る金食い虫の後宮を解体したかった。寵愛を欲せず頭の回転の速い琳麗を皇帝は気に入り交換条件を出す。それは「他の妃を後宮から追い出したら、後宮から出してやろう」というもの。そのため琳麗は化粧で絶世の美女となり、後宮一番の悪女を演じることを決めたー痛快後宮恋愛ファンタジー!
女性最高峰の地位を有するも、王と夜伽を共にしない特殊な役職「職業王妃」に就任したマルティナ。クラウス王は女嫌いという噂なので、私は仕事を忠実にこなすのみ!…と思っていたけど、なぜか王様は私に対してぐいぐい距離を詰めてきてますよね?おまけに「君の笑顔がもっと見たいのだ」って、それは完全に職業王妃の職務外ですー!!
学園の入学式。本格的にゲーム本編が始まり、王子の婚約者という仮初の立場も終わると意気消沈する悪役令嬢ベルティーア。しかしディランは以前と変わらず頬のキスを迫るばかりか、周囲をけん制するかのように“所有の証”をつけてきてますます溺愛ぶりがエスカレート!!そんなベルの前についにヒロインが現れるもののーえ?まさか、前世の悪友!?
ラヴァール国で第二王子ヴィクターにこき使われるアリシアは、さらに第一王子ヴィアンの弱点を探れと命を受ける。兄弟仲を不審に思いつつもヴィアンの下にやってきたアリシアは、彼に異様に気に入られ「皇后にならないか」と誘われ!?一方、デュークとジルは聖女リズだけが使えるという誘惑の魔法を解除すべく奔走。ついに聖女と直接対決の時!
ひきこもり魔女のラスが偶然助けたのは誰もが憧れる王太子アレンだった!初対面からアレンはなぜかラスに対して好感度MAX!しかも王太子妃に迎えられる可能性が浮上して…もしかして伝説の“溺愛の呪い”にかかってませんか!?呪いを解くには彼の側から離れなきゃなのにー「君は俺の特別だから」完璧王子の溺愛包囲網から逃げられません!
夏休み明けの学校は、文化祭に向けて少し浮ついた空気が漂ってた。クラスメイトは周と真昼のカップルらしい雰囲気に慣れてきたようで、生暖かく見守られている日常。文化祭では周のクラスはメイド・執事喫茶を実施することになった。“天使様”のメイド服姿に色めき立つクラスメイトを見やりながら、真昼が衆目に晒されることに割り切れない想いを抱える周。一方、真昼は真昼で、周囲と打ち解けて女子の目にも留まるようになった周の姿に、焦燥感をかき立てられつつあった…可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。
「俺の策はあらたな“猛将”を手に入れることだ」アルカナという「タロット」になぞらえた二二人の魔王と、召喚した英雄を従え覇を競い合う騒乱の世界、カルディアス。下剋上を果たすべく反乱を起こした“愚者の魔王”フールは、刺客である源義経を退けあらたな領土を得る。しかし、大きくなった愚者の国を統治するためには兵力が足りない。そこであらたな英雄として剣豪・上杉謙信を従えるため、フールたちは敵国、悪魔の国へと向かう。これは愚者と蔑まれる希代の天才魔王と、負け組英雄たちの異世界改革譚。
「皆さん、うちの可愛いゆーちゃんをよろしくお願いしますね」夏休み早々、神作家・上松勇太は人生の一大イベントを迎えていた。両親公認のお泊まり会である。「…ユータさんに、大人のキス…しちゃいました」「なに普通に抜け駆けしてるのよ!」こうしてアリッサの先制で始まった神作家を巡る戦いは、こうちゃんとみちるも交え、夏コミ、小旅行、プールにお祭りと激化していく。-ところが。ひとり出遅れたはずの由梨恵が、最後にとんでもない形で彼の心を掴んでしまい…!?『小説家になろう』発、“人気声優が最後に勝利する”ラブコメディ!!
「…博道くん。たすけて…」理不尽な大人の脅迫により演劇が出来ないほど傷ついた晴香は、心の拠り所に俺を求める。でも…俺はもう晴香を求めてはいなかった。俺の心にはもう時雨しか居ない。晴香の心が落ち着けば別れ話を切り出そう。迷いは無い。時雨の与えてくれた『猛毒』が俺の心の奥底まで染み込んでいたから。だが俺は心するべきだった。『猛毒』とは身を滅ぼすが故に毒なのだと。毒々しく色づいた徒花が、墜ちる。“不”純愛ラブコメ、最終章ー
夏休み明けの学校は、文化祭に向けて少し浮ついた空気が漂ってた。クラスメイトは周と真昼のカップルらしい雰囲気に慣れてきたようで、生暖かく見守られている日常。文化祭では周のクラスはメイド・執事喫茶を実施することになった。“天使様”のメイド服姿に色めき立つクラスメイトを見やりながら、真昼が衆目に晒されることに割り切れない想いを抱える周。一方、真昼は真昼で、周囲と打ち解けて女子の目にも留まるようになった周の姿に、焦燥感をかきたてられつつあった…可愛らしい隣人との、甘くじれったい恋の物語。
「秋人くんの答え、聞かせてほしい」裏アカをきっかけに誰にも言えない秘密の関係を築いた秋人と優。歪ながらも信頼を寄せてくる優に告白される秋人だったが、自分の気持ちに迷い、答えを出せずにいた。そんな中、週末秋人の家で期末テストの勉強をすることに。勉強会は午後からだが、ここで優から提案が。「おうちデート、しようよ」土曜日の午前。家族は出掛け、家は優と秋人の二人きりー。ゲームしたり、昼食を作ったり、まるで恋人のよう。でも、それ以上を望む優はさらに距離を詰めてきて!?表と裏。二つのカオを持つ彼女との秘密のラブコメディ、第2弾。
「自分より身長の低い男子は無理」低身長を理由に、好きだった女の子からフラれてしまった下野水希。すっかり自信を失い、性格もひねくれてしまった水希だが、そんな彼になぜかかまってくる女子がいた。高瀬菜央。誰にでも優しくて、クラスの人気者でーおまけに高身長。傍にいるだけで劣等感を感じる存在。でも、大人びてるくせにぬいぐるみに名前つけたり、距離感考えずにくっついてきたりと妙にあどけない。離れてほしいはずなのに。見上げる彼女の素顔はなんだかやけに近く感じて。正反対な二人が織りなす青春ラブコメディ。身長差20センチーだけど距離感0センチ。
帝国の皇位継承戦が終息し、大陸の情勢は新たな局面を迎えていた。帝国は安定を取り戻しつつあり、西側からはカルドメリアが来訪するなど、ウェインは依然として東西の間で難しい舵取りを求められていた。そんな折、ナトラ国内に新たな動きが生じるーフラム人による独立国家。そして本人も望まぬ形で、その渦中へと巻込まれていくニニム。内憂外患、かつてない試練に直面するウェインにさらなる衝撃が。「-お兄様、今いいかしら?」思い詰めたフラーニャから発せられた一言が、ナトラを揺るがす。ニニムの苦悩、フラーニャの決意。疾風怒涛の第12弾!
転校まで三ヶ月とタイムリミットが迫ったある日、晃は葵たちと一足早い『卒業旅行』に行くことに。学園祭以来、葵への想いを『恋』だと自覚していた晃は旅行中に葵との仲を進展させようと期待する。山奥の温泉地で旅館に泊まり、温泉や雪まつり、クリスマスパーティーを楽しむいつものメンバー。だが、ふとした瞬間に情緒不安定な様子を見せる葵を見て、晃は一抹の不安を覚えずにはいられない。「思い出だけじゃ足りないの…」笑顔の裏で複雑な感情が渦巻く中、やがて訪れる別れを前に二人が出した答えとは?出会いと別れを繰り返す二人の恋物語、想いが交わる第四弾!