2023年10月18日発売
超常現象渦巻く悪魔崇拝の館で幕を明ける、霊能力者連続殺人事件! 異才・手代木正太郎の筆が暴れる、ゴシックホラー×本格ミステリ! “妖精の淑女”と渾名されるイカサマ霊媒師・グリフィスが招かれたのは、帝国屈指の幽霊屋敷・涜神館。 悪魔崇拝の牙城であったその館には、帝国が誇る本物の霊能力者が集っていた。 交霊会で得た霊の証言から館の謎の解明を試みる彼らを、何者かの魔手が続々と屠り去ってしまう……。 この館で一体何が起こっていたのか? この事件は論理で解けるものなのか? 殺人と超常現象と伝承とが絡み合う先に、館に眠る忌まわしき真実が浮上するーーーー!!
運だけで数々の難事件を解決してきた轟運探偵と助手の努力探偵に、一件の探し物の依頼が届く。 依頼主のもとを訪ねると、そこは10人もの探偵が互いに推理を戦わせる異様な館だった。 なぜ数多くの探偵が集められたのか、依頼主の本当の目的は何なのか? 孤島の館の連続探偵殺人事件をめぐり、推理と推理が交錯するーー! <本書に登場する探偵たち> 轟運探偵 偶然巻き起こる数々のラッキーによって事件を解決してしまう探偵。 努力探偵 轟運探偵の助手。血の滲む努力もむなしく探偵資格を剥奪された元探偵の女子高生。 妄言探偵 口からでまかせのいい加減な推理や言葉を連発し、周囲を翻弄する探偵。 他力探偵 幅広い交友関係を活かし、有能な友人たちに推理も捜査も丸投げする他力本願な探偵。 偏見探偵 人の意見にいっさい耳を貸さず、己の独断と偏見だけで推理する頭の固い探偵。 弱気探偵 警戒心と推理力は高いものの、自信がなく常におどおどしている探偵。 密室探偵 密室を愛するあまり頭に自作の小型密室をかぶっている、密室事件だけは得意な探偵。
この男、どこまで強(シモ)くなるのか…! 前代未聞の変態ギフト〈淫魔〉を授かり、幼馴染みのアリシアと旅を続けるエリオ。 新スキル〈ヤリ部屋生成〉でアリシアや屈強な女傑たちと仲良し(隠語)しまくりながらレベルアップをしていく彼は、ダンジョン都市サンクリッドで獣人ソフィアと出会う。 彼女の闇が街を呑み込むとき、エリオの淫魔力は更なる高まりを見せ……? 男根変身、分離男根、そして、「--男根領域、展開」 淫猥なる無双英雄譚、第3幕。--きみは、男根の無限の可能性を見る。
異世界エルフ・河合アリエルの秘密と悪徳 瀬戸内海に浮かぶ謎の孤島『耳島』から帰還した忍たちの関係には、小さくない変化が生じていた。 土壇場で何もできなかった御原環は、己の無力さに挫けかけながらも、アリエルの秘密すら利用して、忍への慕情を届かせんと奮闘する。 アリエルを見殺しにしてでも忍を救いたかった一ノ瀬由奈は、ついに己の心と向き合い、深い絶望にその身を沈める。 ぶつかり合う想いの中心で、何も知らないまま、知らされないままに立ち尽くす、我らが福祉生活課支援第一係長、中田忍。 そして不可侵の秘密を抱え、超越的に暗躍する異世界エルフ、河合アリエル。 平穏を護る欺瞞のヴェールが暴かれたとき、閉じられた優しい世界に、終演の舞台風が吹く。 異界の笛の音に秋鹿が踊る、急転直下の第7巻。 葛藤は、小さな瞬きに呑まれて消える。
佐藤さんの発言が恋の導火線に火をつける? それは、あのクリスマス・イブの出来事ーー。 佐藤さんと押尾君が嬉し恥ずかしのクリスマスデートをしていた、その裏で…… 「……は? えええええぇぇぇーーっ!?」 佐藤さんの親友・円花の目前では衝撃の事態が進行していた。 ーー緑川高校、事故により校舎倒壊! そんな事件の影響で、円花含めた緑川高校の生徒は、年明けから佐藤さんたちが通う桜庭高校に身を寄せることに。 そのせいで、今まで誰も訂正しなかった「勘違い」が白日の下にさらされる。 「蓮君と円花ちゃん、付き合ってるんです」 佐藤さんの爆弾発言をきっかけに、突然注目の的になってしまう円花と蓮。 そこで蓮は強引に円花をおうちデートという名の作戦会議に拉致! 周囲の干渉を回避するために円花に偽装交際を提案するがーー 「蓮君と円花ちゃんって、ホントーにお似合いのカップルだね!」 そんな偽装で、ぐいぐい来る佐藤さん@冬休みデビューで絶好調を回避できるのか!? 絶対に(付き合ってないと)バレてはいけないダブルデート、開幕! みんながひそかに気になっていた「もう一つの恋の話」がついに動き出す。 糖度120%の甘々青春ラブコメ、今回は甘々倍増で糖度200%超え!
創造神に最も近い女神降臨ーー究極の戦い! アイドル女神リィライザの凄まじき神略を、絆の力で退けた照魔とエルヴィナ。 だが激戦で力を使い果たした二人の元へ、邪悪女神ディスティム、クリスロード、プリマビウスの三女神が一挙に降臨。最強の六枚翼女神三人を相手に、照魔たちは絶体絶命の危機に陥る。 そんな混沌を極める戦場へ突如、謎の美少女科学者トゥアールが介入。別世界から来たというトゥアールは、かつて照魔たちの世界を襲った厄災の真実を語る。敵性女神以外にも、人間に災いをもたらす脅威があること。人の心の輝きを喰らう、恐るべき怪人の存在を……。 一方、世界をわたり人間界を侵略する怪人の存在を知った天界の邪悪女神たちは、今回の女神大戦が何者かによって仕組まれたものではないのかと訝しむ。 天界の謎を探ろうとする同胞たちを余所に、ディスティムは人間界への攻撃的神略を開始。しかしただ戦いを求める女神と思われていたディスティムには、恐るべき秘密が隠されていた。自らを創造神に最も近いと断じる、彼女が求める世界とは……? 照魔とエルヴィナは心を繋ぎ、かつてない力の女神と究極の戦いに臨む!! 全てが結ばれ、全てが繋がるーー新世代の女神バトル・第四弾!!
星をたたえ、暗く冷たく夜は燃える。 かくして林檎は奪われた。 〈血の祭典〉が明け、中央連盟の面々を襲ったのは、第二の衝撃。 シュテルン家当主脅迫事件を受けて、ロロ・リングボルド率いる第一指揮が大規模掃討戦に向けて動き出す。 その裏で独自に行動を開始するのは、第七指揮の粛清官たちだった。 一堂に会するは、完璧を目指す者。贖罪する者。弾劾される者。 義を貫く者。過去に眠る者。復讐者と、殉教者。 そして夢に堕ちた星を掬い上げる、当代の夜。 「リオ。最後に、ひとつだけ教えて」 「あなたが報せをくれなかったのは、わたしのことなんて、とっくに忘れてしまったから?」 「そうだとしたら。わたしも、あなたのことは永遠に忘れるわ……」 月の浮かばぬ、その日の晩に。 たったいちどだけ許された後夜祭に、最後の炎が灯される。
女司書が抗う、戦場の魔導書ファンタジー! 「クソみたいな図書館だ」と、女司書は吠えた。 《連合軍》と《魔王軍》との戦いが続く世界。 長い時が過ぎるなかで、人がかつて持っていた魔力はそのほとんどが喪われ、人類は鉄と火を主力とした軍隊と『勇者』『魔導具』といった数少ない神秘の力をもって魔族に相対するようになっていた。 戦況を打破するため、帝国皇女は過去の遺物たる『魔導書』の管理運用を狙い、最前線には似合わぬ『基地図書館』を試験的に配置。魔導書の修復・活用をその主任務とする『魔導司書』がその運営を行うことになった。 半信半疑だった帝国軍部は魔導書の力を見、その兵器としての本格的な運用を図り始めるのだがーーそこに、ただひとり、抗う女がいた。 それは軍基地図書館の『司書』の任を受けた女。 本を愛し、愛しすぎたゆえに職を失いまんまと戦場まで連れてこられてしまった女。 筋金入りの司書ーー魔導司書カリア・アレクサンドル。 眼鏡で八重歯で巨乳にソバカス、朗らかに良く笑い、すぐに手が出るいい女ーーそして誰より本を愛する女! 本を愛する司書の誇りが、戦争という現実に抗い始める。 【編集担当からのおすすめ情報】 『昔勇者で今は骨』『ルパン三世 異世界の姫君』の佐伯庸介が新たにおくる魔導書ファンタジー。 とにかくめちゃくちゃカッコいい女!な主人公・カリアの魅力もさることながら、「図書館とは」「本の意義とは」といった本好きには気になるテーマもきっちり描く意欲作です。
チンピラお嬢様、爆誕ですわ! 「はぁ、今日も視聴者0、登録者3……。向いてないのかしら、わたくし……」 ドレス姿でダンジョン攻略するお嬢様系配信者、山田カリン(16)。 しかし動画は伸びず、一年たっても底辺をさまよっている。 そんなある日、カリンはダンジョン下層で妙な男を発見する。 「そんじゃいまから爆破すっからな〜」 その手には国が禁じる危険物質がーー 「なにやってんだてめぇオラアアアアアアア!」 「ぐはぁぁぁっ!?」 迷惑系配信者をボコったカリンは、チンピラお嬢様として人気に火が付いて……!? おハーブすぎるダンジョン無双バズ、開幕ですわ!
「口づけてもいいか、俺の妖精」 アミティは不吉な白蛇のような見た目だと虐げられていた。 死神と恐れられる辺境伯・シュラウドへ嫁がされると、二人はたった一日で恋に落ちた。彼を守る聖獣・オルテアが呆れるほどに。 「君を愛することに、時間や理由が必要か?」 互いの傷を分かち合い、彼はアミティは幸運の妖精だと溺愛する。そのアミティにある残酷な傷は、どうやら聖獣と会話ができることと関係があるようで──? 一目惚れ同士の不器用なシンデレララブロマンス
「メイナード様を、あなたにあげるわ」 フィリアは姉の言葉に驚いた。彼は聖女である姉の婚約者のはずなのに。 姉中心のこの家ではフィリアに拒否権はない。けれど秘かに彼を慕っていたフィリアは、自らも望んで彼の元へ。 そこには英雄と呼ばれ、美しい顔立ちをしていたかつての彼はいなかった。 首元に黒い痣のような呪いが浮かぶ衰弱したメイナードは「僕には君にあげられるものはないんだ」と心配する。 「ただメイナード様のお側にいられるのなら十分なのです」 解呪の方法を探すフィリアは、その黒い痣に文字が浮かんでいると気づいて……?