2024年12月発売
「ナハハ。ナツよ、邪魔するぞ」 東京のアクセ仲間や凛音と過ごした修学旅行で、大切なものを諦めずに夢に向かう覚悟を得た悠宇。日葵と凛音もそれぞれの目標を持って歩み始める中、まだ過去に縛られている男が一人いた。 「貴様の大好きな勝負をしてやろう。オレが負ければ、貴様の要求を呑んでやる」 真木島慎司により仕込まれていた、とある後輩を中心とした因縁。それにより明らかとなった悠宇と慎司の確執が、ついに二人の対立を引き起こしてーー!!!? 10年以上経っても未だに慎司の心に憑りついて離れない黒歴史……その一片が今、白日の下に晒される。 Prologue 真木島慎司の華麗なる幼少時代の記憶 1 “未来への憧れ” 2 “呪い” 3 Turning Point. “孤” 4 “生まれ変わり” Epilogue ゆめのあと
「わかりましたよ! 旭の彼氏役を引き受けます!」 文化祭が近づく秋。教え子の久宝院旭さんは告白ラッシュに困っていた。悩める生徒を放っておけないアタシ、天条レイユはよりにもよって錦悠凪くんに期間限定の彼氏役を任せるように背中を押してしまう。 だって先生が生徒に「好き」の二文字を言えるわけない。 アタシが自分の気持ちを押し殺している間に、ふたりはクラス公認のカップルになって、久宝院さんも悠凪くんと本物の恋人になろうと積極的にアプローチをかけてくる。そして、迎える運命の文化祭。 生徒同士で恋愛するのが正しいのはわかっている。だけど── 先生と生徒の近すぎる秘密の青春ラブコメは、ひとつの答えを出す!
★第9回カクヨムWeb小説コンテストエンタメ総合部門・大賞受賞★ 人類の指導者としての教育を受けるも、無実の罪で地球上から追放され、宇宙空間の個人牢獄に収監されていたカイト・クラウチ。気ままな囚人ライフを送っていたが、刑務官であり生活支援ロボットのエモーションから衝撃の報告を受ける。 『地上滅亡を確認。人類社会終焉に伴い、受刑者279502号の刑期は終了しました』 しかしカイトは当たり前の疑問の一つも口にせず、なぜかワクワクした様子。 「なら、行けるところまで行ってみようか。地球人類最後の宇宙旅行に!」 『きゅるきゅるきゅる…………正気ですか!?』 でもその最後の旅が、まさかすべての始まりになるなんて。 外宇宙文明との出会い、超能力の発現、そして自分だけの宇宙船の獲得。銀河は孤独じゃない、隣に最高の相棒がいれば。地球人と機械知性のコンビが外宇宙文明で自由に暮らすスペースジャーニー!
VRMMORPG《モノクロの世界》に登場する悪役公爵家のルカ・サルバトーレに転生した俺。いずれ滅亡するとはいえゲームでは最強の天才一族なのだが、このキャラはどうやらただのモブらしい。 実力至上主義を掲げる我が家では身内同士の殺し合いも日常茶飯事。破滅のシナリオに介入するか、いっそ家から逃げ出すか……。 否ッ! せっかく得た二度目の人生、誰にも奪われてなるものか。俺が最強の悪役となり、力で全てを蹂躙して生き抜いてやる!! 「俺の道を塞ぐ奴は殺す。相手が誰であろうとな」 強くなるためならヒロインも、ラスボスも、何だって利用する。邪魔する奴は皆殺し! 最"凶"の悪役が異世界を破壊する!?
オーランティア兄妹の策略により追いつめられたヴィオラ。救出に向かったサーシスは、ついに王太子との直接対決へ…!
ハウゼン伯爵家の魔力なしの次女フィーネ。 彼女は家族から軽んじられ、社交に出ることもなく父の仕事を手伝う日々を過ごしていた。 ある日、体調を崩したフィーネは、医者に「余命半年」を宣告される。 投資の失敗により多額の借金を背負った伯爵家では、ノア・シュタイン公爵家を頼ることにした。しかし醜い変人魔導士と噂される公爵の婚約者になることを嫌がった姉のミュゲによって、フィーネは姉の身代わりとして、ノアの住む辺境の領地に送りこまれてしまう。 復讐を願うフィーネだったが、なぜか彼の実験体として幸せな生活が始まって……!?
力の暴走を抑えるため自らを掛軸の中に封じた銀市が、珠の尽力によって帰って来たのが去年の暮れのこと。 激動の年が明け、銀古も日常を取り戻した頃、珠は銀市から「故郷を探し、父に会おうと思う」と打ち明けられる。自らの過去と向き合おうとする銀市の覚悟を受け止めた珠は、ともに彼の故郷を探すため、雪深い信州へ足を運ぶことに。 初めての蒸気機関車、初めての旅館。慣れないもてなしに戸惑ったりしながらも、銀市との遠出に心躍らせる珠。 そんな中、一連の騒動の原因であるアダムが、突如二人の前に姿を現す。 掛軸の中の世界で、二人の決別の原因となった大火事件の真相を知った珠は、銀市とアダムの間の誤解を解くためにある提案を持ち出してーー? 人と妖がともに生きる未来のためにーー 波乱の「半妖編」、ついに完結! 序章 旅立ち乙女と雪景色 第一章 徒然乙女と運命のいたずら 第二章 氷走乙女と名残雪 第三章 遊山乙女とつかの間の夢 第四章 初祝乙女と星月夜 第五章 乙女と悪魔と因果の末 終章 龍は乙女に希う
千代は弟を救うため、荒ぶる神の生贄となった。ところが龍神の銀嶺は、花嫁として千代を溺愛。空回りながらも共に暮す中で、二人はお互いを知り、悪しき神も封じて平穏な日々を送っていた。 身に余る幸福は銀嶺のおかげ。彼の力になりたい千代だったが、生贄花嫁ならできるはずの霊力の捧げがうまくいかない。このままでは銀嶺が弱ってしまう。そこで千代は、神様の生贄たちが花嫁修業をするという学校へ通うことに。力を捧げる術を学ぶうちに、仲良くなった大鼠神の花嫁・唯の抱える神様への想いに触れて……? 目次 プロローグ 第一章 生贄花嫁は捧げたいので学校へ行く 第二章 捧げるために修業する 第三章 捧げたかったけど妖しい影 第四章 捧げたいのに運命が阻む 第五章 生贄花嫁はどうしても捧げたい 第六章 捧げたいのは意地があるから 第七章 運命でなくても愛するあなただから捧げたい エピローグ
戴冠式を終えロニーノ王国の王妃となったジョジュは、エミリオンに旅行に誘われる。 初めての遠出で距離が縮まり、美しい湖畔で甘い時間を過ごした二人。 だが国境付近で祖国ドルマンの貧しい民を見かけ、ジョジュは心を痛める。 エミリオンを支えロニーノを豊かにしたいと改めて決意したジョジュは、城に戻り貧しい地区への学校の設立に着手する。 しかし妨害が発生。 犯罪の隠れ蓑であった地区への手出しを嫌う勢力によるものだ。 しかも彼らと結託し、計画の中止と王家の失脚をもくろむ内通者が城内にいるようでーー。 ○ジョジュ ドルマン王国第一王女。 将来女王となるべく学んできた。 王位継承権を奪われ絶望していたが、エミリオンと過ごすうちに気力を取り戻していく。 ○エミリオン 前国王夫妻が事故死したため、若くしてロニーノの国王となった。 大国と渡り合う力をつけるために改革を推し進めており、「冷酷無慈悲」と恐れられている。 第一章 白夜の新婚旅行 第二章 夏至祭アトラ 第三章 ロンス湖の悪夢 第四章 蜂の紋章 第五章 支援パーティー 第六章 手紙の謎 第七章 オムニス 第八章 墓前の誓い 第九章 ロックデリット鉱山 第十章 六年前の裏切り者 第十一章 開校式 あとがき
また残業を押し付けられてしまった。OL・玲奈は今日も寂しくコンビニに立ち寄り帰路につくと、路地裏で耀く看板に気づく。そこはレンガ調の小さな宝石店だった。 扉を開けた玲奈を迎えてくれたのは、ぬいぐるみのようにふわふわなユキヒョウだ。温かな料理を振舞われ、玲奈は思わず悩みを打ち明けると、ユキヒョウは玲奈にピッタリの宝石を見せてくれた。 「貴方への預かり物が届くから、またおいで」という言葉に、玲奈が後日再び店を訪れるとーー? 奇跡の出逢いが、最終章でひとつに繋がるーー涙を紡ぐ物語。 プロローグ 一粒目 勇気と仁徳のルビー 二粒目 化石のタイムカプセル 三粒目 エメラルドと幸せの形 四粒目 アクアマリンと青い約束 五粒目 タンザナイトと共に エピローグ JEWELRY LEO
兄セリウスの部下ヒューの起こした事件で弱っていたところを護衛の騎士クリフォードに慰められて元気を取り戻した私、オクタヴィア。 ヒューの件は落ち着いたものの恋人お披露目の日はもう目前!! ことごとく候補が空振りした結果、偽の恋人役をお願いするならやっぱりーー貴方しかいないよね!? 政略結婚回避ラブコメ恋人探し編、クライマックス!!
ヒロインが目覚める聖女の力を宿したグレース。ゼインの求婚を受け、幸せいっぱいだったのだけどーー結婚の挨拶に訪れた侯爵領で、転生前の自分を知る領民に怯えられて【悪女】扱いされてしまう! 訂正しても過去の噂は止まらずますます酷くなっているような? そんな中、突然薬で眠らされて知らない男とベッドにいるところをゼインに見られてしまい!?
ヤンキーなのに異世界のお嬢様に転生してしまったアンジェリカ。姉の淑女教育の元、なんとかデビュタントを迎えたけれど……パーティー会場である男性から視線を感じ、ついつい相手を睨み返してしまう。だけどその相手は冷酷な公爵様だった! とんでもない人物に喧嘩を売ったかと思いきや、公爵様はアンジェリカの熱視線になぜかときめいていて?
「俺は悪のカリスマになってみせる!」 ゲーム『アルテナ・ファンタジア』。 俺はそのラスボスーーの配下として処刑されるモブ悪役貴族クラウス・レンフォードに転生してしまった。 どうせ死ぬ運命なら、俺が理想のラスボスになって最高のクライマックスを迎えてやる! まずは貴族の立場を利用して悪行を積み重ね、悪評を広めようーー と思ったら…… 「「「流石です、クラウス様!!」」」 なぜか全てが裏目に出て勘違いされ、望んでないのに評価が爆上がり! いつしか国中で称賛されてしまい……一体どうしてこうなったあぁぁ!? 暴君のはずがうっかり名君に! 悪役ムーブ×勘違いで成り上がる、痛快モブ悪役ファンタジー!
「先輩はいつも先輩ですね」 サンタとの出会いをきっかけに再び短歌の道を歩むと決めたスクイ。 復帰のため歌集の発売とともにサイン会に臨むことにした彼女だったが、 会場で突然現れた元クラスメイトの白鳥求歌が立ちふさがる。 「久しぶりだね、スクイ」 彼女はなぜかスクイに対し敵意を持っていた。さらにはサンタも巻き込んでスクイに決闘を申し込み師弟対決を行うことに。 「わかってます。先輩にもモトカにも絶対負けないと言っているのです」 過去のスクイを知るモトカの本音とスクイとサンタの恋の行方はーー。 これは恋する少女に再び想いを伝える恋物語。
学園屈指の美少女たちが俺を巡って修羅場すぎる。 「俺修羅」裕時悠示推薦! 令和のシン・修羅場ラブコメ!! 「神原くん!」「先輩!」「佑真君!」 「「「私と一緒に帰ろ?」」」 俺、神原佑真はいま絶体絶命のピンチだ。原因は【姫ヶ咲学園総選挙】--上位6名に“姫の称号”が贈られる学園の人気投票。姫になれれば一躍人気者だが、俺の妹・彩音は惜しくも第7位。そこで彩音は考えた。姫に彼氏ができれば人気が低迷し、次の投票で自分が姫になれると。たしかに妹は姫と並ぶ可愛さだがーー 「あたしを姫にしなさい」 前言撤回。妹に高校生活終了レベルの弱みを握られ、なぜか俺が姫を攻略するハメに。いや無理だろ(笑) だが、いつの間にか姫たちと修羅場になっていてーーどうしてこうなった!? 令和のシン・修羅場ラブコメ!!
ダンまち本編、第20弾! 激震、オラリオVS学区対抗【都市競技祭典】--オラリオピアード開催だあああっ! 『ギルドの横暴を許すなぁぁぁぁぁぁ!!』 学生闘争勃発ーー! 最硬金属【オリハルコン】徴収を受け、不満を爆発させた『学区』生徒達。 オラリオとの全ての交流が断ち切られ、都市中が騒然となる中、お祭り好きの神々がこの機会を見逃す筈もなく! 『オラリオVS学区の代表試合! 都市競技祭典の始まりだぁアアアア!!』 最大の代表戦に振り回され、どちらの陣営につくべきか懊悩するベルだったが、 「いつか約束した『冒険』をするとしよう。俺に協力してくれ、ベル」 一人の『騎士』に今、英雄を問われる。 これは、少年が歩み、女神が記す、 ーー【眷族の物語】--
うちのクラスには飛び級した天才幼女がいる。見た目はまるでお姫様のように愛くるしいのだが、性格はとても冷めていて誰とも関わろうとしない。彼女が心を開くのは、同じ学校にいる聖母と呼ばれている姉だけ……と思っていたのだが、ある日なんとなくお菓子をあげてみたら、めちゃくちゃ俺に懐いてきた!? 意外とチョロかった天才お姫様は、俺にすごくデレデレで甘えてくる。その愛情は留まることを知らず、俺の義妹になるために姉とくっつけようとしてーー!? これは、天才であるが故に孤独だった美幼女と、どこにでもいる平凡なモブ少年の物語。