2024年発売
内緒……私だけの思い出。 国民的アイドルである“ミルフィーユスターズ”と、共同生活を送る高校生・志藤凛太郎。 彼女たちからの提案で、クリスマスライブのあとパーティーを開催することに。 そのパーティーの裏で、ミルスタの3人は何やら怪しい打ち合わせをしているようで……? そんな中、凛太郎は風邪を引いてしまい、ミルスタ3人が看病をすることに。 しかし熱のせいでいつもと違う態度の凛太郎に、レイたちは逆にドキドキさせられてしまう! そして三者三様の気持ちが動き始めるーー。
大司教ヨハンの未来予知を攻略し、北部反乱を平定したエルメスたちは教会本部から呼び出しを受けた。意を決して向かった教会本部に待っていたのは、行方不明だった第二王女にしてリリアーナの姉であるライラで…!?そこでライラから持ちかけられた大司教討伐作戦に身を投じていく中で、教会内部で「血統魔法」の真実、さらにこの王家争いの全てを裏で操る『組織』の全貌が徐々に明らかになっていく。そんな折、エルメス率いる第三王女陣営の中に潜んでいた“裏切り者”がついに動き出すー!無才の少年が世界の常識を覆す最強魔法譚、第7弾!
魁英学園への潜入捜査中、弟切飛(おとぎり・とび)が迷い込んだ場所ーー囚われの身となっていた灰崎(はいざき)を救出し、愛田日出義(あいだ・ひでよし)らの追跡を振り切った先にあったのは、人外だらけの不思議な町だった。飛たちは「冒険者」を名乗る人物とその相棒の人外「魔法使い」と出会い、とある謎の人外との戦いに協力することに。他方、萌日花(もにか)は飛の安否が確認できない状況に苛立ち、一人になった龍子(りゅうこ)は貪欲に「声」を求め始める。それぞれの思いが交錯する中、果たして飛たちは「人外」の町から元の世界に戻ることはできるのか……? 急展開に次ぐ急展開。飛とバク、「人」と「人外」が巡る物語のたどり着く先とは……?
転生者(ストレンジャー)であるユキトが営む名代辻そば異世界店は、旧都アルベイルで人々の胃袋と心を満たし続けていた。 続々とメニューが増え、ますます活況を見せるツジソバには、今日も今日とて新たな客が訪れる。 大陸にその名を轟かせる剣豪、魔族の国の王女である龍人族の少女、霊峰と呼ばれる地に住まうエルフ、ツジソバ従業員チャップの弟、『拳聖』の称号を持つ鮫のビースト、逃亡中の身となったウェンハイム皇国の貴族ーー。 ツジソバの一杯には、彼らの生き方を、人生の目的を、そして運命をも変えていくような力があった。 そんな不思議な一杯が織りなす人間模様を描く珠玉のグルメファンタジー、待望の続刊をどうぞご賞味あれ。
父の亡き後、公爵家の財産を狙う叔父から身を守るため、隣国へ逃れたグラシエラと弟のフロレンシ。ふたりは母子と素性を偽り、侯爵夫人デルマの家で新しい生活を送っていた。 そんなグラシエラの前に突然現れたのは、銀髪騎士のリオン。自分が既婚者であると偽るグラシエラに興味を示すリオンだったが、グラシエラは隣国暮らしの中で彼の過去を知っていく。リオンの婚約者であり、デルマ夫人の孫娘でもあったイルマという女性が、三年前に湖で溺死していたというのだ。その死に不審な点を見つけたグラシエラは、リオンとふたりで彼女の死の真相を解明しようと動き出す。 やがて、ふたりの行動が国を揺るがす事態に発展して……!? これは、大切な人を守りたい想いが紡ぐ、人生やり直しファンタジー。
武装探偵、通称『武偵』。 それは凶悪化する犯罪に対抗するため武装を許可された探偵である。 トップレベルのSランク武偵・アリアの相棒に選ばれてしまった(普段は)ただの一般人・遠山キンジ。 『尻尾の女』を追って辿り着いたスエズ運河では、Nの首領モリアーティと海の女神リービアーザンがキンジ達を待ち構えていた。 人魚のリービアーザンは竪琴で魔の曲を奏で、キンジの殺害に失敗したラスプーチナに無慈悲な刑罰を下す。 イ・ウーとノーチラスへの攻撃を企てるリービアーザンに対し、キンジとアリアは圧倒的に不利な海での決戦に挑む。 死闘の末、魔曲の犠牲になったキンジは……なぜか、謎の幼女と一緒にいてーー!?
バズを目指し日夜動画を投稿する配信者たち。中でも己の歌声で人々を魅了する少女たちは、新時代の歌姫を目指し日々新曲をアップしていた。 その頂点に立つArielという歌姫は社会現象になるほどの人気だが、その実像は謎に包まれていた。 しかしーー。 「Arielが……死んだ?」 歌姫に憧れながらも、視聴するだけでいたごく普通の少女・七音は突然のニュースに目を疑う。しかも彼女が出演するはずだったイベントの代役を探すオーディションも告知され……。 もしかしたら受かるかもしれないし、会場で自分の推しに会えるかも!と軽い気持ちで応募をした七音。 だが、その実態は本当の「生き残り」を賭けた死のオーディションで……。 ーーーー皆様ようこそ、【少女サーカス】へ。 ーーーー生き残った者こそ、次の歌姫です。
復活したはずの魔人フェアレディが知らないうちに消え去っていたーーそんな状況に戸惑う俺ことヒイロは、真実を探る暇もなく、学園の寮長たちから次々と呼び出しを受ける。 一大イベント「三寮戦」に向け、彼女たちは揃って俺に転寮を勧めてくるが、黄の寮の寮長ミュールが認めるはずもない。いや勝敗を左右する切り札とか、買い被りすぎじゃないですかね……? こうして三寮の長だけでなく、月檻、レイ、ラピスといった各寮の実力者が参戦し、百合を完全無視した「三条燈色争奪戦」の幕が上がる。かつその裏では、ミュールを狙うアイズベルト家の「法殺鬼」が動き出していた!
ヴォラキア帝国の希望を背負い、滅亡の担い手である『大災』と戦い続けるナツキ・スバル。ついに己の造物目的を果たした『魔女』は、変わり果てた姿で最後の勝負を挑んでくる。次々と切られる手札は滅びへのカウントを進め、時計の針がゼロへ至るとき、慈悲と慈愛の焔が帝国を覆い尽くす。長きにわたる戦いの決着、夜明けと共に訪れる朝焼けを追い越す空に、一人でも多くの誰かと辿り着くため、今、剣狼の群れの心は一つになるーー。 「世界は妾にとって、都合の良いようにできておる。--そら見よ、また妾の勝ちじゃ」 大人気Web小説、愛情と情愛の三十八幕。焔のように生きよ。世界はかくも美しいのだから。
世界最難関・男性のみ受験可能な試験ーー科挙。 雷雪蓮(らい・せつれん)は、少女でありながら男装して科挙合格を目指す受験生。 自分以外にそんなやつはいないと思っていたが、試験会場でどう見ても女の子な受験生・耿梨玉(こう・りぎょく)を発見してしまう。 「世界を変えるのに性別も地位も関係ないよ! も、もちろん私は男だけど!」 「(試験の前に落ちそう……)」 仲良くなった二人は悪徳官僚に支配された世界を正すため、手を取り合い試験地獄へ挑むことに。 性別バレは即・失格なうえ、試験問題も超ハード。さらには殺人事件やカンニングの横行など様々なトラブルが発生して……!? 二人の男装令嬢が逆境に挑む中華試験譚。始め!
エスメラルダ女王から男爵位を授与されたアレンは、バルバストル公爵の仲介で地方にカントリーハウスを買う。白い砂浜とオーシャンブルーが臨める屋敷。立派な新居に浮かれたアレンは、絵筆を手に取り、壁に自由に絵を描き始めた。 その後、シルヴィアとの交流を深めつつ、充実した画家生活を送っていたアレンだが、ある日、一通の手紙を受け取る。それは東の国ノルト王国の商会本家がアレンを招待する手紙だった。アレンは家族と相談して、本家に顔を出すことを決める。 ノルト王国に着き、歓待されるアレンだったが、天才画家を側に置いておきたいという皆の思惑が絡み合い……。 アレンはシルヴィアたちの待つロア王国へ帰ることができるのか!? これは画家と商人、二束のわらじで社交界を成り上がる転生者のセカンドライフストーリー。
勇者ネノフィラー。まだ十六歳の少女ながら、たった半年で魔王を討伐し、その手腕から「歴代最強」との呼び声が高い。そんな彼女に勇者パーティーの男たちを始め、多くの人々が夢中らしい。 だが、そんな勇者ネノフィラーは、ただの村人レオニードの嫁であるーー。 これは、美しき勇者ネノフィラー(歴代最強)と、その幼馴染でただの村人のレオニード(時空魔法の使い手)、そして同じく彼らの幼馴染でちょっとやんちゃなドラゴンのメルセディス(美少年)が、魔王討伐後の平和な世界で、自由気ままに、様々な場所で「移動式の宿屋」を営む物語ーー。 「やっぱり俺のお嫁さん、可愛すぎない?」「レオ、かっこいい。流石、私の旦那」「レオ様もネノ様も、隙あらばいちゃつこうとするのやめてよ!」 プロローグ 第一章 『勇者』の帰還 幕間 村人たちから見た二人について 第二章 開店準備 幕間 メルセディス・ドラゴアージはかく思う 第三章 宿屋レアノシア、開店 第四章 祭りの準備 第五章 港街の祭り 第六章 港街の日常とこれから 幕間 訪れた時にはもういない/勇者に選ばれた時のこと
『魔人』の二つ名を持つ武闘派転生貴族レックス・ヘッセリンク。 カニルーニャ伯爵家ご令嬢エイミーとの結婚式を終えたものの、列席した王太子がレックスを褒めそやす演説をぶちかましたからさあ大変。必ず襲いくるであろう嫉妬の嵐から身を守るため、諜報網の整備に着手したレックス。家臣の暗殺者メアリが提案したのは、自らの古巣で、過去にレックスが壊滅させた暗殺者集団『闇蛇』の残党を、家来衆として引き入れること。普通の貴族なら評判を気にして二の足を踏むところだが、そこは貶められるほどの評判などないヘッセリンク伯爵家。レックスは、前向きに『闇蛇』探しに乗り出す! しかし、ヘッセリンク伯爵家に向けられた嫉妬の嵐は、想像を遥かに超える強さでレックスに襲い掛かろうとしていた。 間章 転生貴族とお友達 第一章 転生貴族と採用活動 間章 ある侯爵家嫡男の日常 第二章 転生貴族と悪だくみ 間章 エスパール伯へのお手紙 第三章 転生貴族と十貴院 間章 ゲルマニスとカナリアとアルテミトス 第四章 転生貴族と侵入者 間章 常識人達
男爵内定のお披露目パーティーを前にして、緊張を強める魔導具師のダリヤ。 ヴォルフが参加してくれることで少なからず安堵していた彼女だったが、お披露目まで間もなくというタイミングで、魔物討伐部隊員に緊急招集がかけられる。 王都を離れなくてはいけなくなったヴォルフを送り出したダリヤは、彼の無事を祈りながら当日までの日々を過ごすのだった。 「どうか気をつけてーー行ってらっしゃい」 一方、ワイバーンと対峙したヴォルフら魔物討伐部隊は、春までとは打って変わって優勢に戦いを進めていた。しかし、帰路で想定外の事件に遭遇し……。 「早く帰って、ただいまと言えたらーー」 互いを想う、二人の願いの行方は……? 魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、二人の想いが募る第十弾、開幕!
アルカディアでの修業生活が始まったミクとサリー。変わり者といわれる師匠達と共同生活をしながら、二人は様々な知識を教わるが慣れない環境に少したじろいでしまう。朝は学舎での武術や魔法の訓練、昼は家で菜園管理と家事をこなしていく中で、彼女たちは自分たちの魔法を徐々に使いこなせるようになり、たくましく成長をしていく。 しかし、狩人の村人達とアルカディアのエルフ達の寿命の差に、魔法の使い方が影響している事を師匠から教わったミク達。その使い方には光の魔法と守護魔法が関わっており、保守的な狩人の村人達は、変人と噂される師匠達からの助言を拒んでいたのだった。 故郷の人々を救うべくミクとサリーは修業に励み、説得を試みようと狩人の村へ戻るのだが……!?
とある村人は、三百年前の史実である『ヴィルヘルム戦記』に登場する”暴君”こと、第四皇子ルドルフに転生したことに気付く。暗殺される運命のルドルフだったが、彼は前世の知識で無事に暗殺フラグを回避し、美人な婚約者から溺愛される日々を過ごしていた。 そんなルドルフは、貴族が集う学園に入学する。彼は不穏な帝政を持ち前の手腕で切り抜けてきたことが評判になり、既に周囲の注目の的であった。 その学園には『ヴィルヘルム戦記』で英雄とされるヴィルヘルムも待ち構え、ルドルフの首を狙っていてーー。 自分と婚約者を守るために仲の悪かった兄弟と手を握り、新たな勢力を取り込んでいくルドルフ。果たして彼は、自分の運命に決着をつけられるのか!? 前世の知識で歴史を書き換える!? 爽快生き残りファンタジー、第二弾開幕!!
生まれ持ったスキル【庭いじり】を使い、ほとんど一人で王城の庭を整備していた男爵令嬢兼女官のマーガレットは、王女との良好な関係を公爵令嬢に嫉まれて、未開拓地・エスト島へ島流しにあう。 その島で待ち受けていたのは、広大な草原や森林。しかし、【庭いじり】が得意なマーガレットにとって、そこは最高の場所だった。 マーガレットは自身のスキルでどんどん開拓を進め、森に暮らしていた植物魔のトレントが仲間になったり、育てた食材で作った美味しいご飯を食べたりと、島の開拓を任されている侯爵・リカルドたちとともに、島での暮らしを楽しんでいく。 サクサク開拓できちゃうスキルで島暮らしを堪能する異世界ファンタジー開幕!
とある反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には、人と人のつながりを糸という形で可視化できる特殊能力があった。 有彩は同僚である柿崎と共に、ある失踪事件を洗いなおすことになったのだが、それは大きな事件の一端でーー。 少年たちを狙った生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、そして謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々の猟奇的な事件は、ある一人の女性につながっていく。 prologue 第一話 スマイルフェイスの男 第二話 カペナウムの會堂 第三話 アリアドネ受難
中津国の後宮で、一人の貴妃が二〇ヶ月ものあいだ身籠り続けていた。亡き皇兄の呪いと噂される怪異を鎮めるため、若き皇帝廉新はある人物のもとへ。 それは三〇〇年の時を生きる伝説の「弔妃」。歴代皇帝に仕え、その神秘性から畏怖され秘されてきた不老不死であり、皇帝さえも意のままにできない特別な妃でーー。 自身にかけられた呪いを解くため医科学に精通する弔妃は、その圧倒的知識で宮廷内の怪事件を弔ってきたという。謎を通し二人が出会う時、数奇な運命が動きだす。 一話 同胞の兄弟 二話 あやかしの虎 三話 呪いの美人画 四話 母の日記
帝国・剋の後宮食医である慧玲だが、皇后の脚の治療中に新たな毒疫が発生。解毒に必要な薬種を求め、慧玲は炎駒嶺へ過酷な旅に出ることに。 一方、慧玲のために秘毒の調査をしていた皇太子の鴆は、その過程で皇后の正体が饕餮という怪物で、毒疫の元凶であることを突き止める。全てを知った慧玲と鴆は皇后を討つため、命を懸けたある計画を実行しようとするがーー。 全ての毒を絶ち、帝国に光をもたらすことはできるのか。そして、鴆と慧玲が歩む未来とは? 覚悟と希望の第4巻。 ◆◆◆登場人物◆◆◆ 【慧玲(フェイリン)】 暴虐を尽くした先帝の廃姫であり、毒を熟知する白澤一族の叡智を受け継ぐ最後の末裔。助命と引き換えに、皇帝から毒疫の治療を命じられる。 【鴆(ヂェン)】 怪しげな翳をもつ美貌の毒師。実は胥雕皇帝の嫡嗣で、皇太子として宮廷に戻ってきた。毒の効かない慧玲を気に入り、なにかと揺さぶりをかけてくる。