制作・出演 : さだまさし
20世紀のラスト・アルバムとなった作品が、低価格で再発売。5曲のストリングス・パートをアビィロード・スタジオで録音。今はなき日本の風景への憧憬を美しく綴ったメッセージ性の強い作品だ。
さだワールドの集大成盤とも言えるアルバムで、(10)(11)(12)はライヴ音源。(1)はひょんなことから“有名”になったが、彼は淡々と唄うことでここに取り上げられた暗く重い世界により深みを与えている。書く作業と唄うことのどちらにも、表現者としての研ぎ澄まされた業を感じる。
卒業や入学、転勤などの別れや出会い、再会といった春のイベントにぴったりはまる楽曲ばかりを収録したベスト・コンピレーション。“故郷”“家族”“帰郷”などをテーマにした泣ける歌詞がいい。
壮大なイメージにみちた(1)で幕を開けるさだまさしの歌の世界。どの歌もそれぞれの時代にヒットしたものばかりで、一瞬にして当時の思い出がよみがえってくるのはやはり彼の歌の力のせいだろう。また(5)の後に(6)を入れたのは彼のユーモア・センス!?
デビュー30周年の記念アルバム。これまでの音楽生活で誕生した“ラブ・ソング”、それも極上の12編を厳選して再収録。初恋、そして恋愛、さらに深く愛する人の営みを真摯な視点で描いた、さだの歌世界の真骨頂。誰にもこんな気持ちに心当たりがあるもの。
『Masashi Classical』『Cafe de Masashi』に続く第3弾ピアノ・インスト集。“ete”とは“夏”の意味。ギルのピアノは、夏のほろ苦い想い出をゆっくりと噛みしめるような、優しくて少し切ない時間をくれる。映画のようなまっさんの詩の世界観にもあらためて感動する。
さだまさしが自ら選曲・監修したオーケストラ楽曲集。服部克久や羽田健太郎といった親交の深いメンバーが編曲・演奏を手がけ、彼の持つ温かいメロディが美しいアレンジで楽しめる。
ソロになって丸16年。2001本目の記念コンサート3枚組。単純に計算して3日に1回ですよ。すごいお方。詳細なリストはもちろんついている。生ギター3本とパーカッションを基本にじっくりと。絶妙トークも収録だ。結構、野太い声援が飛ぶあたりいとおかし。