制作・出演 : アーチー・シェップ
ザ・マジック・オブ・ジュジュザ・マジック・オブ・ジュジュ
コルトレーンの後に続くフリー派サックス奏者として大いに注目されていた時期の作品だけあって、ここでのシェップは現在からは想像も出来ないほどクリエイティヴかつ過激な姿勢を示している。極限に挑むかのようなサウンド表現に彼の充実を感じた。
クワンザクワンザ
シェップの作品中では目立たない1枚。それだけにこのチャンスを逃すと、次はいつ入手できるか分からない貴重なCDだ。内容は思わぬほどR&B的なもので、フリー・ジャズと一体化した独自のソウル・フィーリングがいまの時代にかえって新鮮に響く。
モントルー1&2モントルー1&2
75年に録音された2枚組のライヴ盤を1枚にまとめたのが本CD。孤高の芸術家と思われがちなシェップだが、いい仲間を得て、バラードからスピーディーな曲に至る数々の名演を気持ちよく聴かせてくれる。アーチー・シェップのファンの多くが推薦する一枚だ。
アーチー・シェップ・イン・サンフランシスアーチー・シェップ・イン・サンフランシス
アーチー・シェップ・グループの66年のライヴ。いわゆる彼の“フリー時代”の作品だが、これを聴くと彼はこの頃から“ブルース・プレイヤー”だったということがわかる。独特の音色でブロウするテナーがなんとも魅力的だ。ラズウェル・ラッドもいい。
アッティカ・ブルースアッティカ・ブルース
一部の熱狂的なマニアから絶大なる支持を受けているアーチー・シェップの名盤。70年代初頭という、混沌とした音楽シーンを反映させており、全体に黒人意識とファンク色が強く現われている。この演奏が持つエネルギーは、現在の耳で聴いても圧倒的だ。