制作・出演 : ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
自作の童話の登場人物と楽器を結びつけ、小管弦楽のために書かれた《ピーターと狼》はプロコフィエフの代表作です。また様々な動物を音楽で描いた組曲《動物の謝肉祭》は、サン=サーンスの作品のなかで最もポピュラーな名曲です。子供ための音楽入門用として書かれたオーケストラの名作2曲を、ベームの的確な解釈とウィーン・フィルハーモニーによる伸びやかな演奏で収録、ナレーターにはイギリスの名物女優が起用されています。
呪われた船長が救済されるまでを描いた《オランダ人》、清新な覇気に満ちた《タンホイザー》、中世の聖杯騎士伝説を題材にした《ローエングリン》、騎士トリスタンと王女イゾルデの悲恋を描いた《トリスタン》。職匠芸術家たちの生活を活力溢れた音楽で描いた《マイスタージンガー》、荘厳な楽想が繰り広げられる《パルジファル》。ベームとウィーン・フィルハーモニーによる壮大で重厚な演奏で聴くワーグナー・アルバムです。
最も名高いウィンナ・ワルツのひとつで、オーストリアの「第2の国歌」とも称される《美しく青きドナウ》。タイトル通り堂々とした曲想の《皇帝円舞曲》。賑やかなポルカ・シュネル《雷鳴と電光》。名作を数多く作曲し「ワルツ王」と呼ばれるJ.シュトラウス2世のワルツ・ポルカ集です。ウィーンの伝統と風土が生み出し育んだ作品を、ベームとウィーン・フィルハーモニーの名コンビによる本場の香りを伝えてくれる演奏で収録しています。
制作・出演
アマデウス弦楽四重奏団 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / オイゲン・ヨッフム / カール・ライスター / ジークムント・ニッセル / ナタン・ミルシテイン / ノーバート・ブレイニン / ピーター・シドロフ / ブラームスブラームスの他の協奏曲と同様、技巧的に至難で内容的に渋いにもかかわらず精神的に極めて充実した雄渾な作品として知られる、ロマン派屈指のヴァイオリン協奏曲。楽器特有の音色を巧みに生かして、作曲家晩年の独特の寂寥感を見事に表出したクラリネット五重奏曲。完璧な技巧と磨き抜かれた音色を存分に発揮したミルシテインと、音楽性溢れる感性豊かなライスターの独奏による、至上の演奏で収めた珠玉のブラームス・アルバムです。
冒頭からソロ・ヴァイオリンが甘美に歌う、哀愁を帯びた抒情的な名旋律であまりにも有名なメンデルスゾーン。作曲家自らが「抒情的楽想」と呼んだ、悲哀感に満ちたロマンティックなメロディによるチャイコフスキー。ロマン派のヴァイオリン協奏曲の傑作2曲を収めた一枚です。ミルシテインが完璧なテクニックと輝かしい美音を存分に発揮した演奏を聴かせており、アバド指揮のウィーン・フィルハーモニーも万全のサポートぶりを示しています。
制作・出演
イギリス室内管弦楽団 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / カールハインツ・ツェラー / カール・ベーム / ニカノール・サバレタ / ベルンハルト・クレー / モーツァルト / ヴォルフガング・シュルツフランス風の典雅な趣を湛えたギャラントな魅力に溢れる、ロココ文化を美しく反映させた《フルートとハープのための協奏曲》。以前訪れたパリの宮廷の印象を反映するような華やかなフルート協奏曲第1番と、大きなスケールの曲想による力の漲った豊麗な情趣が横溢する第2番。モーツァルトの3曲の協奏曲を収めたアルバムです。フルート独奏はシュルツとツェラー、ハープはサバレタが務め、ベームとクレーの指揮がソロを堅固に支えています。
モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために作曲した4曲のホルン協奏曲は、ユーモアも交えてこの楽器の多彩な魅力を十分に味わわせてくれる、旋律の美しさに溢れた作品です。ベーム指揮によるウィーン・フィルハーモニーがバックを務め、この名門オーケストラの首席ホルン奏者ヘーグナーを独奏者に迎えた滋味溢れる演奏で収録、ウィーン独特ともいえるホルンの音色の魅力を心ゆくまで味わえるアルバムとなっています。
最高の音で楽しむために!