制作・出演 : オットー・クレンペラー
1957年・1960年録音のクレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏による、ベートーヴェンの交響曲「第1番」「第7番」、序曲「コリオラン」をHQCD化。格調高さと、壮絶なイメージを浮かび上がらせる演奏は聴き応え十分だ。
1957年録音のクレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏による、ベートーヴェンの交響曲「第2番」「第4番」、バレエ音楽「プロメテウスの創造者」をHQCD化。クレンペラーが打ち出す魅惑的な音楽世界が聴ける。
クレンペラー指揮、フィルハーモニア管弦楽団演奏による、ベートーヴェンの交響曲「運命」「第8番」をHQCD化。緊張感あふれる巨大なスケールを作り上げた「運命」に対し、軽やかな美しさを聴かせる「第8番」。どちらも聴き応え十分だ。
クレンペラー指揮、フィルハーモニック管弦楽団による、ベートーヴェンの交響曲「田園」をHQCD化。リズムを重視し、テンポを速くして演奏されることが多い「田園」を、どっしりとしたテンポと、低音の強調で雄渾さと雄渾さを表現している。
1963年録音のクレンペラー指揮によるドヴォルザークの「新世界」をHQCD化。曲の持っている民族性やメランコリックな甘さを敢えて排除し、クレンペラーならではの厳しい音楽観で表現された雄大なスケールの異端的な「新世界」だ。
クレンペラー指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団演奏による、バッハの管弦楽組曲全曲をHQCDかした2枚組。いずれも雄大なフランス風序曲ではじまるこの組曲に、クレンペラーは晴れやかな響きをい行き渡らせている。
クレンペラーの代表録音のひとつであるベートーヴェンの「英雄」をHQCD化。曲全体を支えるどっしりした低域と、悠揚迫らぬテンポで雄大なスケール感を表現している。クレンペラーの手腕が光る名演だ。
1957年録音のクレンペラー指揮による、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱」をHQCD化。ゆっくりとしたテンポで壮大なスケール感を作り出している。“第九”の峻厳さと雄大さを存分に表現した演奏を楽しめる。
発売元
日本コロムビア株式会社ともに国内盤としては97年以来の待望の再発売。早めのテンポで一気呵成に音楽が進み、録音当時65歳の巨匠の覇気が新鮮で、オケの音色も個性的。ブルックナーでは切迫感のある加速が印象深く、マーラーでは全盛期の独唱者の歌唱(かなりオンマイクだが)も聴きものだ。
制作・出演
オットー・クレンペラー / オーセ・ノルドモ・レーヴベリ / クリスタ・ルートヴィッヒ / ハンス・ホッター / フィルハーモニア合唱団 / フィルハーモニア管弦楽団 / ワルデマール・クメント制作・出演
BBC合唱団 / J.S.バッハ / アグネス・ギーベル / オットー・クレンペラー / ジャネット・ベイカー / ニコライ・ゲッダ / ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 / フランツ・クラス / ヘルマン・プライクレンペラーの代表的な録音のひとつ。今では聴くことができない、大編成オーケストラと合唱団によるスケールの大きなバッハの世界が繰り広げられている。バッハの世界の偉大さが、眼前に迫ってくるようだ。
最近のすっきりとした軽量なハイドンではなく、重厚長大な堂々としたハイドンを響かせる録音。とはいえ、クレンペラーのバランス感覚と造形美は、細部にまで行きわたり、重厚だが重くなり過ぎていない。
ゆったりとしたテンポで、比類ない造形力とスケール感を創出した、クレンペラーのシューマン交響曲全集のうちの1枚。深遠ともいえる響きと、瑞々しいロマンティシズムでシューマンの本質に迫っている。
クレンペラーのシューマン交響曲全集のうちの1枚。遅いテンポで、1音ずつがっちりと積み上げられたシューマン。見事な均整美の上に、広大でダイナミックな世界が繰り広げられたクレンペラーならではの演奏だ。