制作・出演 : カール・バーネット
97年『黒い瞳のナタリー』でデビューを飾ったマシューズは、ナンシー・ウィルソンの音楽監督として知られるピアニスト。この作品では、月や星にちなんだスタンダードを収録。グレン・ミラーの名曲からベートーヴェンの「月光」まで、幅広いレパートリーで肩の凝らない演奏が楽しめる。
このアルバムはペッパーの最晩年、死の2週間前におけるフェスティヴァルのライヴ・レコーディングである。体調が良いはずはないのだがプレイはきわめて快調。特に17分に及ぶ「マンボ・コヤマ」はダイナミックなペッパー節が素晴らしい。感動的ともいえる傑作だ。★
制作・出演
カルロス・ヘンダーソン / カール・バーネット / ケリーリー・エヴァンス / ジョン・カワード / ジョージ・コリガン / マーヴィン・スウェル / ロッキー・ブライアント / ロニー・プラキシコ発売元
株式会社オーマガトキ自主制作盤ながら、カナダ版グラミーにあたるジュノー賞にノミネートされたジャマイカ系女性自作自演歌手の1作目。ジャズやソウル、カリブ音楽の影響をふまえつつ、全体の肌合いはトーチ・ソング的で。カサンドラ・ウィルソン関係者プロデュースというのに納得。
白人ジャズ・アルト奏者の名手、アート・ペッパーが78年と80年に録音したセッション・アルバム。ジャズの名スタンダードばかりが収録され、リラックスした雰囲気の中でのびのびとした演奏を聴かせてくれる。
発売元
株式会社ポニーキャニオンのっけからご機嫌なハード・バップが登場する。ソニー・クラークの作品をウィリアムソンが取り上げたこのアルバムは、同じようなタイプのピアニストによるものだけあって聴き応え十分だ。それにしてもウィリアムソンは魅力的なハード・バッパーだ。
録音は少ないが根強い人気を持つピアニスト、フレディ・レッドが70年代に久々に録音したアルバム。日本のInterplay制作によるピアノ・トリオ作で、(4)(6)以外はフレディのオリジナル。哀切感や典雅さのある彼らしいジャズ・ピアノの世界をくり広げる。
ジャズ・ピアニストの重鎮ロジャーのアコースティック・ピアノトリオ新作。「亜麻色の髪の少女」など、クラシックの有名曲や、ジャズの名曲「クレオパトラの夢」を収録した内容充実の1枚だ。