制作・出演 : クン=ウー・パイク
韓国出身の実力派ピアニストによる初のモーツァルト・アルバム、3部作の第1弾 2022年のグラナドスの組曲『ゴイエスカス』以来のニュー・アルバム。韓国・ソウル出身、現代屈指の実力派ピアニスト、クン=ウー・パイクがモーツァルトとともに帰ってきました。これは長いキャリアの中で初めてのモーツァルトのアルバムです。 クン=ウー・パイクはプロジェクトごとに取り上げた作曲家を深く掘り下げることで知られ、今回のモーツァルト録音は2025年までに3部作として発売されます。この『モーツァルト:ピアノ作品集1』はその第1弾です。よく知られたレパートリーを演奏するとともに比較的知られていない作品も紹介されています。純粋で色彩豊かなモーツァルトのレパートリーを取り上げたこのプロジェクトは、若い聴衆も楽しめるようにと配慮されています。アルバム・カバーのアートワークは、小学生にクン=ウー・パイクとモーツァルトの音楽を一人一人のイメージで描いてもらうというコンテストにより作成されました。(輸入元情報) 【収録情報】 モーツァルト: 1. 幻想曲 ニ短調 K.397 2. ロンド ニ長調 K.485 3. ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332 4. アダージョ ロ短調 K.540 5. ジーグ ト長調 K.574 6. ピアノ・ソナタ第16番ハ長調 K.545 7. 前奏曲とフーガ ハ長調 K.394 クン=ウー・パイク(ピアノ) 録音時期:2023年 録音場所:韓国 録音方式:ステレオ(デジタル) Powered by HMV
いつの間にか韓国のピアニスト、パイクも60歳を越えた。そんななか、満を持してと言うべきか、足かけ3年にわたり録音が続けられてきた、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集がリリースされた。一聴驚くのは、全曲を貫くテンションの高さ。特にもともとテンポの速い楽章では、さらにテンポ・アップし痛快なほどに駆け抜けて技術の冴えを見せつけるし、ドラマティックな部分では“激情の奔流”といった凄まじさを聴かせる。逆に遅い楽章ではゆったりとした抒情をなびかせ、明快な対照を形作る。“鮮烈”と評したい。
国内盤初登場、お蔵入りになっていた理由が判らない超お買い得セットだ。淀みなく流れるピアノ、オーケストラの新鮮さを失わずにツボを押さえたサポートが音楽的なコラボレーションの素敵な成果を生んだ。パイクとフェドセーエフのファンになること確実。