制作・出演 : グレイヴ・ディガー
結成36年というヴェテラン・ジャーマン・パワー・メタル・バンド、グレイヴ・ディガーが通算18作目となる アルバム『ヒールド・バイ・メタル』を完成!パワーとエネルギーが満ち溢れたこのアルバムに収録された 曲の大半が3分台!ヘドバン不可避の強靭なメタル・アルバムがここに登場! 1980年にクリス・ボルテンダール(vo)らによってドイツのノルトライン=ヴェストファーレンで結成されたグレイヴ・ディガー。 デビュー作の『ヘヴィ・メタル・ブレイクダウン』(1984年)で、NWOBHMを影響源にしたようなパワー・メタルを展開して注目を 集めた彼らだが、3枚のアルバムをリリースした後、グレイヴ・ディガー(墓堀人)というバンド名では売れないと判断した レコード会社の意向により、ディガーと改名。新たにキャッチーな要素を取り入れた4作目の『ストロンガー・ザン・エヴァー』(1986年)を リリースしたものの、ファン離れを引き起こす原因となり、バンドは1987年に解散してしまう。 しかし、その4年後、クリスは新たなメンバーを迎えて、グレイヴ・ディガーを再結成させ、5作目の『ザ・リーパー』(1993年)をリリース。 アグレッシヴなパワー・メタルで復活を果たすと、7作目の『チューンズ・オブ・ウォー』(1996年)からコンセプト・スタイルのアルバムを 制作するようになり、8作目の『ナイツ・オブ・ザ・クロス』(1998年)からキーボーディストのハンス・ピーター・カッツェンバーグ(key)を 迎えて、神秘性も加えたスタイルも披露する。その後、元レイジのマンニ・シュミット(g)を迎えてツイン・ギター体制となってリリースした 唯一のアルバム『バラード・オブ・ア・ハングマン』(2009年)、結成30周年アルバムとなった『クランズ・ウィル・ライズ・アゲイン』(2010年) など、1〜2年に1枚のペースでアルバムをリリースし続けている彼らが、結成35周年を記念して、初期の楽曲をリレコーディングしたアルバム 『EXHUMATION - THE EARLY YEARS』(2015年)に続いて制作したのがこの『ヒールド・バイ・メタル』である。 オリジナル・アルバムとしては『リターン・トゥ・ザ・リーパー』(2014年)以来となったこの作品は、全体的にシャープな作風になっており、 アップテンポの曲を中心にしたコンパクトな楽曲が並んでいる。クリスのパワフルな歌声、アクセル・リット(g)の切れ味鋭いギター・リフ、 イェンス・ベッカー(b)とステファン・アーノルド(ds)のタイトなリズムを武器にした男気溢れる作風はこれぞグレイヴ・ディガーと 呼べるもので、思わず拳を突き上げたくなるメタル魂満載の楽曲のオンパレードとなっている。再結成以来、ヨーロッパを中心に精力的に ライヴ活動を実施し、2016年にはブラインド・ガーディアンのサポートとして北米ツアーを実施したグレイヴ・ディガー。 本作はまさにヴェテランの底力を見せつけるような力作に仕上がっている。 【メンバー】 クリス・ボルテンダール(ヴォーカル) アクセル・リット(ギター) イェンス・ベッカー(ベース) ハンス・ピーター・カッツェンバーグ(キーボード) ステファン・アーノルド(ドラムス) <収録内容> 01.ヒールド・バイ・メタル 02. ホエン・ナイト・フォールズ 03. ローブレイカー 04. フリー・フォーエヴァー 05. コール・フォー・ウォー 06. テン・コマンドメンツ・オブ・メタル 07. ザ・ハングマンズ・アイ 08. キル・リチュアル 09. ハレルヤ 10. ラフィング・ウィズ・ザ・デッド <ボーナストラック> 11. キングダム・オブ・ザ・ナイト 12. バケット・リスト <日本盤限定ボーナストラック> 13. ブレイヴ、ヤング&イノセント
ジャーマン・パワー・メタル・レジェンドの結成30周年作は、『チューンズ・オブ・ウォー』(96年)以来となるスコットランドの歴史がテーマ。とはいえ、『チューンズ〜』のようなコンセプト的要素は少なく、トラッドを時折挟んだ楽曲はヘヴィ・メタルとしての自由度を高めている。
2009年でデビュー25周年となる、独メタル界のベテランの14作目。元ランニング・ワイルドのティロ・ハーマン(g)を新メンバーに迎え、あらためて質実剛健な正統派サウンドを展開。モーターヘッドの「オーヴァーキル」は、クリス・ボルテンダールの声質もあり、原曲を最大限に尊重した印象。
ジャーマン・パワー・メタル界を代表するグレイヴ・ディガーの13作目。戦争と平和、そして自由をテーマに、ドラマティックかつスリリングな音世界を展開。愚かな人間に対する憤りや悲しみを滲ませつつ、半世紀以上のキャリアを誇るベテランの貫禄を見せつける。
80年代初頭から活動を続けるドイツのパワー・メタル・バンドの12作目。ギター・リフを前面に押し出した作風に変化はなく、空気感はあくまでも攻撃的だ。“最後の晩餐”なるタイトル通り、歌詞に込められたメッセージも力強い主張となっている。
ドイツのベテラン・メタル・バンドの通算11作目。ワーグナーの『ニーベルングの指環』をモチーフにしたコンセプト・アルバムで、これまで以上にシンフォニック&オペラティックな味付けがなされているものの、骨太な剛直路線自体に大きな変化はない。
ジャーマン・メタルの雄、グレイヴ・ディガーの新作が登場。ギタリストにマンニ・シュミット、ベーシストにセンス・ベッカーを迎えた超強力盤。夢の共演で、彼らの実力を存分に発揮している。