制作・出演 : サイモン・ラトル
EMI CLASSICS 決定盤 1300 384::ショスタコーヴィチ:交響曲第10番EMI CLASSICS 決定盤 1300 384::ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
ラトルが20代のときの録音。フィルハーモニア管を初めて振ったときに取り上げた作品で、見事にオーケストラをコントロールしている。独特の情念とアイロニーは薄いが、曲の持つ力をしっかりと引き出しているあたりがさすが。
ラプソディー・イン・ブルー [ザ・ジャズ・アルバム]ラプソディー・イン・ブルー [ザ・ジャズ・アルバム]
制作・出演
サイモン・ラトル / ジェレミー・テイラー / ジョン・ハール / ダリウス・ミヨー / ハーヴェイ&ザ・ウォール・バンガーズ / ピーター・ドノホー / ヘンリークレーマー / マイケル・コリンズ / ロンドン・シンフォニエッタホルスト:『惑星』ホルスト:『惑星』
冥王星には気の毒なことをした。2006年に太陽系の惑星から降格になってしまったから。ホルストはもともと冥王星を書いていないが、この盤ではマシューズ作の「冥王星」が追加されている。レア・アイテムになりそう。ラトルの演奏はキメ細かで繊細だ。
オルフ:カルミナ・ブラーナオルフ:カルミナ・ブラーナ
制作・出演
クリスティアン・ゲルハーヘル / サイモン・ラトル / サリー・マシューズ / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベルリン州立及び教会児童合唱団 / ベルリン放送合唱団 / ローレンス・ブラウンリーブリテン歌曲集ブリテン歌曲集
知性あふれる力作だ。まずブリテンの歌曲が歌詞とにらめっこせずにこれほどに自然に聴き取れ、堪能できたことがない。ボストリッジ、ますます快調。これをBGMにボストリッジ・ブリテン・マガジンの様相を成すブックレットを堪能。あれラトル君も居たね!★
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ブラームスのパッションを現代の音感覚のなかで捉えきり鮮烈に解き放った、作品イメージ払拭の快演。溶け合いつつも細部まで耳が届いて情に働く艶やかにして透明な響きの美しさ。表情の変化に鋭敏に反応し互いに発止と切れ込むダイナミズムの速さ。快哉の音だ。★