制作・出演 : ザ・ワイルドハーツ
2009年の『フツパー』のスピンオフ作としてリリースされるミニ・アルバム。シンセなどを取り入れたサウンドに挑戦したり、フロントマンのジンジャー以外がメイン・ヴォーカルを担当したりと、趣向を凝らした意欲作となっている。
相次ぐ解散、活動休止、メンバー・チェンジ騒動でも惹き付ける、89年結成の英国産4人組が放つ11作目。本作ではアレンジの幅広さが特徴的と言えそうだが、ハード&ヘヴィなロックンロールは相変わらず。ファンの期待に応えるマテリアルを満載。納得の一枚だ。
ジンジャー率いる英国産人気ハード・ロック/ポップ・パンク・バンドの初のカヴァー・アルバム。ヘルメット、フガジ、ソウル・アサイラムといったメジャーなバンドから、日本では知られていないバンドまで、彼ら流にカヴァーされている。
度重なる活動停止を乗り越え、新たに元エイメンのベーシスト、スコットが参加した復活作。ハーモニーを利かせた彼ららしいハード・ポップな楽曲と、ハードコア/メタルを取り入れた楽曲が並び、新生ワイルドハーツを印象づける作品となっている。
ゴキゲンでちょっとおバカでハッピーなロックンロール・サウンドが人気のワイルドハーツのライヴ録音盤。彼らの真髄であるアグレッシヴで生々しいライヴの臨場感が堪能できる。
ロック界随一の離合集散バンドとイヤミを言いたくなることもあったが、6年ぶりのアルバムですべてはチャラに。1作目発売時のメンバーが揃ったこともあるのだろう。一発目の音が鳴った瞬間からハード・ポップなロックンロールが転がりだし、新鮮な空気が満ちあふれている。
分裂と解散を繰り返してきた英国産パンク/ロックンロール・バンドの復活作……ってこれで何度目の再結成ですか? とはいえ、今回はオリジナルの布陣が再結集したワケで、キャッチーなのにパワフルな安心印の佳曲が満載。もはやファンはついて行くのみ?