制作・出演 : シューベルト
内藤孝敏によるノイズリダクション方式によるSP盤からの復刻シリーズ第8巻。ここでは、シューベルト歌曲集となっている。なかでも「魔王」は8人の歌手たちの競演が聴け、これだけでも非常に面白い。
往年の名歌手たちのSP盤からの復刻シリーズの第9巻。内藤孝敏によるノイズリダクション方式による復刻だ。シューベルト、J.シュトラウスに加え、シベリウスらも収録している。個性豊かな歌手たちの競演が楽しめる。
制作・出演
ゲオルク・ヘルトナーゲル / シューベルト / スヴャトスラフ・リヒテル / ドミトリ・シェバーリン / ボロディン弦楽四重奏団団員 / ミハイル・コペルマン / ヴァレンティン・ベルリンスキースヴャトスラフ・リヒテルと旧ソ連の名門ボロディンSQとが組んだ、「ます」の名演のひとつ。リヒテルによる透明度が高く躍動感に富んだピアノに、ボロディンSQが絶妙に絡み、ほど良い緊張感を作り上げている。
ルービンシュタイン、シェリング、フルニエという一時代を画した巨匠3人が円熟期に録音した歴史的名盤。ドイツ・ロマン派の傑作を、ほかでは味わうことのできない唯一無比の演奏で堪能できる贅沢な3枚組だ。
トリオとしては2枚目のアルバム。「鱒」の方は、同じくチェコ・ナショナル響の二人の首席奏者が参加している。音色の均質さやバランス、アンサンブルの緊密さ、躍動的で切れの良いリズム感などは素晴らしい。幾分硬めのくすんだ響きで、過度な感情移入を排し、純粋に音楽美を作り出している。
“シューベルト弾き”、アンドラーシュ・シフの若き日の魅力が存分に味わえる、美しいアルバム。シューベルトの流麗なメロディを優しくロマンティックに歌いながらも、その甘ったるさには流れない演奏だ。
制作・出演
ウィーン室内管弦楽団員 / ゲオルク・ハマン / シューベルト / ジェームズ・マーティン・ラッポート / ターマシュ・ヴァルガ / パイヴィ・リッサネン / フィリップ・アントルモン / ルートヴィッヒ・ミュラー / ヴェスナ・スタンコヴィッツ発売元
キングレコード株式会社フランス生まれでありながら、ウィーンを代表するピアニスト・指揮者となったアントルモンと、これまたウィーンを代表するアンサンブルとの共演。明快で軽やかな美演がここに。
デンオンやスプラフォンなどの代表的名盤をBlu-specCD化したシリーズ。ヴァレリー・アファナシエフによるシューベルトのピアノ・ソナタを収録する。悲壮感を押し出した21番はシューベルトの美しさが際立っている。
亡くなる1年ほど前に、自宅のスタジオで収録した、グルダ最後の録音をHQCD化。同郷のシューベルトとJ.シュトラウスに思いを寄せたアルバムとなっている。親密で、しみじみとしたグルダのモノローグ。
現役の指揮者がソナタを出すのは異例のことであろう。演奏を聴くと、何故この人が出そうとしたかがよくわかる。特にシューベルト、テンポを遅くとり、たいへんに繊細に気持ちを込めぬいて弾いている。個性的だ。ベルクも切れ味よりは抒情性を大切にした演奏。
ミュンヘン・フィルとのライヴ録音の2週間後に行なわれたシューベルト『ザ・グレイト』。ファンの間では名演の誉れ高い名盤である。マスターからのCD化で、音質が良いのがファンには二重の喜びだろう。
クラシックの宗教曲や声楽曲を中心に、美しい声によるハーモニーを集めた2枚組のコンピ盤。“究極の癒しは人の声”をキーワードに現代人の心に染みる静謐なる声の世界を楽しむことができる。
スウィトナー&N響の70年代前半の録音。壮年期のスウィトナーがエネルギッシュでスケールの大きな演奏を繰り広げる。シューベルトにふさわしいしっかりとした歌も聴ける。ただしライヴゆえ、オーボエなどいささか不安定に感じられるパートもある。
ルプーのシューベルトのなかでもこの即興曲は、彼の美質である繊細で透明感あふれる演奏が最大限発揮されていて評価も高い。ルプーの代表的録音にして、いまだにこの曲の代表盤のひとつでもある。