制作・出演 : シューマン
シューマン:交響曲第4番 他シューマン:交響曲第4番 他
交響曲はフルトヴェングラーの残した名演として昔から有名な演奏。確かに濃厚な幻想味と劇性を強調する巧みさは、この指揮者ならではの手腕である。いつものように、燃えつきて何が何だかわからなくなる所がないのも助かる。オケの弾きっぷりも格別。
シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」
クーベリック2度目の全集からの2曲。オーケストラの持つ渋く落ち着きのある響きが非常に魅力的だし、クーベリックの格調高い指揮ぶりも注目すべきだ。木管楽器群は特に美しく、それだけでも聴く価値があると言えよう。なお、弦楽器は昔の配置で右に第2vnがきている。
シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲
痛めた右手の治療を続けつつ指揮活動と左手ピアノの作品の「弾き振り」で活躍しているフライシャーが、右手の故障が起こる前に録音したこの演奏は、豪快でエネルギッシュであると同時に、セルの格調高い指揮を得て、ゆるぎない構築性もが光る快演である。