制作・出演 : シューマン
シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」シューマン:交響曲第1番「春」 交響曲第3番「ライン」
クーベリック2度目の全集からの2曲。オーケストラの持つ渋く落ち着きのある響きが非常に魅力的だし、クーベリックの格調高い指揮ぶりも注目すべきだ。木管楽器群は特に美しく、それだけでも聴く価値があると言えよう。なお、弦楽器は昔の配置で右に第2vnがきている。
シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲シューマン&グリーグ:ピアノ協奏曲
痛めた右手の治療を続けつつ指揮活動と左手ピアノの作品の「弾き振り」で活躍しているフライシャーが、右手の故障が起こる前に録音したこの演奏は、豪快でエネルギッシュであると同時に、セルの格調高い指揮を得て、ゆるぎない構築性もが光る快演である。
センプリーチェ/仲道祐子センプリーチェ/仲道祐子
86年以来、ドイツに学び、シルデ氏のもとで研鑚を重ねてきた仲道祐子のデビューCD。これからの活躍が期待される大型新人だ。本人も仕上がりには満足というこの演奏は、自然な音楽の流れのなかに、きめこまかなピアニズムと表情豊かな歌を聴かせる。