制作・出演 : ジェイ・レオンハート
人気ピアニスト、エディ・ヒギンズの“ロマンス四部作”の第2弾。ヒギンズはキャリア50周年だそうで、その集大成ともいえるヴィーナスのシリーズだ。ラブ・ソングの名曲ばかり、スウィングしながらの美しいタッチがジャンルを超えて多くの人々に聴かれるだろう。
不思議なほど日本で高い人気を誇るヒギンズだが、この作品を聴けば理由はよくわかる。穏やかなタッチが哀愁を帯びて、テーマ・メロディにしてもソロ・フレーズにしても、実にウォームな響きを感じさせるからだ。日本人向け作品の成功例である。
ピアニスト、ビル・チャーラップ率いるニューヨーク・トリオはこれまでエリントンやコール・ポーター曲集を発表しており、これはそれらに続くリチャード・ロジャース曲集。品のいいトリオだ。「マイ・ファニー・バレンタイン」は意表をついた超スロー・テンポ。
キュートな弾き語りで有名なベテラン歌手、ディアリーのオリジナル・クリスマス・ソング集。軽くてお洒落な楽曲が並ぶが、とても丁寧に歌ってくれるタイトル曲やイントロのギターが印象的な(2)、チャーミングに囁きかけるような(5)などなど。どこから聴いても楽しめるソング集。
エディ・ヒギンズとスコット・ハミルトンのゴールデン・コンビによる第3弾。「マイ・ファニー・バレンタイン」「スターダスト」など、誰もが知っているスタンダードが満載で、リラックスした中にも、スリリングな感覚が冴える逸品だ。
前作『星へのきざはし』のヒットに続く、ビル・チャーラップ率いるジャズ・ピアノ・トリオ、ニューヨーク・トリオのアルバムは、魅力的なメロディ・ラインを持つコール・ポーターの作品集。
大御所ピアニスト、ケニー・バロンをフィーチャーした、正統派ピアノ・トリオによるスタンダード集。リラックスした雰囲気の中で、歌心に溢れたプレイを展開している。
1940年代に現れたときはまだ少女だった天才ジャズ・ピアニスト、バーバラ・キャロルが、現在のレギュラー・トリオでレコーディングした最高傑作。アメリカン・スタンダードが新たな魅力で甦る。