制作・出演 : ジョージ・セル
ロシアを代表する巨匠、プロコフィエフの絶頂期に書かれた交響曲第5番と、ピアノ協奏曲の中で最も親しまれている第3番。2作品ともに日本初CD化だ。ピアノはゲイリー・グラフマン。
セルが親交を結んでいたウォルトンの2作品を収録。アメリカでの初演もセルがつとめたゆかりの深い作品だ。敬愛する同世代の作曲家の作品を、セルが楽しんで演奏する姿が伝わってくる。
世界初CD化のバーバーとW.シューマンの他、プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第1番」も収録。ソリストはピアノのジョン・ブラウニングとゲイリー・グラフマン、チェロのレナード・ローズ。
ジョージ・セルが46年から手塩にかけて一流オーケストラに育て上げたクリーヴランド管弦楽団との名演が、マスター・サウンドDSDマスタリングで蘇る。没後30周年特別企画。
「アルジェのイタリア女」をはじめ、19世紀イタリアの、流麗なるオペラの天才ロッシーニの序曲が中心。すべて日本初CD化で、「どろぼうかささぎ」序曲ほか3曲は世界初CD化となる。
シューベルトの最後の交響曲とされる大作「ザ・グレート」と、セル晩年の67年の録音で世界初CD化の曲を含む「ロザムンデ」。厳格な古典主義者セルによって磨き上げられた演奏が光る。
シェイクスピアの戯曲を原作とする代表作「夏の夜の夢」と、南国イタリアの情緒に興を得て書かれた「イタリア」。セルによるメンデルスゾーンは、虚飾を排しながら美しさに満ちている。
シューマンの交響曲の中で、特に人気が高いのが、明るく清新な「春」と、ライン地方の情緒にかきたてられた「ライン」だ。ほかに、世界初CD化となる「マンフレッド」序曲も収録された。
幅広いレパートリーを誇っていたセルだが、ドイツ古典〜ロマン派は得意分野の一つだった。セルの演奏が円熟味を増したといわれる晩年、68年の、ワーグナーの超大作楽劇の名演から抜粋。
19世紀ウィーンの華麗なるワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世と、その弟ヨゼフの作品集。ウィンナ・ワルツの名曲を、透明でバランスのとれたクリーヴランド管弦楽団の演奏で楽しめる。
古典派とならんで、民族色の強い作品もセルは得意とした。チェコ音楽の父といわれるスメタナと、彼と並んで同国を代表するドヴォルザークという組み合わせで、その持ち味を堪能できる。