制作・出演 : ストラトヴァリウス
フィンランド発メロディック・メタル・バンドの通算13枚目となるオリジナル・アルバム。新体制の下発表された前作『ポラリス』(2009年)に続き、本作でもモンスター・バンドの貫録十分。流出でる哀愁の美メロと炸裂する音の洪水に身を委ねるべし。
フィンランドのヘヴィ・メタル・バンド、ストラトヴァリウスの通算12枚目となるアルバム。メイン・コンポーザーだったギタリスト、ティモ・トルキの脱退という危機を乗り越えて生まれた意欲作だ。
フィンランド出身の大御所メロディック・メタル・バンド、ストラトヴァリウスの通算11枚目のアルバム。バンド名を冠にした本作、今まで以上の美メロに加え、新しい要素も聴ける入魂の1枚だ。
フィンランドの様式美メタルの大御所による2部構成作の後半だ。地球と人間の感情の折り合いをテーマにしたコンセプト作だが、スケール感は今一歩。曲単位だと及第点だが、2部構成にするほどには……。バンドの意欲がカラ回りしているのが惜しい。
大作アルバム『エレメンツ』の後編となる『エレメンツ・パート2』からの先行シングル・カットはメロディックなメタル・チューン。ライヴ音源も収録している。
97年にリリースされた通算6作目のアルバム。ライヴでの重要曲「ブラック・ダイアモンド」「フォエヴァー・フリー」などを収録している。「ウィ・ホールド・ザ・キー」のライヴを追加した限定盤。
新曲、カヴァー(ジューダス・プリースト、レインボーほか)、過去のボーナス・トラック(日本未発表曲あり)、ライヴ(パリ公演)を収録したファンには嬉しいスペシャル企画アルバム。
88年にデビューしたストラトヴァリウスのベスト・アルバム。選曲は音楽誌『BURRN』でお馴染みの藤本氏が担当している。7月に来日が決定しているため、予習するのにお薦めの1枚。
ジャンル
イングウェイ・マルムスティーンとともに様式美ギタリストの看板を担うティモ・トルキ率いる彼らの最新作は今までになくキャッチーな内容。ギターは脇役でヴォーカル曲に重点をおいたことによりコンパクトな構成となり、それが彼ら流のポップ色を生んだ。一皮むけた快作。
いきなり10分を超える表題曲で幕を開けるという大胆さの通算第7作。いわゆる正統派ヘヴィ・メタルの作品としては最高レベルに近いスケール感と完成度を誇っているが、問題はこの作品にバンドのカリスマ性と品格がどれだけ追いつけるかだろう。