制作・出演 : セルゲイ・プロコフィエフ
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2・3・5・9番プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2・3・5・9番
ブロンフマンのよるプロコフィエフのピアノ・ソナタ9曲の録音がこれで完結。相変わらず見事なタッチで弾き進むが、以前よりも余裕が感じられ落ち着いた演奏になった。勢いとスリルから成熟へ、というところだが、それならばこの一本調子も何とかしないと。
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番,第2番プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番,第2番
ロシア出身の2人の俊英による初共演。充実した響きを持つ2人が多少の荒れをもろともせず、グイグイと激しく弾き込む大熱演を見せる。その強烈なぶつかり合いこそ、この演奏にみなぎる緊迫感の根源。特に速いパッセージのたたみ掛けるような表現が見事。
プロコフィエフ:ピーターと狼プロコフィエフ:ピーターと狼
まるで学校の音楽の授業の教材用という選曲。要するにオーケストラ入門なのだ。手元にスコアを置いて聴くにはもってこいだろう。演奏者も断る必要がないほど一流の人たち。50年代の録音はヒスが少し気になるが。