制作・出演 : チャイコフスキー
制作・出演
AnnaHeygster / FriederNockur / GabrielaIjac / KeikoKakuma=Hulverscheidt / LiviuMarianNeagu-Gruber / NikolaiMintchev / チャイコフスキー / ヴッパータール交響楽団 / 上岡敏之発売元
日本コロムビア株式会社2007年の初来日直前のライヴ録音で、来日時の演奏と相俟って上岡敏之への注目度が一気に上がった。演奏はオーソドックスでストレート、推進力にあふれた爽快なチャイコフスキーを聴かせている。
チョン・キョンファを中心に、姉のミュンファ、弟のミュンフンの3姉弟による、新旧ピアノ三重奏の名作のカプリング。どっしりとしたミュンフンのピアノと、阿吽の呼吸のミュンファに支えられ、キョンファのヴァイオリンが歌う。
読売新聞のポータルウェブサイト“yorimo”内のヨリドリランキングで投票数が多かった有名クラシック曲を収録したコンピレーション。コミック、CM、映画、フィギュアスケートなどで使用された、話題の楽曲が満載だ。
制作・出演
アンドレアス・シュミット / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / サイトウ・キネン・オーケストラ / チャイコフスキー / パリ管弦楽団 / フランス国立管弦楽団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ボストン交響楽団 / 小澤征爾小澤征爾が自ら選曲し、2003年にフィリップスから発表した子供向けクラシック・コンピレーションを、デッカ・ロゴで再発。小澤が世界の一流オーケストラを振った、子供たちへのこのうえない贈りものだ。
家族で楽しめるクラシックをコンセプトに編まれた“クラシック・カフェ”シリーズの、“希代のメロディ・メイカー”チャイコフスキー編。メロディの美しさはもちろん、ちょっと憂いを含んだところも日本人の心情にぴたりとおさまる。演奏も一流だ。
「悲愴」は、2種あるゲルギエフの録音のうち最初に録られたもの。「悲愴」というタイトルに表された文学的表現を追求したかのような、濃密なロマンティシズムに彩られた熱演で話題になった。「ロメオ」も同様に濃密さが際立った演奏だ。
「くるみ割り人形」が初演された、文字どおり“本場”の演奏だ。ゲルギエフがダイナミズムと抒情性、さらに次々と繰り出される美しいメロディをチャーミングに描き分けていて、この曲の魅力をたっぷりと伝えている。
レーピンがゲルギエフと初めて共演した演奏会のライヴ録音。ミヤスコフスキーは20世紀前半に活躍したソ連の作曲家で、この作品は完全に後期ロマン派の作風だ。どちらもレーピンの上手さが光っている。
“寄せ集め”が時として存外の掘り出し物に化ける場合がある。本盤はまさにそれだ。カラヤンの「時の踊り」やプレヴィンの「ロミオとジュリエット」に目が輝き、ウォルトン作曲「ファサード」やサリヴァン作曲「パイナップル・ポール」など珍品に胸が躍る。価格も2枚組で1,980円とは手ごろ。
これら2作から想起される豪壮華麗や圧巻白熱といった直情的イメージとは間合いを置き、発止と魅せる部分はそれはそれ、細部の響きに冷静に耳を働かせて背後に漂うリリシズムを掬い取って清新。独奏部分など協奏曲であることを忘れるほどシンと引き寄せられる。
ソ連を追われアメリカに定住した翌年に一気に録音したチャイコフスキー交響曲全集からの一枚。“指揮者ロストロポーヴィチ”の魅力が凝縮されたような、ダイナミックで濃密な表現にあふれている。
アメリカに移住した翌年の演奏で、故郷への想いと相俟ってか、チャイコフスキーは強い感情移入を感じさせる。ロンドン・フィルもそれをよく感受し、ロストロポーヴィチの思いの丈を表出させた劇的な演奏を繰り広げている。
デュ・プレがバレンボイム、ズーカーマンと組んだ、1972年のテル・アヴィヴでのライヴの放送用録音。モノラル録音で最良の録音状態ではないが、若き3人の熱気がストレートに伝わる、スケールの大きな白熱した演奏が素晴らしい。一聴の価値大だ。