制作・出演 : ナタリー・シュトゥッツマン
声楽を学ぶ学生が必ず使用する教材“Arie Antiche(古典イタリア・アリア集)”に 収められている楽曲のオリジナル版(楽器伴奏編)を、声楽界の至宝・指揮者としても活躍の場を 拡げるナタリー・シュトゥッツマンが自身の室内オーケストラと共に演奏収録(※世界初企画)
制作・出演
コレット / サビーヌ・ドゥヴィエル / ナタリー・シュトゥッツマン / フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 / フランス放送フィルハーモニー管弦楽団&合唱団 / ミッコ・フランク / ラヴェルシューマンは、シュトゥッツマンが録音最初期から選んでいた作曲家。当セットは、90年代にRCAに残したその集成である。音程の確かさ、高低間の声のムラのなさなどテクニカルな美点は言わずもがな。温かく深い美声で歌い紡がれるシューマンへの共感が素晴らしい。寄り添うピアノも繊細の極み。必携。★
小澤征爾と、サイトウ・キネン・オーケストラによるマーラーの交響曲チクルス第1弾となったアルバムです。かつて80年代に、小澤は当時の手兵ボストン交響楽団とともにマーラーの交響曲全集を完成させており、マーラーのスペシャリストとしての呼び声も高い指揮者ですが、今回のオーケストラは世界中の名手を集めたサイトウ・キネン・オーケストラ、各所ですばらしいソロが繰り広げられ、またアンサンブルも臨時編成とは思えない素晴らしさを感じさせます。
深々とした低音から美しい高音まで、多彩な表情を作り出すシュトゥッツマンの声が、フォーレの洗練された歌曲の世界からドラマを引き出している。20代後半の録音とは思えない成熟した味わいを持っている。
制作・出演
クリスティアン・ゲルハーヘル / シビッラ・ルーベンス / ジェームズ・テイラー / ナタリー・シュトゥッツマン / ヘルベルト・ブロムシュテット / メンデルスゾーン / ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団コントラルトのナタリー・シュトゥッツマンが「冬の旅」に挑戦。彼女は、エキセントリックになることなく、深みのある声で優しくゆったりと歌い上げる。まるで寒くて辛い冬の旅の途中で暖に巡り会ったような気分だ。ユニークな「冬の旅」といえよう。
シュトゥッツマンほどショーソンの魅惑に満ちた世界、とりわけメーテルリンク歌曲に漂う憂愁に適した声を持つアルトはいない。時としてシューマンを思い起こさせる濃厚な表情が顔を出すが、彼女の淡々とした語り口は我々を至福の時へと誘ってくれる。