制作・出演 : バンベルク交響楽団
最高の音で楽しむために!
80年代半ばの録音。プレートルはビゼーの作品を自在に楽しんでいる。交響曲で小粋な演奏を披露したかと思うと、「カルメン」ではノリの良い演奏を展開。「アルルの女」では味わい深い演奏が聴ける。バンベルク響(特に木管楽器)は素朴な音色が魅力的だ。
制作・出演
アラン・タイトス / アーヴィン・ゲージ / カール・ハウプトマン / クルト・アイヒホルン / バイエルン放送合唱団 / バンベルク交響楽団 / ホルスト・シュタイン / ミュンヘン放送管弦楽団 / モーツァルト / ルチア・ポップスロヴァキア出身の名歌手ポップ。コロラトゥーラから次第にリリコへと変貌し、深みのある歌唱を聴かせるようになった80年代後半から91年の録音である。どれも見事な歌唱だが、懐かしい舞台姿が目に浮かぶシュトラウスのアリア集がひときわ光彩を放つ。
ヴィドール:オルガン交響曲6番、オルガンと管弦楽のためのシンフォニア・サクラ シュミット、ショーヨム&バンベルク交響楽団 「オルガンのための交響曲」がよく知られているヴィドールですが、彼は「オルガンと管弦楽のための作品」もいくつか残しています。父がオルガニスト、祖父がオルガン建造職人という、まさに「オルガニストになるために生まれてきた」と言っても過言ではないヴィドールは、迷うことなくその生涯をオルガンのために捧げたと言えるでしょう。パリのサン・シュルピス教会で65年間オルガニストを務める傍ら、パリ音楽院でオルガンと作曲の指導にあたり、マルセル・デュプレなど才能ある音楽家を多数育てあげました。 ここに収録された2つの作品は、まさに天上の響きを有した壮麗なもの。簡潔な書法と、あえて複雑さを避けた対位法は、曲に清冽な響きをもたらしています。SACDハイブリッド盤の特性をいかした、余裕のある音響は、この豊かな響きを余すことなく捉えることにも成功しました。(ナクソス) 【収録情報】 ヴィドール: ・オルガン交響曲6番 Op.42-2 ・オルガンとオーケストラのためのシンフォニア・サクラ Op.81 クリスティアン・シュミット(オルガン) バンベルク交響楽団 シュテファン・ショーヨム(指揮) 録音時期:2008年 録音場所:バンベルク、コンツェルトハレ、ヨゼフ・カイルベルト・ザール 録音方式:デジタル(セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND Powered by HMV
発売元
日本コロムビア株式会社ホーレンシュタインが50代で残したモノラル録音。陶酔感や耽美的雰囲気は排除され、感情のたぎりをぶちまけたような苛烈さが横溢。その生々しい緊迫感に圧倒される。終楽章はギリギリまで重圧感を引き摺ることで、最後の安息感がより引き立つという寸法だ。“亡き児”でのフォスターの底光りする歌唱も見事。
ホルスト・シュタインが首席指揮者(96年以降は終身名誉指揮者)を務めたバンベルク響と残したブラームスの交響曲全集。シュタインのゆったりとしたテンポと微妙なニュアンス。バンベルク響の素朴な音色。まさに“本場のブラームス”というべきか。
シュタインが得意としていたドイツ・ロマン派の王道、ブラームスの交響曲全集からの一枚。シュタイン70歳記念で発売された作品の久しぶりの再発となった。バンベルク響とのコンビで披露された、ドイツの伝統に根ざした堂々としたブラームスだ。
ドイツ音楽を主要なレパートリーとしていたカイルベルトのベートーヴェンは、かつてのドイツ人のベートーヴェン観をストレートに表わしている。素朴で堅固だが、滋味深いベートーヴェンだ。
戦後、カイルベルトの下に結集したバンベルク響を振ってのモーツァルト。ウィーンのモーツァルトとは異なり、幾分武骨で重厚だが、モーツァルトの作り出した響きを過不足なく響かせている。無駄のないモーツァルトだ。
最高の音で楽しむために!
ドイツ的なドヴォルザークのひとつの典型が聴ける一枚。非常に重厚でボヘミアのアクセントが希薄になっているものの、ドヴォルザークの根っこにある“ドイツ的なるもの”がはっきりと表われていて興味深い。
制作・出演
イシュトヴァン・ケルテス / ウィーン交響楽団 / ウィーン楽友協会合唱団 / エディット・ガブリー / オットー・ヴィーナー / バンベルク交響楽団 / ヒルデ・レッスル=マイダン / モーツァルト / ヴァルデマール・クメント発売元
日本コロムビア株式会社制作・出演
イシュトヴァン・ケルテス / ウルリヒ・コッホ / ケルテス / ハンス・ベア / バンベルク交響楽団 / ペーター・シュヴァルツ / モーツァルト / ラウテンバッハー / ヴィンフリート・リーバーマン発売元
日本コロムビア株式会社世界初CD化。ハイドンもその温かくアットホームな雰囲気が素晴らしいが、モーツァルトはさらに美しい。テンポは非常に小気味よく、二人の独奏者ともに明るく瑞々しい音色がいっぱい。オーケストラの新鮮な響きも印象深い。とびきりの掘り出しもの。