制作・出演 : バーミンガム市交響楽団
制作・出演
サイモン・キーンリーサイド / サイモン・ラトル / ジョナサン・カーク / ニーチェ / バーミンガム市交響楽団 / バーミンガム市交響楽団ユース・コーラス / バーミンガム市交響楽団合唱団 / ビルギット・レンマート / フィリップ・ハリソン / マーラーラトルとバーミンガム市響とによるマーラー・シリーズの終盤の録音。第8番同様に、第3番も彼らのマーラー解釈の集大成的な演奏となっている。歌曲もまた実に表情豊かで、成熟した演奏を聴かせている。
制作・出演
ウラディーミル・アシュケナージ / サカリ・オラモ / チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 / ニコラ・アンゲリッシュ / バーミンガム市交響楽団 / フィリップ・モル / ボリス・ベレゾフスキー / ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン / 諏訪内晶子96年以降2008年までの音源から10曲をセレクトしたベスト盤。何より新譜のベートーヴェンの「ヴァイオリン・ソナタ第9番」の第1楽章が聴けるのがうれしい。ヴァイオリン名品集としても使えるうえに、諏訪内の演奏家としての熟成の軌跡も把握できるのも良い。
ラトルがバーミンガム市響と最も充実した演奏を繰り広げていたころの録音で、このころから録音面でレパートリーの広がりをみせてきた。超有名曲を取り上げているが、豊かな感興に満ちた演奏を聴かせている。
20世紀前半の作品を積極的に録音していたころのもので、ストラヴィンスキーの3大バレエでは、最初に録音されたのが、この「ペトルーシュカ」。3楽章の交響曲も必聴の仕上がり。
制作・出演
アロイス・コンタルスキー他 / オリヴィエ・メシアン / サイモン・ラトル / サシュコ・ガヴリーロフ / ジークフリート・パルム / トリスタン・ミュレイユ / ハンス・ダインツァー / バーミンガム市交響楽団 / ピーター・ドノホー十種以上ある「トゥーランガリラ交響曲」は、いずれも個性的で優れた演奏揃いだが、若きラトルの録音も、この曲の新たな魅力を引き出した秀逸な演奏を聴かせている。「世の終わり……」も有名な録音だ。
抜群の推進を誇った、ラトル30歳後半の快演。バルトークの独特のリズムを、このようにカッコ良くきめられる指揮者は、そうはいない。それに加えて、オーケストラの透明感あるサウンド作りも驚嘆ものだ。
「春の祭典」は、ラトル2度目の録音。鋭いリズム、音量、音色のバランス、ぐいぐいと迫ってくる推進力など、文句なしの出来だ。新古典主義時代の「アポロ」もキリッと締まったタイトな演奏となっている。
フィリップスから移籍のリーラ。協奏曲は冒頭から実に魅惑的な音色で歌い、聴き手をグッと引き寄せる。リズムの切れ、カデンツァの妙技と練り込んだ表情など、また一歩前進した姿がうかがえる。オラモの伴奏も骨太で雰囲気豊かで理想的。ソナタも同等の名演。
オラモ/CBSOによるフォールズ作品集の2作目。英国内でも過小評価されている作曲家の、多彩な様式感と先進性が洗練された演奏表現で示される。ドノホーのソロを含め精緻なアンサンブルでこうした作品の美質を見事に引き出すオラモの力量には感服。
ラトルの後を受け、完全にバーミンガム市響を掌中に収めたオラモの、初のマーラー。バーミンガム市響は、オラモの手によって、ラトル時代とはまた違った輝きをみせ、卓越した演奏解釈が味わえる。