制作・出演 : ビリー・ジョエル
通算11作目のスタジオ・レコーディングとなる89年発表の全米No.1獲得アルバム。フォリナーのミック・ジョーンズをプロデューサーに迎え、原点のロックンロール的なサウンドへと回帰。私小説的な歌詞の世界も彼らしい。
85年に発表された2枚組ベスト・アルバムの続編で、『イノセント・マン』以降から選曲されている。ポップで力強い音と真摯な歌詞という基本姿勢を崩さず、つねに一定水準の曲を発表し続けてきた軌跡だ。
ザ・ハッスルズ、アッティラと不遇のバンド時代を経て、ロサンゼルスでレコーディングされた1971年のソロ・デビュー・アルバム。ブレイク前の22歳のビリーの素朴で初々しい歌声が楽しめる。
初のヒット・ナンバー「ピアノマン」を生んだ1973年の2ndアルバム。初めてゴールド・ディスクを獲得し、ビリー・ジョエルの輝かしいソロ・キャリアの第一歩となった記念碑的なアルバムだ。
初めてホームタウンのNYで録音された1976年の4thアルバム。NYへの愛情、郷愁を感じさせる「ニューヨークの想い」「さよならハリウッド」などの名曲を含む、ビリー自身お気に入りの名盤。
前作の大成功に引き続き、「オネスティ」「マイ・ライフ」「ビッグ・ショット」などのヒットを連発した1978年の6thアルバム。ジャズの要素をアルバム作りに持ち込んでいるのも魅力だ。
通算8作目にして初のライヴ・アルバム。ヒット作『ストレンジャー』以前の初期4作品から選曲されており、ビリーが最も愛し、そっと胸にしまいこんでいた珠玉の名曲たちがステージで蘇る。
ビリー自身が「聴いていて一番楽しいアルバム」と語る、R&Rテイストとライヴ感覚あふれる80年の7thアルバム。初の全米No.1に輝いた「ロックンロールが最高さ」ほかヒット曲を多数収録。
ビリー本人も選曲に参加し、CD一枚に全19曲を収めたベスト盤。『ストレンジャー』からの5曲以外は各作品から満遍なく選ばれ、入門用としても最適な構成となっている。個人的にはやはり70年代の楽曲が懐かしく、親しめる。(17)は日本盤のみ収録。
85年のリリース以降、超ロング・セラーを続けるビリー・ジョエルの定番2枚組ベストが、デジタル・リマスター&2曲のCDエクストラ(本盤用の書き下ろし曲のPVを収録)を加えて再発売。
ビリー・ジョエルが99年12月31日〜1月1日にかけてNYのMSGで行なったコンサートを録音した2枚組ライヴ盤。親しみやすいメロディ・メイカー“ビリー”のベストと呼べる作品。