制作・出演 : フィル・ウッズ
フィル・トークス・ウィズ・クイルフィル・トークス・ウィズ・クイル
ウッズ&クイルは50年代にアルト・サックスという同一楽器で人気を博したグループ。本作は2人の競演盤で、パーカー・イディオムを駆使したプレイでスリリングなバトルを展開。全編ホットで瑞々しい魅力を感じさせる内容となっている。待望のCD化だ。
クール・ウッズクール・ウッズ
いかにもパーカー派らしいウッズの、ハートがこもった切れ味あるアルト・サックスを楽しめる。そして、大西もウッズやカーターという大物相手に健闘。でも、ちょっぴり、こぢんまりとした演奏に感じるところがあった。なぜだろう。筆者の体調のせいかも。
チェイシン・ザ・バードチェイシン・ザ・バード
フィル・ウッズの昨年10月13〜15日NY録音のアルバムが、最新マスタリング・システムにより究極の音質で登場。メンバーはブライアン・リンチ、ビル・チャーラップら。
チェイシン・ザ・バードチェイシン・ザ・バード
ノリのよいビ・バップの精神をチャーリー・パーカーから受け継いだフィル・ウッズ。今作もそのビ・バップを楽しみ、いきなり管楽器の音から始まって、最後まで勢いを落とさない。自作(4)(6)もかっこよく、それぞれのソロも元気がいい。★
スーベニールスーベニール
パーカー派アルト奏者ウッズの本作は、ラテン系のバンドでも活躍するリンチをフロントに迎えた正統派クインテット編成。かつての相棒に捧げた(4)や、偉大なるベニー・カーターのオリジナル曲(3)などをとりあげ、その健在ぶりをしっかり伝えている。