制作・出演 : フェイス・トゥ・フェイス
ハウ・トゥ・ルイン・エヴリシングハウ・トゥ・ルイン・エヴリシング
一年半ぶりの6作目。キャッチーかつアグレッシヴといった持ち味は相変わらずだが、パンク・ロックに回帰した部分が感じられ、さらには中堅どころの懐の深さもうかがわせるゴキゲンな一枚を届けてくれた。見た目の派手さはないが、求心力はかなりのもの。
イグノランス・イズ・ブリスイグノランス・イズ・ブリス
かつてメロコアと一緒にされた彼らも、ここにきて“哀と刹那”を感じるパンク・ロックを披露。だがそれは新機軸ではなく、もともと音のなかにさまざまな要素を隠し込んでいたのだ。本領発揮という感じだが、もっと幅広い表現も可能なはずで、次作への期待もつのる。
スタンダーズ・アンド・プラクティシズスタンダーズ・アンド・プラクティシズ
全曲カヴァー。取り上げたのは80〜90年代のポスト・パンク/ハードコアといえる渋い名曲の数々である。スミス、デュラン・デュランからフガジまで、各バンドへの深い愛情とおのれの深い感情をこめたプレイに感動を抑えられない。嗚呼グレイト。★
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