制作・出演 : ブラック・サバス
全米での人気を揺るぎないものにした全盛期のサバスが、WWAレコーズからリリースした第五作。モダン・テクノロジーに接近し、メンバー自らがシンセサイザーに果敢に挑み、さらにはウィル・マーロンの指揮によるストリングスまでも導入した意欲作。またゲストにイエスのリック・ウェイクマンを迎えたことによりバンドに新たなる"変革"と"進化"をもたらし、マンネリズムを打破した中期の名作。全英4位、全米11位を記録。(1973年発表)
ヒプノシスによる二体のロボットを描いたアートワークに包まれたサバス第7作のスタジオ・アルバムになる本作は、初期のヘヴィ/ドゥームな作風から離れ、より一層シンセやオーケストラを導入、ビル・ワードにヴォーカルを任せた楽曲も収録するなど、問題作となった。本作発表後、わずかの期間ではあるが、オズボーンはバンドを離れた。(1976年発表)
ロニー・ジェイムス・ディオ脱退後、元ディープ・パープルのイアン・ギランがヴォーカリストとして参加したブラック・サバス唯一の作品。ファンの間で賛否両論が巻き起こる中、全英4位を記録。(1983年発表)
イアン・ギランはじめ、アイオミ以外全員が脱退した後、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズがヴォーカリストとして参加。BLACK SABBATH featuring TONY IOMMI名義でリリースされた。(1986年発表)
当時無名のシンガー、トニー・マーティンを迎えての1作目。キーボード・プレイヤーが正式に加わったこともあり、様式美に溢れたドラマティックな方向へ進んだ。ブラック・サバスの隠れ名盤とのの呼び声も高い。(1987年発表)
予約の段階でゴールド・ディスクを獲得した、ブラック・サバスの1971年発表の3rdアルバム。本作でディープ・パープルやレッド・ツェッペリンと並び、イギリスの人気ハード・ロック・バンドとして知られるようになった記念碑的作品だ。
バンドとして全盛期を迎えていた時期に発表された、ブラック・サバスの1972年リリースの4作目アルバム。ヒット・シングル「トゥモローズ・ドリーム」も収録された、彼らの勢いが感じられる一枚。ピアノやメロトロンを導入し、新機軸も打ち出している。
グランジにも影響を与えたといわれる71年発表の3作目。絶好調の時期に作られただけあって、密度の濃い緊張感に満ちている。重いリフを叩きつけるトニー・アイオミのギターや、それに絡むオジー・オズボーンの歌は、これぞヘヴィ・ロックといった感じ。
70年2月13日(金)に、黒魔術のイメージに身を包みセンセーショナルなデビューを飾ったブラック・サバスの記念すべきデビュー・アルバムだ。オジー・オズボーンの歌声にしびれること必至。
長期にわたるアメリカ・ツアーを大成功のうちに終え、ノリにノッていた時期に録音されたサード・アルバムだ。ハード・ロック史上燦然と輝く名作とほまれ高い、71年の作品。
ヴォーカルにトニー・マーティンを迎えた新生サバス第1弾にして14枚目のスタジオ・アルバム。前期サバスに比べて、後期のサウンドは、よりストレートでモダンな魅力をもっている。