制作・出演 : ブラック・フラッグ
ルース・ナットルース・ナット
84年の5作目。微動だにしない岩のような重みと頑固さが漂い、男臭いハードコアが爆発、ハード・ロックの要素もチラつく。カリフォルニアのパンクは彼らから始まったと言っても過言ではないだろう。今頃になって評価されるのは、パンク・ブームの恩恵か?
マイ・ウォーマイ・ウォー
83年に発表されたアメリカン・ハードコアの先駆者的存在のB.フラッグの2nd。今や、西海岸のメロコアといえば、全米に殴り込みをかけるほどの勢いだが、本作を聴いていると彼らが、今日あるメロコアの布石となったことが容易にわかる。重い(7)が特に印象的。
ダメージドダメージド
現ロリンズ・バンドのヘンリー・ロリンズが在籍したブラック・フラッグのファースト(81年発表)。ヴォーカル面でも演奏面でもアレンジ面でも明らかに重厚さに欠けるが、何かに向かってつっ走るこの性急さは逆に今のロリンズにはない味。時代を感じる。
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