制作・出演 : ブラームス
ベートーヴェンを意識しすぎ、20年も構想を温めて発表された最初の交響曲。ビューローにベートーヴェンの第10交響曲と言わしめた、ベートーヴェン的な高揚感とブラームスならではの響きに満ちている。
第1番完成の翌年、わずか3ヵ月ほどで書き上げた作品。“ブラームスの「田園交響曲」”とも呼ばれているが自然描写はなく、温かく伸びやかな雰囲気で、彼の4曲の交響曲の中で最も親しみやすい作品となっている。
ブラームスの特徴の一つである渋くて厚みのある響きで覆われているが、メロディ自体は大変に美しく、第3楽章は映画『さよならをもう一度』で使われて有名になった。重厚で泣かせる「悲劇的序曲」とのカップリングで楽しめる。
ドイツ・ロマン派を代表するヴァイオリン協奏曲。難曲ではあるが、華麗なヴィルトゥオーゾ協奏曲ではなく、厚みのあるオーケストラとがっぷり組んだシンフォニックな協奏曲だというところが、ブラームスらしい。
ブラームスは晩年にクラリネットの曲を4曲も書いているが、この五重奏曲は、もっとも人気が高い傑作。枯淡(こたん)の境地に到達したブラームスらしい味わい深い曲だ。クラリネットの魅力もたっぷりと満喫できる。
小編成オケ、古楽奏法によるブラームス。響きの量感が作る時間のたゆたいや情感の広がりの替わりに、リズムや音の動きの形の変化、厚みに埋もれていた響きの表情や楽器間の関係が明快に浮かび上がる。この曲にこんなにも“音”が! 斬新なアプローチである。
ヴァントの2種類あるブラームスの交響曲全集のうち、晩年のライヴ録音のもの。ドイツの伝統的なブラームス観が色濃く現れている演奏で、堅固な構築、雄大な推進力と、今や聴くことのできなくなった演奏が楽しめる。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤までを厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”シリーズの1枚。知的でクール、なのに熱く心をゆさぶる名手の至芸だ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。完璧な技術・円熟味を兼ね備えたヨーヨー・マ。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。巨匠ルービンシュタインならではのコクの深い演奏。
発売元
日本コロムビア株式会社発売元
日本コロムビア株式会社発売元
キングレコード株式会社ブラームスの室内楽の中では、クラリネット五重奏曲や弦楽六重奏曲などと並んで人気の高い曲。親しみやすく、抒情的で美しい旋律に満ちている。大仰な身振りはないが、誠実で簡潔な演奏が魅力的だ。
制作・出演
アルミン・ウーデ / ギゼラ・ポール / クラウス・ベスラー / ジークフリート・ローレンツ / ディーター・ツェヒルン / バーバラ・ホエネ / ブラームス / ヴォルフ=ディダー・ハウシルド発売元
キングレコード株式会社4声部のソロと4手のピアノ、合唱という珍しい編成の作品だが、ワルツのリズムにのせて比較的素朴さをたたえた美しい曲集だ。本作では、素朴さを残しながらも適度な洗練さも持ち合わせた秀演を繰り広げている。