制作・出演 : ブルックナー
ブルックナー指揮者として日本のファンにその名を知らしめたヨッフムの、2度目となるブルックナー交響曲全集の1枚。若々しい魅力を損なわず、スケールの大きな演奏を聴かせている。
ヨッフムの2度目のブルックナー交響曲全集の中の1枚。ことのほか味わい深い演奏で、宗教曲と見まがうほどの作品として名高い。ドレスデン管のまろやかで渋みのある響きが、崇高さを引き出している。
シカゴ響とブルックナー交響曲全集を完成させているショルティの初となるブルックナー。ショルティ50代の円熟期に差しかかる頃の録音で、ウィーン・フィルの美質を全面に活かした美しい演奏を聴かせている。
絶賛を博しているヴァント/BPO録音の第3弾。老齢に達しながらまるで衰えを知らないヴァントの精密な棒さばきは、ブルックナーの本質を細部まで克明に描き出し、独自の境地に達している。
SA-CDハイブリッド仕様で発表された、ブルックナー交響曲選集からの分売。ヴァントのベルリン・フィルとの初のブルックナー録音で、世界中で絶賛され、ブルックナー指揮者としての名声を世に知らしめた1枚だ。
巨匠ギュンター・ヴァントとベルリン・フィルという最上の組み合わせで、99年11月に行なわれたコンサートのライヴ録音。ヴァントのカリスマぶりがいかんなく発揮された、究極の演奏といえる。
いまは亡き巨匠ヴァントとベルリン・フィルの最後の共演となった2001年のライヴ。ヴァント渾身のタクトに、圧倒的な合奏力で応えるオケの洗練された響き、弾けるような鮮烈さと艶やかな音色で迫るブラスの凄味。永遠に語り継がれるべき名演と言える。
ヴァント演奏芸術の真骨頂として高評を得ている代表録音。SA-CD化のため新たにマルチ収録マスターからリミックス&DSDリマスタリングを経て、楽器音の自然な立ち上がりと広がり、明瞭なイメージなど、音質面でさらなるアドヴァンテージを獲得した。
名前負けしていたようなオケを本物に仕立て直した立役者といえるD.R.デイヴィスの本命シリーズ。既発の第4、第8に加えて、今回第1〜3番が同時発売されたうちの一枚。演奏は第1稿によるもので、若さの輝きと音響の重なり合いが良く整理された美演。
俊英、下野の実質的なデビュー盤。朝比奈によってブルックナーの響きが染みついているオーケストラを、若々しく清心、ていねいで上品な響きにまとめている。やや守りに徹した表現ではあるが、朝比奈とは異なった路線であり、後続への期待もふくらんでくる。