制作・出演 : ベートーヴェン
プレトニョフの来日を記念した、ベートーヴェン交響曲全集からの分売。1フレーズ、1音に至るまで徹底的に考え抜かれ磨き上げられた、新鮮で刺激的な演奏として、大きな話題をさらった作品。一聴の価値大の演奏だ。
制作・出演
アンゲラ・デノケ / ウラディーミル・ミーニン / エンドリク・ヴォトリヒ / ベートーヴェン / マティアス・ゲルネ / マリアンナ・タワソワ / ミハイル・プレトニョフ / モスクワ室内合唱団 / ロシア・ナショナル管弦楽団学校で習うクラシックの名曲を収めるシリーズの高校編。教科書の監修に当たった教師陣が監修しており、ウンチクや主要音楽用語集を満載したブックレットを封入。クラシック入門編としても最適のアルバムとなっている。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
何の気負いも衒いもなく、素直にありのままを音にする。ロマン的な英雄神話もヴィルトゥオーゾ風身振りも捨て、簡潔な響きと物言いで等身大の軽快なベートーヴェンを聴かせる。しかしこれが安手にも平凡にもならずとても清新。全集に期待が持てる。
ヘンデル、バッハのバロック音楽からドビュッシーの近代まで、「エリーゼのために」など多くの人に親しまれているピアノの有名曲を収録。演奏家も超一流のピアニストを揃えた、価値あるアルバムとなっている。
バーンスタインとの全集収録途中でバーンスタインが亡くなり、残りの第1、2番を弾き振りで完成させたツィマーマン。オーケストラとの一体感は強まり、隅々にまでツィマーマンの意図が浸透した名演だ。
ツィマーマンの鋭利な感性が、バーンスタイン&ウィーン・フィルという巨大な海の中で自在に泳ぐかのような演奏だ。面白い「皇帝」のCDはいろいろと出ているが、これほど聴き応えのあるものはなかなかない。
ジンマン、ノリントン路線を踏襲した小型、軽量、快速路線のベートーヴェン。細部の追い込み方はこの二者以上とも言えるもので、なかなかにピリリと辛い。オノフリのような自分勝手でもなく、プレトニョフのような思いつきでもない、真摯な演奏だ。