制作・出演 : ベートーヴェン
幅広い選曲と顔合わせの妙。ずぶり聴き惚れるもよし作品にウンチクを傾けるもよし、楽しみ多様にして満載な2007年のルガーノ音楽祭ライヴ。シューマンなど主役アルゲリッチはため息ものの巧さだが、中南米出身の音楽家たちの一味違うノリと響きの感性も出色だ。★
ポピュラーな「熱情」ソナタを含む中期から、後期の直前、ロマン派音楽的性格を持つ「告別」ソナタまでの5曲を収録。革新的な「熱情」もさることながら、小規模なソナタでのシフの感受性の鋭さが聴きものだ。
音楽的にはまったく正反対の二人が、互いに相手の希有の才能を見抜き、尊敬し続けた。その最初の出会いと共演……それが1957年のコンサートだった。全身全霊で紡ぎ出していく若き日のグールドにカラヤンが触発される……まさに歴史的な演奏となっている。
カラヤン最後の日本公演となった88年のツアーから、5月4日の東京文化会館公演の模様を収録。BPOの驚異的な合奏能力が炸裂する「展覧会の絵」と雄大なスケールで迫るベートーヴェンが味わえる。
制作・出演
BeateWeis / DanielSepec / HannaNebelung / StefanLatzko / TimofeiBekassov / コンスタンツェ・レルプス / ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン / ピョートル・アンデルシェフスキ / ベートーヴェン内奥の微細な響きへの聴き澄ましと巨大に鳴り響く音への驀進。ベートーヴェンが生み出した独自の響きのイマジネーションを、アンデルジェフスキは極限まで突き抜け音化する。騒然と響きがせめぎ合う協奏曲の終楽章。両極が画然と交替するバガテル。快新!★
制作・出演
PeterRijkx / RodrigoBlumenstock / UlrikeHofs / ウルリッヒ・ケーニヒ / ドイツ・カンマーフィル / パーヴォ・ヤルヴィ / ベッティナ・ヴィルト / ベートーヴェンゆったり進行中の全集録音第3集。モダンと古楽器の折衷作をとるヤルヴィたちの演奏は、どちら側の議論も吹き飛ばしてしまう勢いと生命力にあふれて、作品に込められた革新性が、わくわくされられるまでのリアリティで迫る。言葉に尽くせぬ愉悦が広がる。★
発売元
日本コロムビア株式会社制作・出演
ウィーン楽友協会合唱団 / ジョゼ・ヴァン・ダム / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ベートーヴェン / ペーター・シュライアー / ルジャ・バルダーニ全盛期のカラヤン&ベルリン・フィルが79年に来日した際に東京・普門館で繰り広げた感動的な「第九」のライヴが初めてのCD化。トモワ=シントウやシュライアーなど、歌手陣も豪華。
制作・出演
ウィーン楽友協会合唱団 / エリザベート・シュワルツコップ / エルンスト・ヘフリガー / オットー・エーデルマン / カラヤン / フィルハーモニア管弦楽団 / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベートーヴェン / マルガ・ヘフゲンカラヤン最初のベートーヴェン交響曲全集。EMIの名プロデューサー、ウォルター・レッグが創設したフィルハーモニア管との記念すべき録音だ。カラヤンのストレートで覇気漲る演奏が印象的な名演となっている。
分かりやすくクラシックを解説する、入門シリーズ。第4弾となる本作はベートーヴェンを特集。誰でも聴いたことがある名曲揃いの選曲で、ベートーヴェンの凄さが手に取るように分かってしまう。
子供のためのアルバムで、子供向けと親向けの解説が併記されている。しかし、演奏家を見ると、あっと驚く。戦後の日本音楽界を支えてきた錚々たるメンバーが揃っている。田村宏、荒憲一の師弟連弾なども見逃せない。そして皆さん、実に真摯な演奏をしていて感動した。