音楽むすび | 制作・出演 : ボブ・ディラン

制作・出演 : ボブ・ディラン

Shadow KingdomShadow Kingdom

究極の21世紀ヴァージョンを探し求めて “ショー全体をとおして、どの曲も、どの曲も、呆然としてしまうような喜びを与えてくれる。 唯一の不満は、わずか50分で終わってしまうことだ” ローリング・ストーン誌『Shadow Kingdom』は、 ボブ・ディランがこれまでに書き上げ、さまざまに語られてきた名曲群の、まさに究極の21世紀ヴァージョン。 「いつまでも若く」、「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」などのよく知られた曲から、 「クイーン・ジェーン」、「悪意の使者」といった秘宝とも呼ぶべき曲までが収められている。 もともと『Shadow Kingdom』は2021年7月のストリーミング限定フィルム・イベントで公開するために、 それら名曲群に新たな解釈を加えたうえで制作されたものだが、ついにオーディオ・フォーマットで聞けることとなった。 アルバム『Shadow Kingdom』のセットリストは、ディラン自ら選び出した13曲と、 クロージングで使われたインストゥルメンタル「シエラのテーマ」で構成されている。 また、4月に行われた日本ツアーの演奏曲と5曲が重複しており、アレンジは異なるものの興奮が再び蘇る。

ラフ&ロウディ・ウェイズラフ&ロウディ・ウェイズ

ディランがディランであることを証明する。 2016年ノーベル文学賞受賞後、初の新曲による最新作で、オリジナル楽曲によるニュー・アルバムとしては2012年発表の『テンペスト』以来、8年振り! 近年のスタジオ・アルバムとしては、主にフランク・シナトラがレパートリーとしていたグレイト・アメリカン・ソングブックと呼ぶに相応しいカバー作が、3作続いていた。 今作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は昨年末のツアー・バンド・メンバーと録音され、スタジオ・アルバムとして39作目を数える。 タイトルから想起されるのは、アメリカ大衆音楽の元祖的存在であるジミー・ロジャースの1960年発売作『My Rough And Rowdy Ways』。 “カントリーの父“と呼ばれながらも、その枠を大きく飛び越え柔軟性をもって音楽を作り続け、アメリカン・ポップスの先駆者となったジミー。 デビュー前からジミー・ロジャースの歌をカバーしていたディランらしいタイトルとなった。 「アイ・コンテイン・マルチチュード」を冒頭曲に据え、多様な音楽要素を交えながら繰り広げられるディランの歌、10篇。 過去を振り返りながらも普遍的な歌に昇華し混迷する世の中に投げかける。 これは正しく傑作だ。

日本のシングル集日本のシングル集

『日本のシングル集』  日本が愛するディラン、日本を愛するディラン。だから、来日記念盤。 2020年4月に3年振りとなる9度目の日本ツアーが決定。 今回は世界中のファンが羨む日本限定のライヴハウスで開催され、東京と大阪で14公演! 78歳になった今も、ライヴを中心に活動を続ける、今のボブ・ディランを間近で見る絶好のチャンスで、ノーベル文学賞受賞後初の日本ツアーとなる。 その来日を記念した日本独自となる今作は、1965年の日本コロンビア発売シングルから始まり、CBSソニー、移籍したワーナー・パイオニア時代の発売シングルも含んだ、1985年までの約20年間にアナログで発売されたシングル曲をリリース順に収めた商品企画となった。 世界で初めてCDとして商品化されるシングル・ヴァージョンも収められ、ジャケットは来日を祝した日本制作のデザインで、収録のブックレットにはレアな日本コロンビア時代のシングルを始めとして収録の全31曲のジャケット写真を掲載予定。 また、Blu-Spec CD2のフォーマットでの発売となる。

トラヴェリン・スルートラヴェリン・スルー

「ヘイ、ボブ」「ハイ、ジョニー」 俺ら旅の途中だな。 『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』は、ボブ・ディランが1967年から1970年の期間にナッシュヴィルに行った旅の記録。 この旅でディランは67年作『ジョン・ウェズリー・ハーディング』と69年作『ナッシュヴィル・スカイライン』を効率よく、経済的に制作。 ディランはあらかじめ明確な意思を持っていたのか、アウトテイクも正式発表されたテイクとそれほど大きな違いはなかった。 そのため、今回のブートレッグ・シリーズ第15集では同じ曲のテイクをすべて収めるのをやめ、創作過程がわかるテイクや、 歌に対して異なったアプローチを伺わせるテイクだけを収録。1日かけておこなったジョニー・キャッシュとのセッションでも多くのテイクが録音されたが、 2人が一緒にやればどんな音楽が生まれるかを確かめようとしただけで、2人のセッションの真髄は「北国の少女」で頂点に達している。 しかしながらここに収められた他の曲を聴くと、尊敬し合い、同じ音楽基盤を持つボブとジョニーのユニークで特別な人間関係が鮮やかに浮かび上がる。

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