断章〜タイム・アウト・オブ・マインド・セッションズ スタンダード・エディション
関連音楽
60年代の熱狂的なディラン・ブームがやっと落ち着いた時期(70年)に発売された異色作。長々と続く女性コーラスのリフレインではじまる。カントリー曲を歌う時、ボブにしては珍しくしわがれた声ではなく、透明感あるきれいな声が聴けるのが印象的だ。 1991/12/01 発売
ディランがデビューしてから、早くも30周年を迎える。それを祝って昨年、マディソン・スクエア・ガーデンで大規模なコンサートが行なわれ、数々の有名ゲストが出演した。これはその時のライヴで、かつて神童と呼ばれた男の集大成ともいえる壮大な作品群。 1993/09/15 発売
78年、ディランが初めて来日した時の、武道館でのコンサートを収録・構成したライヴ盤。この時の日本公演は、'66年のあのオートバイ事故以来の、12年ぶりのワールド・ツアーに先立つものでもあり、その意味でもこのアルバムは貴重な記録だと言える。8人編成のバンドと3人の女性コーラスを従えて、過去16年間の代表曲を大胆なアレンジでプレイするディランはとても力強い。このライヴ盤を聴いて、「京都の龍安寺の石庭で今もなお鳴り続けている」というディランの「心臓の鼓動」を聴きとれる人は少ないだろうが、このライヴ盤を楽しむことは誰にでも出来る。ディランの他のアルバムと同じように、さまざまなやり方で、自由にーー。 1993/09/22 発売
23年ぶりとなる“グレーテスト・ヒット”シリーズの第3集。73〜90年のアルバムからディラン自身が選曲した13曲に新曲(7)が追加されている。またジャケット・デザインまで関与したという、いかにもディランらしいこだわりがファンにはうれしい。 1994/11/17 発売
昨年の来日時と同じ顔ぶれでの、昨年11月ニューヨーク録音。ディラン名義では未発表だった幻(?)の楽曲の30余年ぶりの録音(5)をはじめ、珍しい楽曲をいくつも取り上げている。彼はいつだって変わりようもなく彼だが、その彼の本質を精製したような内容だ。 1995/05/11 発売
ディランのベスト盤は過去に何枚も発売されているが、このヴァージョンはベーシックなレパートリーをコレクションしたものだ。こうやって聴いてみると、常にディランは尽きぬ創造力を発揮してきたことが分かる。味わい深い名曲揃いだ。 1997/08/06 発売
弾き語りで歌ったDISC-1と対照的に、攻撃的なロック・アンサンブルで押し通すDISC-2が素晴らしい。観客の野次に歌の題名で応酬する伝説的な一瞬だけではない、歌と演奏が圧倒的にいいのだ。33年前のこの録音があれば、ある意味グランジは不要かも。★ 1998/11/06 発売
ボブ・ディランのライヴにおけるパワーがまったく衰えていないことを証明する2枚組EP。個性が強いため敬遠している人も多いかもしれないが、このあたりをきっかけにして去年のグラミー・ウィナーであるディランの魅力に触れてみるのもいいのでは? 1999/01/20 発売
ヨーロッパ・ツアーに合わせて急遽企画されたディランのベスト盤。97年リリースの VOL.1も日本ではかなりの実績であり、入門編としてはこの2枚がぴったりの内容になっている。 2000/06/21 発売
映画『Wonder Boys』のサントラに収録された「シングス・ハヴ・チェンジド」をフィーチャーしたミニ・アルバム。新曲+最新ライヴ収録した、ファン必携のアイテム! 2000/06/21 発売
80年代後半から続けている“ネヴァー・エンディング・ツアー”の模様を収録した日本独自企画のライヴ・コンピレーション盤。2001年春は、ディラン旋風が日本に巻き起こる! 2001/02/28 発売
デビュー40周年、生誕60周年、そして通算50枚目の新作! 傑作『タイム・アウト・オブ・マインド』以来の作品、さらなるネヴァー・エンディング・ツアー敢行と、21世紀もディランから目が離せない! 2001/09/12 発売
ロック・ヒストリーにおける伝説のひとつ、ボブ・ディランの75年のツアー“ローリング・サンダー・レヴュー”の模様がついに完全CD化! こちらはDVD無しの通常盤だが、豪華ブックレット付き。 2002/12/11 発売
実を言えば音楽的な変遷を繰り返してきた人なので、40年におよぶキャリアを有名曲でたどるこういうベスト編集は案外便利。時代および曲によって“音声”を使い分けている、相当な演技者であることもよくわかる。近年またヤル気っぽいのもすごいよね。★ 2003/05/21 発売
社会不安に揺れていた1960年代初頭のアメリカを歌ったボブ・ディラン初期の傑作。「風に吹かれて」「戦争の親玉」などが収録された、この2ndアルバムで、ディランは一躍プロテスト・シンガーとして知られるようになった。 2005/08/24 発売
フォークからフォーク・ロックへ向かう過剰期に制作され、それまでのプロテスト・シンガーのイメージから脱却し、新たな局面を見せた4作目。1964年作品。 2005/08/24 発売
トム・ウィルソンのプロデュースによる5作目で、それまでのフォーク・ソングにロック・サウンドを取り入れ、フォーク・ロックというスタイルを提示した重要作。1965年作品。 2005/08/24 発売
多くのミュージシャンにカヴァーされ続ける「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「追憶のハイウェイ61」を含む、フォーク・ロックの金字塔的な作品で、ボブ・ディランの1960年代を代表する名盤。 2005/08/24 発売
通算7作目のアルバムで、60年代最高のロック・アルバムのひとつ。詩人とロックンローラーというボブ・ディランのふたつの個性が見事に融合し頂点を形成している。1966年作品。 2005/08/24 発売
バイク事故の後、ウッドストックに隠遁し、約2年ぶりに発表した本作は、ナッシュヴィルで録音され、シンプルなアコースティック・サウンドが特徴の味わいあるアルバム。1968年作品。 2005/08/24 発売
カントリー・ミュージックに傾倒し、過去の作品からは想像もつかない美声で歌うという劇的変化が話題を呼んだ通算10作目。メロディアスな佳曲が多いのが特徴だ。1969年作品。 2005/08/24 発売
人気のブートレッグ・シリーズ7集目にあたる本作は、マーティン・スコセッシ監督の同名映画のサントラでもあり、デビュー以前からエレクトリックへと移行していく66年までの重要な時期の貴重な音源ばかりを収録。2枚組28曲中26曲が未発表という超話題作。★ 2005/09/14 発売
バック・バンドとして長らく活動をともにしたザ・バンドとの初のスタジオ・アルバムで、代表曲のひとつとなった「いつまでも若く」をはじめ、息の合った演奏を聴かせる名作だ。1974年作品。 2005/09/21 発売
1975年に発表された、アコースティック・サウンドによる穏やかな印象の傑作。詩の面でもこれまでと一味違う味わい深い作品が多く収録されており、特に「愚かな風」は70年代を代表する1曲となった。 2005/09/21 発売
ローリング・サンダー・レビュー・ツアーの最中に発売され、5週連続全米1位を獲得したベストセラー作。無名に近いミュージシャンをレコーディングに起用し、その荒削りで奔放な演奏をバックに、力強いヴォーカルを披露した1976年作。 2005/09/21 発売
日本、オーストラリア、ニュージーランドを廻ったツアーの後、ディランがバック・メンバーとともにスタジオ入りし、完成させた1978年作品。サックスや女性コーラスに色づけされた、美しいポップ・アルバム。 2005/09/21 発売
再生派キリスト教に入信したディランが、キリスト教と深く関わった1979年作品。ダイア・ストレイツのギタリスト、マーク・ノップラーをゲストに迎えてのタイトな音作りは聴き応え十分。 2005/09/21 発売
宗教色の濃い作品が3作続いた後に、83年に発表された回帰作。マーク・ノップラーの素晴らしいギターもさることながら、スライ&ロビー、ミック・テイラーらの参加により落ち着いた完成度を誇る作品。 2005/09/21 発売
ボブ・ディランの通算44枚目となるオリジナル・アルバム。前作『ラヴ&セフト』以来5年ぶりとなる本作は、前作同様セルフ・プロデュースで、ディランの真髄に触れることができる注目の作品だ。 2006/08/30 発売
1971年に発表された通算2枚目のオリジナル・ベスト盤。1967年の第1弾とダブらない選曲に加え、当時未発表だった曲が6曲も収録されており、ファンにとっても侮れないアイテムだ。 2006/12/20 発売
「風に吹かれて」から「ライク・ア・ローリング・ストーン」まで、ボブ・ディランの原点であり、フォークからフォーク・ロックに進む時代のベスト選曲によるベスト盤。初期の名曲がズラリと並んだ一枚だ。 2006/12/20 発売
1962年に発表された、ボブ・ディランの記念すべきデビュー・アルバム。趣向を凝らした多彩なギター奏法はもちろん、ディランのヴォーカルの表現力の豊かさ、ブルース・シンガーとしての魅力を存分に楽しめる1枚だ。 2006/12/20 発売
ロック界における最重要アーティストの1人、ボブ・ディランの初となるオールタイム・ベスト。緊張感あふれるフォーク・ロック・サウンドと真摯なメッセージ性が、彼の偉大さを十全に伝えている。 2007/10/24 発売
91年に立ち上げられ世界的に高い評価を博しているブートレッグ・シリーズの第8弾。『タイム・アウト・オブ・マインド』や『モダン・タイムズ』などのレコーディング・セッションで生まれた別テイクや未発表音源を多数収録。レア写真が満載の豪華ブックレットも必見だ。 2008/10/22 発売
現時点でのディランの宗教観こそ不明ながら、このクリスマス歌集はいい! デヴィッド・イダルゴのアコが冴えるポルカ調の「マスト・ビー・サンタ」など異色の演奏を交えつつも、本人のだみ声は無心そのもの。この異形のポピュラー・シンガーぶりにあっては、凡百の季節ものなど吹き飛ぶこと請け合い。★ 2009/11/25 発売
ボブ・ディラン通算36作目、3年ぶりの新作スタジオ・アルバム 2014年来日公演を行ない日本全国を感動の渦に巻き込んだボブ・ディランが新作スタジオ・アルバム『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』をリリースする。 ジャック・フロスト(=ボブ・ディラン)がプロデュースを手がけ、10曲からなるこのアルバムは、ボブ・ディランにとって36作目のスタジオ・アルバムであり、 全世界で大絶賛された2012年の『テンペスト』以来のアルバムとなる。ボブ・ディランはこの新作について次のように説明している。 「このアルバムを作ったのは本当に光栄なことだった。すべて一発録りで録音した。曲によっては2テイクくらいはかかったが、オーバーダブも施していなければ ヴォーカル・ブースもヘッドホンも使わず、別々のトラッキングも行なわなかった。そして何よりも、録音されたままの形でミキシングを行なった。 自分ではこれらの曲はどう見てもカヴァーとは思っていない。もう十分カヴァーされてきた曲たちだから。というか、カヴァーされすぎて本質が埋もれてしまった。 私とバンド・メンバーがやっているのは、基本的にそのカヴァーを外す作業だ。本質を墓場から掘り起こして、新たな命を吹き込んだのだ」 <収録内容> 01. I'm A Fool To Want You 02. The Night We Called It A Day 03. Stay With Me 04. Autumn Leaves 05. Why Try to Change Me Now 06. Some Enchanted Evening 07. Full Moon And Empty Arms 08. Where Are You? 09. What'll I Do 10. That Lucky Old Sun 2015/02/04 発売
★仕様/特典 通常盤 ロック界最重要アーティスト・ボブ・ディラン、ブートレッグ・シリーズ第12弾は最重要期、 絶頂期1965〜1966年のレコーディング・セッションが遂に登場! ロックの歴史を変えた『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』『追憶のハイウェイ61』 『ブロンド・オン・ブロンド』の3枚のアルバムの歴史的セッションの全てが遂に明らかになる。 「ライク・ア・ローリング・ストーン」他名曲の数々の未発表ヴァージョン、別テイクやデモ等収録。 【DELUXE EDITION】は限定5000セット6枚組超豪華BOX。110曲収録。前作と同様、 2冊の豪華ハードカヴァー・ブック(豪華写真集+6CD収納)が約7インチサイズの外箱に収納される パッケージ(パッケージのみ輸入)。日本盤ブックレットには英文ブックレット完全翻訳+補足解説+対訳収録。 【STANDARD EDITION】はベストテイクを集めた2枚組。34曲収録。いつものBootleg Series仕様の2枚組 (三方背ボックス/英文ブックレット+日本版ブックレット2冊)。どちらも日本盤のみ高品質BSCD2仕様となる。 2015/11/18 発売
50年の時を経て、遂に真のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴが発売になる。 98年、ブートレッグ・シリーズ第4弾として発売された『ロイヤル・アルバート・ホール』は、 マンチェスターにあるフリー・トレード・センターで録音されたものだったが、 それは60年代末に出回った海賊盤『ロイヤル・アルバート・ホール』の音源元がそうだったため、 それに倣って発売されました。今回発売になるのは1966年にヨーロッパツアーを行っていた際、 最終公演となったロイヤル・アルバート・ホールで5月26,27日に録音された音源が使われる予定。 当時のディランはアコースティックとエレクトリックの2部構成でライヴを行っており、 フォーク信者によるエレクトリック・セットへのブーイングはすさまじく、永らく伝説として語られてきた。 そんな時代のドキュメントととしても価値ある作品が遂に登場する。 2016/11/23 発売
ノーベル文学賞受賞記念!決定版2枚組ベスト(最新リマスター) ノーベル文学賞受賞記念、次世代のディラン・ファンへ入門編オール・タイム・ベスト盤。 約50年間の代表曲・重要曲を 2CD詰め込んだディランの軌跡!ベスト・オブ・ベスト。 これまでのベスト盤の中でも、収録曲文句なし、2013最新リマスター音源を使用した現段階で唯一のベスト盤となる。 ノーベル文学賞受賞を機に、ボブ・ディランの素晴らしい作品を、まだ知らない人々や若い世代に知ってもらう絶好の機会であり、 次世代へボブ・ディランのレガシー(遺産)を受け継いでいくための格好のアイテム。国内盤ブックレットにはそれぞれの曲の詩から “グッとくる”格言のような短いフレーズを歌詞対訳の頭にいれて、カッコよく、わかりやすいディラン像を打ち出していく。 史上最高のロックソング「ライク・ア・ローリング・ストーン」、歴史的プロテスト・ソング「風に吹かれて」、クラプトンやガンズ他 様々なアーティストもカバーした「天国への扉」などの代表曲から 2012年『テンペスト』収録曲まで、ほぼ入るべき曲は入っているベストといえる!高品質Blu-spec CD2仕様。 ・Blu-spec CD2仕様 / 2枚組 / 歌詞・対訳・解説付 2016/12/07 発売
ノーベル文学賞受賞アーティスト、ボブ・ディラン。 4月1日にストックホルムから開始されるワールド・ツアーに合わせて急遽発売される通算38作目となるニュー・スタジオ・アルバム。 2015年『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』と2016年『フォールン・エンジェルズ』に続く、主にフランク・シナトラがレパートリーとしていた グレイト・アメリカン・ソングブックと呼ぶに相応しい作品集となった。クレジットは未だ不明ながら、前作でも見事なエンジニアリングの 手腕を発揮した名匠アル・シュミットが、2016年2月、ハリウッドのキャピトル・スタジオ“スタジオB"で録音したもので、 バック・バンドを務めるのはツアー・メンバーと考えて間違いないだろう。「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」「センチメンタル・ジャーニー」 「スターダスト」と言った定番中の定番を含めた全30曲は、タイトルが付いた各ディスクに10曲毎収録される。2016年は、日本ツアー、 新作と1966年のライヴ作の発表、そしてノーベル賞受賞と未曾有の話題を振りまいたディラン。2017年は、この作品で幕を開ける。 2017/03/31 発売
日本独自企画の来日記念盤! ノーベル文学賞受賞後日本初公演、日本のロック・フェス初参戦となる7月29日のフジロック出演は、 日本通算101回目の公演となるもの。初来日公演から40周年となる記念すべき年に、誰もが願って止まなかった舞台での、 真夏の夜のたった一度だけのライヴを記念する今作は、六十年代初頭のライヴ音源より当時を代表する曲ながら レアな音源をまとめた初CD化多数の特別企画。ディランのキャリアにおいてフォークからエレクトリックへと変遷する、 賛否渦巻いたドラマチックな時期の録音になる。また同時期に残した傑作のスタジオ録音作に対してライヴではどのように演奏したのか、 興味深い内容になってる。ニューヨークやロンドンでの録音に加えニューポートでの録音も収録。いかに時代を経ようとも、 未だに魅力を放つ歌の数々。Blu-spec CD 2のCD2枚組、全29曲を特別価格にて急遽発売! 2018/07/18 発売
「ヘイ、ボブ」「ハイ、ジョニー」 俺ら旅の途中だな。 『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』は、ボブ・ディランが1967年から1970年の期間にナッシュヴィルに行った旅の記録。 この旅でディランは67年作『ジョン・ウェズリー・ハーディング』と69年作『ナッシュヴィル・スカイライン』を効率よく、経済的に制作。 ディランはあらかじめ明確な意思を持っていたのか、アウトテイクも正式発表されたテイクとそれほど大きな違いはなかった。 そのため、今回のブートレッグ・シリーズ第15集では同じ曲のテイクをすべて収めるのをやめ、創作過程がわかるテイクや、 歌に対して異なったアプローチを伺わせるテイクだけを収録。1日かけておこなったジョニー・キャッシュとのセッションでも多くのテイクが録音されたが、 2人が一緒にやればどんな音楽が生まれるかを確かめようとしただけで、2人のセッションの真髄は「北国の少女」で頂点に達している。 しかしながらここに収められた他の曲を聴くと、尊敬し合い、同じ音楽基盤を持つボブとジョニーのユニークで特別な人間関係が鮮やかに浮かび上がる。 2019/11/01 発売
『日本のシングル集』 日本が愛するディラン、日本を愛するディラン。だから、来日記念盤。 2020年4月に3年振りとなる9度目の日本ツアーが決定。 今回は世界中のファンが羨む日本限定のライヴハウスで開催され、東京と大阪で14公演! 78歳になった今も、ライヴを中心に活動を続ける、今のボブ・ディランを間近で見る絶好のチャンスで、ノーベル文学賞受賞後初の日本ツアーとなる。 その来日を記念した日本独自となる今作は、1965年の日本コロンビア発売シングルから始まり、CBSソニー、移籍したワーナー・パイオニア時代の発売シングルも含んだ、1985年までの約20年間にアナログで発売されたシングル曲をリリース順に収めた商品企画となった。 世界で初めてCDとして商品化されるシングル・ヴァージョンも収められ、ジャケットは来日を祝した日本制作のデザインで、収録のブックレットにはレアな日本コロンビア時代のシングルを始めとして収録の全31曲のジャケット写真を掲載予定。 また、Blu-Spec CD2のフォーマットでの発売となる。 2020/03/25 発売
ディランがディランであることを証明する。 2016年ノーベル文学賞受賞後、初の新曲による最新作で、オリジナル楽曲によるニュー・アルバムとしては2012年発表の『テンペスト』以来、8年振り! 近年のスタジオ・アルバムとしては、主にフランク・シナトラがレパートリーとしていたグレイト・アメリカン・ソングブックと呼ぶに相応しいカバー作が、3作続いていた。 今作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は昨年末のツアー・バンド・メンバーと録音され、スタジオ・アルバムとして39作目を数える。 タイトルから想起されるのは、アメリカ大衆音楽の元祖的存在であるジミー・ロジャースの1960年発売作『My Rough And Rowdy Ways』。 “カントリーの父“と呼ばれながらも、その枠を大きく飛び越え柔軟性をもって音楽を作り続け、アメリカン・ポップスの先駆者となったジミー。 デビュー前からジミー・ロジャースの歌をカバーしていたディランらしいタイトルとなった。 「アイ・コンテイン・マルチチュード」を冒頭曲に据え、多様な音楽要素を交えながら繰り広げられるディランの歌、10篇。 過去を振り返りながらも普遍的な歌に昇華し混迷する世の中に投げかける。 これは正しく傑作だ。 2020/07/08 発売
究極の21世紀ヴァージョンを探し求めて “ショー全体をとおして、どの曲も、どの曲も、呆然としてしまうような喜びを与えてくれる。 唯一の不満は、わずか50分で終わってしまうことだ” ローリング・ストーン誌『Shadow Kingdom』は、 ボブ・ディランがこれまでに書き上げ、さまざまに語られてきた名曲群の、まさに究極の21世紀ヴァージョン。 「いつまでも若く」、「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」などのよく知られた曲から、 「クイーン・ジェーン」、「悪意の使者」といった秘宝とも呼ぶべき曲までが収められている。 もともと『Shadow Kingdom』は2021年7月のストリーミング限定フィルム・イベントで公開するために、 それら名曲群に新たな解釈を加えたうえで制作されたものだが、ついにオーディオ・フォーマットで聞けることとなった。 アルバム『Shadow Kingdom』のセットリストは、ディラン自ら選び出した13曲と、 クロージングで使われたインストゥルメンタル「シエラのテーマ」で構成されている。 また、4月に行われた日本ツアーの演奏曲と5曲が重複しており、アレンジは異なるものの興奮が再び蘇る。 2023/06/02 発売