制作・出演 : ミルト・ジャクソン
プロフェット・スピークスプロフェット・スピークス
聴く度に驚かされるのが、この人のブルース感覚だ。まったく衰えていない。本作でも当時売りだし中だったジョシュア・レッドマンを迎え、じつにツボを押さえた安定感のある演奏を聴かせる。マンネリのようでマンネリでない、普遍的な魅力を感じさせるアルバムなのだ。
レヴァレンスレヴァレンス
本作は何とクインシー・ジョーンズの“クエスト”レーベルからのリリースだ。プロデュースはアンドレ・フィッシャー。といってもミルトのスタイルはなんら変わりなく、オーケストラをバックに、スウィンギーなソロを聴かせてくれている。
ビーン・バグズビーン・バグズ
ブルージーなヴァイブ奏者として定評のあるジャクソンが、「ジャズ・テナーの父」と称されるホーキンスと共演した興味深い作品。いわゆる「顔合わせの妙味」が光る1枚だが、ここではお互いの感性を損うことなく、端正な演奏が繰り広げられている。