制作・出演 : モントリオール交響楽団
最高の音で楽しむために!
20世紀音楽の扉を開いたドビュッシーの、精緻で多彩な管弦楽法が駆使された代表作4曲を収録。デュトワが手塩に掛けたモントリオール響の、繊細で洗練された響きの移ろいがたっぷりと味わえる。
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
最高の音で楽しむために!
デュトワ、モントリオールの、意外にも唯一の「幻想交響曲」。耳のいいデュトワが、精妙に構築した「幻想」は、アヘンに犯された脳髄が夢見た奇怪な“幻想”というより、淡く儚い“幻想”という感じ。
ゆったりとしたテンポで、丁寧にリムスキー=コルサコフの精緻なスコアを、織り上げてゆく。デュトワが精魂込めて育て上げたモントリオール響の、緻密で透明なアンサンブルを最大限生かした名演。
デュトワのジャジィな感覚が、見事に現れた演奏として、発売当時話題になった録音。加えて、デュトワとモントリオール響が作り上げる、ビジュアルなイメージを喚起する、見事なドラマを創出している。
制作・出演
アドリアンヌ・ピエチョンカ / ケント・ナガノ / ベートーヴェン / ポール・グリフィス / マクシミリアン・シェル / マリカ・クズマ / モントリオール交響楽団 / モントリオール交響楽団合唱団 / モントリオール響 / リチャード・ロバーツナガノのRCA第1弾。世界初録音である「ザ・ジェネラル」は脚本家グリフィスによって再構成された現代の劇音楽「エグモント」。注目すべき交響曲第5番は最近流行の細身で軽量のスタイル。フレージングにもひと工夫ある。非常に辛口な仕上がりと言える。
日本でのみ発売が許されていた2つの協奏曲が収録された、当時非常な話題を呼んだアルバム。リストでの豪放さ、ラヴェルでのファンタジックな変幻自在さと、アルゲリッチの特質がフルに発揮されている。
プロコフィエフの第3番は2度目の録音、他はこれが初録音となったもの。アルゲリッチのなんともエキサイティングな演奏が素晴らしい。これらの楽曲のベストに上げられる録音だ。デュトワとの緊迫感あるやり取りにも注目。
「威風堂々」は第1番が有名だが、本作には全曲が収録されている。「フォールスタッフ」はファルスタッフのことで、50代後半の作。プレヴィンの指揮はまことに流麗にして、イギリス的な折り目の正しさを保っている。
ショパン・コンクールでの録音を除けば、ともに2度目の録音。閃光のように輝くピアニズムと飛びちるパッションはそのままに、円熟味が加わり一層の凄みを帯びている。デュトワのサポートも絶妙だ。
「パリの喜び」は、オッフェンバックのオペレッタの楽曲を組み合わせ、ロザンタールがバレエ曲に仕立てたもの。グノーは、伝説の美女たちが踊る場面での音楽として有名だ。デュトワの洒落た演奏が光っている。